3Dマッチング
パラメータ説明
モデル設定
- モデル選択
-
パラメータ説明:このパラメータは、ワークライブラリから点群を選択するために使用されます。
調整説明:ワークライブラリ ボタンをクリックして ワークライブラリ を開きます。ワークライブラリで点群モデルを作成した後、ボタン下のドロップダウンリストから選択できます。
パラメータ調整
- パラメータ調整レベル
-
パラメータ説明:表示されるパラメータは、パラメータ調整レベルによって異なります。以下に、異なる調整レベルでのパラメータについて説明します。
オプション:基本、詳細、上級
初期値:基本
基本 レベルのパラメータについては、こちらをクリックしてください。
入出力設定
- 出力タイプ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ステップから出力される情報のタイプを選択するために使用されます。把持位置姿勢または対象物情報を選択可能です。
オプション:把持位置姿勢、対象物中心点
-
把持位置姿勢:ワークの把持位置姿勢と把持位置姿勢の情報を出力します。
-
対象物中心点:ワークの中心点を出力します。
初期値:把持位置姿勢
-
マッチングモード
- マッチングモードを自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、ステップでは 低精度マッチングモード と 高精度マッチングモード は自動的に設定されます。
初期値:有効
- 低精度マッチングモード/高精度マッチングモード
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングモードを設定するために使用されます。マッチングモードを自動的に設定 を使用しない場合、このパラメータを設定する必要があります。
オプション:サーフェスマッチング、エッジマッチング
-
サーフェスマッチング:対象物のサーフェス点群モデルを使用して点群モデルのマッチングを行います。
-
エッジマッチング:対象物のエッジ点群モデルを使用して点群モデルのマッチングを行います。
初期値:サーフェスマッチング
調整アドバイス:このパラメータを調整する際には、ワークの特徴と取得した点群の品質を考慮する必要があります。対象物の表面に明らかな認識可能な特徴がある場合(クランクシャフト、ローターなど)、サーフェスマッチングを推奨しています。この場合、対象物の表面特性を反映した点群モデルを作成する必要があります。対象物が平らで、カメラの視野に明確な固定エッジの特徴がある場合(パネル、トラックリンク、コネクティングロッド、ブレーキディスクなど)、エッジマッチングを推奨しています。この場合、対象物のエッジ特性を反映した点群モデルを作成する必要があります。また、対象物の点群品質がよくない場合は、サーフェスマッチングの使用を推奨します。
-
実行設定
- 実行モード
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングの精度と速度のバランスを設定するために使用されます。精度が高いほど、処理にかかる時間も長くなります。
オプション:高速、標準、高精度
初期値:標準
信頼度設定
- 結果検証レベル
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチング結果を検証する際に適用される厳密さのレベルを選択するために使用されます。
オプション:低、標準、高、超高
初期値:標準
調整アドバイス:通常の場合は 標準 を使用します。シーンの点群とモデル点群の区別が難しい場合は、より高いレベルを選択することができます。
- 信頼度しきい値
-
パラメータ説明:マッチング結果の信頼度がこのしきい値より大きい場合、その結果が有効であると見なされます。信頼度が高いほど、マッチング結果はより正確です。
初期値:0.3000
調整アドバイス:まずはこのパラメータを初期値に設定し、実行結果を確認することを推奨します。誤認識が発生した場合は、このパラメータを適度に高く設定することをお勧めします。見逃しが発生した場合は、適度に低く設定することをお勧めします。
出力
- 出力結果の最大数
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングに成功した場合の出力されるワークの最大数を指定するために使用されます。この値が大きいほど、ステップの実行時間が長くなります。
初期値:10
調整アドバイス:出力結果の最大数を適切に設定し、値を高くしすぎないことを推奨します。
実際に出力される3Dマッチングの認識結果の数は、設定された 出力結果の最大数 と一致しない場合があります。例えば、出力結果の最大数 を5に設定しても3Dマッチングの認識結果が合計で3つしかない場合、実際に出力される結果の数は3になります。 |
可視化設定
- 可視化処理
-
パラメータ説明:「デバッグ結果出力」を有効にすると、選択した可視化項目が「デバッグ結果出力」ウィンドウに表示されます。
オプション:出力結果、信頼度
初期値:出力結果
調整説明:位置姿勢を「デバッグ結果出力」ウィンドウに表示するには、デバッグ結果出力 機能を有効にする必要があります。
- 位置姿勢を表示
-
パラメータ説明:有効にすると、位置姿勢は可視化表示エリアに表示されます。
初期値:有効
詳細 レベルのパラメータについては、こちらをクリックしてください。
入出力設定
- 出力タイプ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ステップから出力される情報のタイプを選択するために使用されます。把持位置姿勢または対象物情報を選択可能です。
オプション:把持位置姿勢、対象物中心点
-
把持位置姿勢:ワークの把持位置姿勢と把持位置姿勢の情報を出力します。
-
対象物中心点:ワークの中心点を出力します。
初期値:把持位置姿勢
-
- 入力タイプ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ステップにモデル点群を入力するかどうかを設定するために使用されます。
オプション:デフォルト、外部モデル
-
デフォルト:ワークライブラリで作成された点群モデルを使用してマッチングを行います。
-
外部モデル:このオプションを選択すると、ステップに入力ポートが追加されます。これはワークの点群モデルと対象物中心点を入力するために使用されます。このオプションを使用するには、ワークライブラリで「マッチングなしで認識」設定フローを使用する必要があります。
初期値:デフォルト
-
マッチングモード
- マッチングモードを自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、ステップでは 低精度マッチングモード と 高精度マッチングモード は自動的に設定されます。
初期値:有効
- 低精度マッチングモード/高精度マッチングモード
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングモードを設定するために使用されます。マッチングモードを自動的に設定 を使用しない場合、このパラメータを設定する必要があります。
オプション:サーフェスマッチング、エッジマッチング
-
サーフェスマッチング:対象物のサーフェス点群モデルを使用して点群モデルのマッチングを行います。
-
エッジマッチング:対象物のエッジ点群モデルを使用して点群モデルのマッチングを行います。
初期値:サーフェスマッチング
調整アドバイス:このパラメータを調整する際には、ワークの特徴と取得した点群の品質を考慮する必要があります。対象物の表面に明らかな認識可能な特徴がある場合(クランクシャフト、ローターなど)、サーフェスマッチングを推奨しています。この場合、対象物の表面特性を反映した点群モデルを作成する必要があります。対象物が平らで、カメラの視野に明確な固定エッジの特徴がある場合(パネル、トラックリンク、コネクティングロッド、ブレーキディスクなど)、エッジマッチングを推奨しています。この場合、対象物のエッジ特性を反映した点群モデルを作成する必要があります。また、対象物の点群品質がよくない場合は、サーフェスマッチングの使用を推奨します。
-
低精度マッチングの設定
- 実行設定
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングの精度と速度のバランスを設定するために使用されます。精度が高いほど、処理にかかる時間も長くなります。
オプション:高速、標準、高精度、カスタム
初期値:標準
- 点群モデルの期待点数
-
パラメータ説明:このパラメータは、点群モデルの期待点数を設定するために使用されます。実行モード が カスタム の場合、このパラメータを設定する必要があります。
初期値:300
高精度マッチングの設定
- 実行設定
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングの精度と速度のバランスを設定するために使用されます。精度が高いほど、処理にかかる時間も長くなります。
オプション:高速、標準、高精度、超高精度、カスタム
初期値:標準
- サンプリング間隔
-
パラメータ説明:このパラメータ値が大きいほど、サンプリングされた点群に含まれる点の数が少なくなり、点群が疎になります。そのため、マッチング精度は低下します。このパラメータ値が小さいほど、実行時間が長くなります。
初期値:5.000 mm
- 最大反復回数
-
パラメータ説明:このパラメータ値が大きいほど、マッチング精度が高くなり、処理速度が遅くなります。
初期値:40
- 標準偏差更新のステップサイズ
-
パラメータ説明:このパラメータは、標準偏差を微調整するために使用されます。
初期値:3
- 偏差補正能力
-
パラメータ説明:このパラメータは、低精度マッチング結果に対する偏差補正の強さを設定するために使用されます。偏差補正能力が大きいほど、実際の対象物の位置姿勢から大きくずれた大まかな位置を正確な位置姿勢に補正することができます。ただし、偏差補正能力が大きくすると、マッチング精度が低下する可能性がありますのでご注意ください。
オプション:高レベル、中程度、低レベル
初期値:低レベル
追加の高精度マッチング
- 有効化
-
パラメータ説明:有効にすると、最終的なマッチング精度が向上する可能性がありますが、処理時間がわずかに増加します。この機能を有効にするかどうかは、実際の状況に応じてご判断ください。
初期値:無効
位置姿勢をフィルタリング
- 位置姿勢距離に基づく非極大値抑制を使用
-
パラメータ説明:有効にすると、候補位置姿勢と選択された位置姿勢との間の距離が対象物の直径の0.1倍未満である場合、候補位置姿勢はフィルタリングで除去されます。
初期値:有効
- 最大モデル回転角度を自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、モデルの最大回転角度 が自動的に設定されます。主に、ワーク表裏と誤ってマッチングした位置姿勢を除去するために使用されます。
初期値:有効
- モデルの最大回転角度
-
パラメータ説明:シーンの点群とマッチングさせるために、点群モデルをX軸またはY軸周りに一定の角度で回転させる必要があります。この時、点群モデルの回転角度によって位置姿勢がフィルタリングされます。モデルの回転角度が モデルの最大回転角度 を超えると、その位置姿勢は除去されます。
初期値:135.00°
誤マッチング回避
- 位置姿勢を調整
-
パラメータ説明:X軸の向きを調整 を選択すると、低精度マッチングで得られた位置姿勢のZ軸を固定し、X軸を指定した方向に回転させることができます。マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢をフィルタリング を選択すると、ワークライブラリで計算された失敗する可能性のある位置姿勢がマッチングに使用されるため、誤ったマッチングを回避できます。
オプション:なし、X軸の向きを調整、マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢をフィルタリング
初期値:なし
調整説明:マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢をフィルタリング パラメータを使用する場合、ワークライブラリの 点群モデル設定 で 点群モデルを設定 を有効にし、マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢を自動的に計算 を選択して関連設定を行います。
細長い対象物のマッチング精度を向上
- 有効化
-
パラメータ説明:細長い対象物をマッチングする際、ワークと点群の位置がワークの長軸方向にずれやすく、両端を正確に合わせることができません。この機能を有効にすると、細長い対象物のマッチング精度を向上させることができます。
初期値:有効
信頼度設定
信頼性の設定は、最高層に配置されるすべてのワークを正確に認識するために必要です。
- 結果検証レベル
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチング結果を検証する際に適用される厳密さのレベルを選択するために使用されます。
オプション:低、標準、高、超高、カスタム
初期値:標準
調整アドバイス:通常の場合は「標準」を使用します。シーンの点群とモデル点群の区別が難しい場合は、より高いレベルを選択することができます。
- 検索半径
-
パラメータ説明:検索半径が小さいほど、マッチング結果の検証スコアは低くなり、検索半径が大きいほど、マッチング結果の検証スコアは高くなります。結果検証レベル が カスタム の場合、このパラメータを設定する必要があります。
初期値:10.000mm
調整アドバイス:マッチング結果の検証スコアが低い場合は、このパラメータを適度に上げることをお勧めします。逆に、マッチング結果の検証スコアが高い場合は、このパラメータを適度に下げることをお勧めします。
- サンプリング間隔
-
パラメータ説明:モデル点群とシーンの点群をダウンサンプリングする際のサンプリング間隔を設定します(マッチング結果の検証のみ)。この値が大きいほど、サンプリングされた点群の点数が少なくなります。結果検証レベル が カスタム の場合、このパラメータを設定する必要があります。
初期値:5.000 mm
- 信頼度しきい値
-
パラメータ説明:マッチング結果の信頼度がこのしきい値より大きい場合、その結果が有効であると見なされます。信頼度が高いほど、マッチング結果はより正確です。
初期値:0.3000
調整アドバイス:まずはこのパラメータを初期値に設定し、実行結果を確認することを推奨します。誤認識が発生した場合は、このパラメータを適度に高く設定することをお勧めします。見逃しが発生した場合は、適度に低く設定することをお勧めします。
- サーフェスマッチングに法線ベクトルの偏差を考慮
-
パラメータ説明:サーフェスマッチング結果の検証時に、シーンの点群とモデル点群の対応点の法線ベクトルの角度差を考慮します。このパラメータを有効にすると、出力されるマッチング結果の数は少なくなりますが、マッチング結果の精度が向上します。
初期値:チェックを入れない
重なり合っている結果を除去
- 有効化
-
パラメータ説明:このパラメータは、重なり合っている結果の除去機能を有効にするかどうかを選択するために使用されます。
初期値:有効
- 重なり合う比率のしきい値
-
パラメータ説明:このパラメータは、対象物が他の対象物との重なり合う比率のしきい値を設定するために使用されます。2つの対象物間の重なり合う比率がこのしきい値を超える場合、位置姿勢の信頼度が低い対象物は除去されます。このパラメータは、重なり合っている結果を除去 機能が有効な場合に設定する必要があります。
初期値:30%
重ねられている結果を除去
- 有効化
-
パラメータ説明:このパラメータは、重ねられている結果の除去機能を有効にするかどうかを選択するために使用されます。
初期値:有効
- 重なり率のしきい値
-
パラメータ説明:このパラメータは、対象物とその他の対象物との重なり率のしきい値を設定するために使用されます。重なり率がこのしきい値を超えると、その対象物は重ねられている対象物と見なされます。このパラメータは、重ねられている結果を除去 機能が有効な場合に設定する必要があります。
初期値:30%
出力
- 出力結果の最大数
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングに成功した場合の出力されるワークの最大数を指定するために使用されます。この値が大きいほど、ステップの実行時間が長くなります。
初期値:10
調整アドバイス:出力結果の最大数を適切に設定し、値を高くしすぎないことを推奨します。
実際に出力される3Dマッチングの認識結果の数は、設定された 出力結果の最大数 と一致しない場合があります。例えば、出力結果の最大数 を5に設定しても3Dマッチングの認識結果が合計で3つしかない場合、実際に出力される結果の数は3になります。 |
可視化設定
- 可視化処理
-
パラメータ説明:「デバッグ結果出力」を有効にすると、選択した可視化項目が「デバッグ結果出力」ウィンドウに表示されます。
オプション:低精度マッチング、高精度マッチング、X軸の向きを調整、信頼度、重ねられている位置姿勢を除去、出力結果
初期値:出力結果
調整説明:位置姿勢を「デバッグ結果出力」ウィンドウに表示するには、デバッグ結果出力 機能を有効にする必要があります。
- 位置姿勢を表示
-
パラメータ説明:有効にすると、位置姿勢は可視化表示エリアに表示されます。
初期値:有効
上級 レベルのパラメータについては、こちらをクリックしてください。
- 出力タイプ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ステップから出力される情報のタイプを選択するために使用されます。把持位置姿勢または対象物情報を選択可能です。
オプション:把持位置姿勢、対象物中心点
-
把持位置姿勢:把持位置姿勢の関連情報を出力します。
-
対象物中心点:対象物中心点の関連情報を出力します。
初期値:把持位置姿勢
-
- 入力タイプ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ステップにモデル点群を入力するかどうかを設定するために使用されます。
オプション:デフォルト、外部モデル
-
デフォルト:ワークライブラリで作成された点群モデルを使用してマッチングを行います。
-
外部モデル:このオプションを選択すると、ステップに入力ポートが追加されます。これはワークの点群モデルと対象物中心点を入力するために使用されます。このオプションを使用するには、ワークライブラリで「マッチングなしで認識」設定フローを使用する必要があります。
初期値:デフォルト
-
点群前処理
- ダウンサンプリングを使用
-
パラメータ説明:有効にすると、点群がダウンサンプリングされます。
初期値:無効
- サンプリング間隔
-
パラメータ説明:このパラメータ値が大きいほど、サンプリングされた点群に含まれる点の数が少なくなり、点群が疎になります。そのため、マッチング精度は低下します。このパラメータ値が小さいほど、実行時間が長くなります。このパラメータは、ダウンサンプリングを使用 が有効な場合に設定する必要があります。
初期値:3.000mm
マッチングモード
- マッチングモードを自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、ステップでは 低精度マッチングモード と 高精度マッチングモード は自動的に設定されます。
初期値:有効
- 低精度マッチングモード/高精度マッチングモード
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングモードを設定するために使用されます。マッチングモードを自動的に設定 を使用しない場合、このパラメータを設定する必要があります。
オプション:サーフェスマッチング、エッジマッチング
-
サーフェスマッチング:対象物のサーフェス点群モデルを使用して点群モデルのマッチングを行います。
-
エッジマッチング:対象物のエッジ点群モデルを使用して点群モデルのマッチングを行います。
初期値:サーフェスマッチング
調整アドバイス:このパラメータを調整する際には、ワークの特徴と取得した点群の品質を考慮する必要があります。対象物の表面に明らかな認識可能な特徴がある場合(クランクシャフト、ローターなど)、サーフェスマッチングを推奨しています。この場合、対象物の表面特性を反映した点群モデルを作成する必要があります。対象物が平らで、カメラの視野に明確な固定エッジの特徴がある場合(パネル、トラックリンク、コネクティングロッド、ブレーキディスクなど)、エッジマッチングを推奨しています。この場合、対象物のエッジ特性を反映した点群モデルを作成する必要があります。また、対象物の点群品質がよくない場合は、サーフェスマッチングの使用を推奨します。
-
低精度マッチングの設定
- 実行設定
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングの精度と速度のバランスを設定するために使用されます。精度が高いほど、処理にかかる時間も長くなります。
オプション:高速、標準、高精度、カスタム
初期値:標準
- 点群モデルの期待点数
-
パラメータ説明:このパラメータは、点群モデルの期待点数を設定するために使用されます。実行モード が カスタム の場合、このパラメータを設定する必要があります。
初期値:300
- 単一点群の出力数を自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、1つの点群に対して出力される結果数の上限値が自動的に設定されます。
初期値:有効
- サンプリングされたシーンの点群の最大点数
-
パラメータ説明:サンプリング後のシーン点群の点の数がこの値より多い場合、点群は無視され、空のデータが出力されます。
初期値:1000000
投票設定
- 投票パラメータの自動設定
-
パラメータ説明:有効にすると、「投票設定」パラメータ群が自動的に設定されます。
初期値:有効
- 単一特徴に含むポイントペアの最大数
-
パラメータ説明:このパラメータは、モデル解析時に各特徴に含まれるポイントペアの最大数を設定するために使用されます。この値が小さいほど処理速度は速くなりますが、精度は低くなります。
初期値:1000
- 距離の定量化
-
パラメータ説明:点と点の間の距離を定量化するために使用されます(2点間の距離=距離の定量化*サンプリング間隔)。この値が大きいほど、マッチング結果の精度が低くなります。
初期値:2.0000
- 角度の定量化
-
パラメータ説明:ポイントペアにおけるポイントの法線ベクトル同士の角度を定量化するために使用されます(2ベクトル間の角度=360°/角度の定量化)。この値が大きいほど、マッチング結果の精度が高くなりますが、高品質な点群が必要となります。
初期値:30
- 投票率の下限しきい値
-
パラメータ説明:マッチング処理中、各対象物の位置姿勢にスコア(投票数)が付けられます。位置姿勢スコアが投票での「最高スコア」と「投票率の下限しきい値」の積を超える場合、その位置姿勢は位置姿勢の検証に使用されます。この値が低いほど、正確なマッチング結果が得られる可能性が高くなりますが、実行時間が長くなります。
初期値:80%
- 参考点のサンプリングステップサイズ
-
パラメータ説明:このパラメータは、シーン点群をダウンサンプリングして、参考点とポイントペアを形成する参考される点を取得するために使用されます。この値が大きいほど、実行速度は速くなりますが、マッチング精度は低下します。
初期値:5
- 参考される点のサンプリングステップサイズ
-
パラメータ説明:このパラメータは、シーン点群をダウンサンプリングして、参考される点とポイントペアを形成する参考点を取得するために使用されます。この値が大きいほど、実行速度は速くなりますが、マッチング精度は低下します。
初期値:1
位置姿勢検証設定
- ボクセル長さの生成方式
-
パラメータ説明:このパラメータは、ボクセル長生成方式を選択するために使用されます。
オプション:自動生成、手動設定
初期値:自動生成
調整アドバイス:初めてこのステップを使用するユーザーには、自動生成 の選択を推奨します。
- ボクセル長さ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ボクセル長さを設定するために使用されます。この値が大きいほど、マッチング結果の精度が低下します。
初期値:3.0 mm
- ボクセルの最小長さ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ボクセルの最小長さを設定するために使用されます。
初期値:0.100 mm
- ボクセルの最大長さ
-
パラメータ説明:このパラメータは、ボクセルの最大長さを設定するために使用されます。
初期値:15.000 mm
高精度マッチングの設定
- 実行設定
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチングの精度と速度のバランスを設定するために使用されます。精度が高いほど、処理にかかる時間も長くなります。
オプション:高速、標準、高精度、超高精度、カスタム
初期値:標準
- サンプリング間隔
-
パラメータ説明:このパラメータ値が大きいほど、サンプリングされた点群に含まれる点の数が少なくなり、点群が疎になります。そのため、マッチング精度は低下します。このパラメータ値が小さいほど、実行時間が長くなります。
初期値:5.000 mm
- 最大反復回数
-
パラメータ説明:このパラメータ値が大きいほど、マッチング精度が高くなり、処理速度が遅くなります。
初期値:40
- 標準偏差更新のステップサイズ
-
パラメータ説明:このパラメータは、標準偏差を微調整するために使用されます。
初期値:3
- 偏差補正能力
-
パラメータ説明:このパラメータは、低精度マッチング結果に対する偏差補正の強さを設定するために使用されます。偏差補正能力が大きいほど、実際の対象物の位置姿勢から大きくずれた大まかな位置を正確な位置姿勢に補正することができます。ただし、偏差補正能力が大きくすると、マッチング精度が低下する可能性がありますのでご注意ください。
オプション:高レベル、中程度、低レベル
初期値:低レベル
- 単一点群の出力数を自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、1つの点群に対して出力される結果数の上限値が自動的に設定されます。
初期値:有効
- 単一点群の出力結果数
-
パラメータ説明:このパラメータは、単一点群に対する出力結果の上限を設定するために使用されます。単一点群に複数のマッチング結果がある場合、スコアに基づいて結果が降順にソートされ、上限に従ってスコアが高い結果が出力されます。このパラメータは、単一点群の出力数を自動的に設定 が有効になっていない場合に設定する必要があります。
初期値:1
追加の高精度マッチング
- 有効化
-
パラメータ説明:有効にすると、最終的なマッチング精度が向上する可能性がありますが、処理時間がわずかに増加します。この機能を有効にするかどうかは、実際の状況に応じてご判断ください。
初期値:無効
位置姿勢をフィルタリング
- 位置姿勢距離に基づく非極大値抑制を使用
-
パラメータ説明:有効にすると、候補位置姿勢と選択された位置姿勢との間の距離が対象物の直径の0.1倍未満である場合、候補位置姿勢はフィルタリングで除去されます。
初期値:有効
- 最大モデル回転角度を自動的に設定
-
パラメータ説明:有効にすると、モデルの最大回転角度 が自動的に設定されます。主に、ワーク表裏と誤ってマッチングした位置姿勢を除去するために使用されます。
初期値:有効
誤マッチング回避
- 位置姿勢を調整
-
パラメータ説明:X軸の向きを調整 を選択すると、低精度マッチングで得られた位置姿勢のZ軸を固定し、X軸を指定した方向に回転させることができます。マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢をフィルタリング を選択すると、ワークライブラリで計算された失敗する可能性のある位置姿勢がマッチングに使用されるため、誤ったマッチングを回避できます。
オプション:なし、X軸の向きを調整、マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢をフィルタリング
初期値:なし
調整説明:マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢をフィルタリング パラメータを使用する場合、ワークライブラリの 点群モデル設定 で 点群モデルを設定 を有効にし、マッチングに失敗する可能性のある位置姿勢を自動的に計算 を選択して関連設定を行います。
細長い対象物のマッチング精度を向上
- 有効化
-
パラメータ説明:細長い対象物をマッチングする際、ワークと点群の位置がワークの長軸方向にずれやすく、両端を正確に合わせることができません。この機能を有効にすると、細長い対象物のマッチング精度を向上させることができます。
初期値:有効
- アスペクト比のしきい値
-
パラメータ説明:ワークの長辺と短辺の比率がこのパラメータ値より小さい場合、そのワークは細長い対象物として認識されず、細長い対象物のマッチング精度向上アルゴリズムは適用されません。
初期値:3.0000
- ステップサイズ比
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチング中にワーク点群を平行移動させるステップサイズを指定するために使用されます。ステップサイズ = ワークの長さ × ステップサイズ比。
初期値:5.00%
- ステップ数
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチング時にワークの点群に対して行う平行移動のステップ数を指定するために使用されます。ワークの点群は対象物の長軸の正方向と負方向に平行移動します。そのため、総試行回数は「2 × ステップ数」となります。
初期値:5
信頼度設定
信頼性の設定は、最高層に配置されるすべてのワークを正確に認識するために必要です。
- 結果検証レベル
-
パラメータ説明:このパラメータは、マッチング結果を検証する際に適用される厳密さのレベルを選択するために使用されます。
オプション:低、標準、高、超高、カスタム
初期値:標準
調整アドバイス:通常の場合は「標準」を使用します。シーンの点群とモデル点群の区別が難しい場合は、より高いレベルを選択することができます。
- 検索半径
-
パラメータ説明:シーン点群とモデル点群の間の距離がこの値より小さい場合、シーン点群とモデル点群は重なっているとみなされます。重なっている点が多いほど、マッチング結果の検証スコアが高くなります。結果検証レベル が カスタム の場合、このパラメータを設定する必要があります。
初期値:10.000mm
- サンプリング間隔
-
パラメータ説明:モデル点群とシーンの点群をダウンサンプリングする際のサンプリング間隔を設定します(マッチング結果の検証のみ)。この値が大きいほど、サンプリングされた点群の点数が少なくなります。結果検証レベル が カスタム の場合、このパラメータを設定する必要があります。
初期値:5.000 mm
- 信頼度しきい値
-
パラメータ説明:マッチング結果の信頼度がこのしきい値より大きい場合、その結果が有効であると見なされます。信頼度が高いほど、マッチング結果はより正確です。
初期値:0.3000
調整アドバイス:まずはこのパラメータを初期値に設定し、実行結果を確認することを推奨します。誤認識が発生した場合は、このパラメータを適度に高く設定することをお勧めします。見逃しが発生した場合は、適度に低く設定することをお勧めします。
- サーフェスマッチングに法線ベクトルの偏差を考慮
-
パラメータ説明:サーフェスマッチング結果の検証時に、シーンの点群とモデル点群の対応点の法線ベクトルの角度差を考慮します。このパラメータを有効にすると、出力されるマッチング結果の数は少なくなりますが、マッチング結果の精度が向上します。
初期値:チェックを入れない
重なり合っている結果を除去
- 有効化
-
パラメータ説明:このパラメータは、重なり合っている結果の除去機能を有効にするかどうかを選択するために使用されます。
初期値:有効
- 重なり合う比率のしきい値
-
パラメータ説明:このパラメータは、対象物が他の対象物との重なり合う比率のしきい値を設定するために使用されます。2つの対象物間の重なり合う比率がこのしきい値を超える場合、位置姿勢の信頼度が低い対象物は除去されます。このパラメータは、重なり合っている結果を除去 機能が有効な場合に設定する必要があります。
初期値:30%
- ピクセルサイズの生成方式
-
パラメータ説明:対象物の点群から2D正投影の重なり合う比率を計算する場合、投影後の2D画像上の単位ピクセルの大きさを計算するために、ピクセルサイズの生成方法を選択します。
オプション:自動生成、手動設定
-
自動生成:投影された2D画像上のピクセルあたりのサイズを自動的に生成します。
-
手動設定:ピクセルサイズ を手動で設定します。
初期値:自動生成
-
- ピクセルサイズ
-
パラメータ説明:対象物点群の2D正投影に基づいて重なり合う比率を計算する際、投影された2D画像上の1ピクセルあたりのサイズを設定します。ピクセルサイズ は、モデル作成時の サンプリング間隔 と同じに設定することを推奨します。この値が大きすぎると、重なり合う比率の計算精度が低くなる可能性があります。この値が小さすぎると、計算される重なり合う比率が小さくなる可能性があります。このパラメータは、ピクセルサイズの生成方式 が 手動設定 の場合に設定する必要があります。
初期値:2.500 mm
重ねられている結果を除去
- 有効化
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パラメータ説明:このパラメータは、重ねられている結果の除去機能を有効にするかどうかを選択するために使用されます。
初期値:有効
- 重なり率のしきい値
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パラメータ説明:このパラメータは、対象物とその他の対象物との重なり率のしきい値を設定するために使用されます。重なり率がこのしきい値を超えると、その対象物は重ねられている対象物と見なされます。このパラメータは、重ねられている結果を除去 機能が有効な場合に設定する必要があります。
初期値:30%
- ピクセルサイズの生成方式
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パラメータ説明:対象物の点群から2D正投影の重なり率を計算する場合、投影後の2D画像上の単位ピクセルの大きさを計算するために、ピクセルサイズの生成方法を選択します。
オプション:自動生成、手動設定
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自動生成:投影された2D画像上のピクセルあたりのサイズを自動的に生成します。
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手動設定:ピクセルサイズ を手動で設定します。
初期値:自動生成
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- ピクセルサイズ
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パラメータ説明:対象物点群の2D正投影に基づいて重なり率を計算する際、投影された2D画像上の1ピクセルあたりのサイズを設定します。「ピクセルサイズ」は、モデル作成時の「サンプリング間隔」と同じに設定することを推奨します。この値が大きすぎると、重なり率の計算精度が低くなります。この値が小さすぎると、計算される重なり率が小さくなる可能性があります。このパラメータは、ピクセルサイズの生成方式 が 手動設定 の場合に設定する必要があります。
初期値:2.500 mm
- 対象物周囲のシーンポイントの除去範囲
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パラメータ説明:このパラメータ範囲内の対象物周辺のシーン点群は除去されます。残りのシーン点群は重なり検出に使用されます。
初期値:3.000mm
出力
- 出力結果の最大数
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パラメータ説明:このパラメータは、マッチングに成功した場合の出力されるワークの最大数を指定するために使用されます。この値が大きいほど、ステップの実行時間が長くなります。
初期値:10
調整アドバイス:出力結果の最大数を適切に設定し、値を高くしすぎないことを推奨します。
実際に出力される3Dマッチングの認識結果の数は、設定された 出力結果の最大数 と一致しない場合があります。例えば、出力結果の最大数 を5に設定しても3Dマッチングの認識結果が合計で3つしかない場合、実際に出力される結果の数は3になります。 |
可視化設定
- 可視化処理
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パラメータ説明:「デバッグ結果出力」を有効にすると、選択した可視化項目が「デバッグ結果出力」ウィンドウに表示されます。
オプション:低精度マッチング、高精度マッチング、低精度マッチングの位置姿勢検証(ステップの再実行が必要)、高精度マッチングの位置姿勢検証、X軸の向きを調整、信頼度、重なり合っている位置姿勢を除去、重ねられている位置姿勢を除去、数量制限、出力結果
初期値:出力結果
調整説明:位置姿勢を「デバッグ結果出力」ウィンドウに表示するには、デバッグ結果出力 機能を有効にする必要があります。
- 位置姿勢を表示
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パラメータ説明:有効にすると、位置姿勢は可視化表示エリアに表示されます。
初期値:有効
- 位置姿勢タイプ
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パラメータ説明:このパラメータは、可視化表示エリアに表示される位置姿勢のタイプを選択するために使用されます。自動 を選択すると、位置姿勢タイプは設定された出力タイプと同じになります。
オプション:自動、対象物中心点、把持位置姿勢
初期値:自動