アラート設定

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以下では、カスタムアラート機能とその使用方法について説明します。

機能説明

Mech-Visionにはカスタムアラート機能があり、ユーザーはアラートのトリガー条件、アラートコード、アラートメッセージなどを設定できます。プロジェクトの実行中にデータ異常が発生した場合、システムは自動的にアラートをトリガーし、ユーザーが迅速に問題を特定して解決できるようにサポートします。これにより、生産の安定性が確保されます。

この機能を使用するには、メニューバー  ロボットと通信  アラート設定 を選択します。すると、下図のような画面が表示されます。

function index

カスタムアラート設定

以下では、プロジェクトにカスタムアラートを設定する方法について説明します。主な手順は下図のとおりです。

overall workflow
  • アラートコードの設定:アラートコードとそれに対応するアラートメッセージを事前に設定します。設定されたアラートコードとアラートメッセージは、異なるプロジェクトに使用できます。

  • プロジェクトの選択:カスタムアラート機能を適用するプロジェクトを選択します。

  • プロジェクトにアラートを設定:選択したプロジェクトに対して、アラートステップ、トリガー条件、アラートコード、およびアラートの優先順位などを設定します。

  • アラート設定の適用:上記のアラート設定を保存し、プロジェクトに適用します。

アラートコードの設定

実際のニーズに応じて、追加 ボタンをクリックして、アラートコードとアラートメッセージを事前に設定します。設定されたアラートコードとアラートメッセージは、他のプロジェクトでも使用できます。

アラートコードを設定する際には、01~99 のフィールドを使用する必要があり、最大で 99 個のアラートコードを設定できます。下図では、3つのアラートコードが設定され、それぞれに対応するアラートメッセージが設定されています。

アラートコードは重複不可で、0にはできません。

標準インターフェースコマンドの返された結果では、カスタムアラートコードの前に自動的に60(失敗)/61(成功)が追加されます。

例えば、Mech-Visionで設定されたアラートコードが 02 である場合、標準インターフェースコマンドから返されたステータスコードは 6002 になります。

set alert code

プロジェクトの選択

アラートコードを設定した後、カスタムアラート機能を使用するプロジェクトを選択します。

select project

プロジェクトにアラートを設定

プロジェクトを選択した後、右側の 追加 ボタンをクリックして、そのプロジェクトにアラートの優先順位、ステップ、トリガー条件などを設定します。設定が完了したら、有効化 ボタンをオンまたはオフにして、そのプロジェクトでアラート設定を有効にするかどうかを選択できます。

下図は、「vis_トラックリンク把持」プロジェクトに設定された関連内容を示しています。

set alert for project

プロジェクトで複数のアラートがトリガーされた場合、最も優先順位の高いアラートのみが出力されます。

アラート設定の適用

上記のアラート設定が完了したら、適用 ボタンをクリックして設定をプロジェクトに適用します。

設定されたカスタムアラートは、Mech-Viz内の「ビジョン処理の結果をチェック」ステップの実行時にトリガーされます。詳細については、ビジョン処理の結果をチェック をご参照ください。

アラートの確認

設定が完了したら、プロジェクトが異常を起こした場合、ログバーでアラート情報を確認できます。下図に示すように、プロジェクトでは01のアラートコードがトリガーされました。

データ保存機能 を有効にすると、アラートのトリガーとなった異常データ(カメラで取得したカラー画像と深度画像、エラーログ、パラメータレシピファイル)が設定したパスに保存されます。

システムアラートが存在する場合は、カスタムアラートはトリガーされません。

check alert

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