Mech-Center 1.7バージョンの更新説明

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以下では、Mech-Center 1.7バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。

Mech-Center 1.7.5バージョンの更新説明

以下では、Mech-Center 1.7.5バージョンの新機能や問題修正について説明します。

新機能

DENSOロボットとの標準インターフェース通信に対応

Mech-Center 1.7.5バージョンでは、DENSOロボットとの標準インターフェース通信 に対応しました。

問題修正

Mech-Center 1.7.5バージョンでは、以下の問題を修正しました。

  • 安川DX200シリーズのコントローラを使用する場合、標準インターフェースプログラムがバックグラウンドで文字列をレジスタに書き込めない問題を修正しました。

Mech-Center 1.7.4バージョンの更新説明

以下では、Mech-Center 1.7.4バージョンの問題修正について説明します。

問題修復

1.7.4バージョンでは、210コマンドで返される位置姿勢データからロボット架台の高さが削除されない問題を修正しました。

Mech-Center 1.7.2バージョンの更新説明

以下では、Mech-Center 1.7.2バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。

新機能

標準インターフェースは三菱MCプロトコルに対応

標準インターフェースでは、ビジョンシステムをクライアント、三菱PLC機器をサーバーとして、三菱PLCとのMC通信に対応しています。PLCのIPアドレスとポート、通信フレーム、Dレジスタのベースアドレスは、Mech-Visionの「ロボット通信設定」で設定できます。

標準インターフェースはUDPプロトコルに対応

標準インターフェースはUDP通信をサポートしており、ビジョンシステムはサーバーとして動作し、TCPプロトコルと同様の方法とコマンドを使用します。適応可能なロボットの中で、ビジョンシステムとの通信にUDPを使用しているのは、Hyundaiロボットだけです。

標準インターフェースはROKAE(産業用)、Hyundai(産業用)、Nachi(産業用)ロボットに対応

標準インターフェースはROKAE(産業用)、Hyundai(産業用)、Nachi(産業用)ロボットに対応しています。1.7.2バージョンでは、、新たにロボット標準インターフェースプログラムを追加しました。

URCap 1.5.0はPolyscope 6システムに対応

Mech-Center 1.7.2バージョンでは、URCap 1.5.0プラグイン(1.5.0.urcapおよび1.5.0.urcapx)を追加しました。

UR Polyscope 6システムでは、URCapプラグインの拡張子は.urcapxです。Polyscope 6システムは、過去の.urcapファイルとの互換性がなくなりました。

URCap 1.5.0プラグインに対応可能なPolyscopeバージョンとMech-Mind統合パッケージのバージョンは、下表の通りです。お使いのロボットのPolyscopeバージョンに応じて、対応するURCapプラグインファイルを選択してください。

URcapプラグインファイル Polyscopeのバージョン要件 Mech-Mind統合パッケージのバージョン要件

1.5.0.urcap

Eシリーズ:5.9以降(6.0以下)
CBシリーズ:3.14以降

1.7.2

1.6.2

Eシリーズ:6.0以降

1.7.2

1.7.0

Eシリーズ:5.3以降(6.0以下)
CBシリーズ:3.9以降

1.6.1以降

URCap 1.4.6プラグインと比較して、URCap 1.5.0プラグインでは、以下の機能が追加されています。

  • Mech-Visionの「経路計画」ステップを使用して、計画された経路を取得します。

  • プロジェクト番号、レシピ番号、分岐番号、分岐出口番号の入力に変数を使用することをサポートします。

  • Mech-Visionから複数の出力を受信することをサポートします:Basic(ビジョンポイントとラベルを受信)、Custom(ビジョンポイント、ラベル、カスタマイズされたデータを受信)、Planned path(「経路計画」ステップから出力された経路点、ラベルを受信)。

AB PLCとのEtherNet/IP通信に対応

標準インターフェースでは、ビジョンシステムをスレーブ、Allen‑Bradley PLC(AB PLC)をマスターとして、AB PLCとのEtherNet/IP通信をサポートしています。EtherNet/IP通信は、Mech-Visionの「ロボット通信設定」で設定できます。

機能最適化

撮影完了時に101コマンドを返すことに対応

過去のEye In Handシーンでは、カメラ撮影後にMech-Visionプロジェクトの実行終了を待たずにロボットを動かすには、Mech-Visionプロジェクトの「カメラから画像を取得」ステップの後に「通知」ステップを追加する必要がありました。

今回の新バージョンでは、ユーザーが「通知」ステップを追加する必要はなく、 Mech-Visionの「ロボット通信設定」の「詳細設定」をクリックし、 撮影完了後、「1102:トリガー成功」を返す にチェックを入れる必要があります。ロボットがMech-Visionプロジェクトをトリガーして「1102:トリガー成功」を受信したら、動作ができるので、タクトタイムの向上を実現しています。

今回の新バージョンでは、PROFINETプロトコルの標準インターフェースを使用する場合、以下のいずれかの方法で、撮影完了後にロボットを動作することが可能です。

  • 「カメラから画像を取得」ステップの後に、Trigger Acknowledge信号の値を判定条件とする「通知」ステップを追加します。

  • 1102のステータスコードを判定条件として、 撮影完了後、「1102:トリガー成功」を返す にチェックを入れます。

問題修復

Mech-Center 1.7.2バージョンでは、以下の問題を修正しました。

  • 標準インターフェースを使用して自動キャリブレーションを行う場合、Mech-Visionのキャリブレーションパラメータを設定すると通信タイムアウトする問題を修正しました。

  • Mech-Vizプロジェクトコマンドをトリガーした直後にMech-Viz分岐を設定すると、失敗する問題を修正しました。

Mech-Center 1.7.1バージョンの更新説明

以下では、Mech-Center 1.7.1バージョンでの問題修正について説明します。

問題修復

Mech-Center 1.7.1バージョンでは、以下の問題を修正しました。

  • コマンド210により、ワークの向きに関する情報が正しく出力されない問題を修正しました。

  • 特殊な状況下で、新規IPCで「Mech-Center -> 設定 -> Mech-Interface -> ロボット一覧」を選択できない問題を修正しました。

  • 「Adapterジェネレーター -> ロボットの設定 Eye in Hand ->ロボット名」パラメータのパスが正しくないことを修正しました。

  • Mech-Centerが誤ったロボット型番を取得することを修正しました。修正後は、Mech-Visionで選択したロボット型番とMech-Vizで選択したロボット型番が一致しない場合に、Mech-Visionからインターフェースサービスを起動すると、Mech-CenterはMech-Visionで選択したロボット型番を取得します。

  • キャリブレーション中にMech-Centerを終了できない問題を修正しました。

  • Siemens PLCとの接続に失敗したときに、Mech-Centerがインターフェースサービスを直接終了する問題を修正しました。修正後、Mech-Centerはインターフェースサービスを有効にしたまま、自動的に再接続します。

  • STEPロボットのオイラー角パラメータが欠落している問題を修正しました。

Mech-Center 1.7.0バージョンの更新説明

以下では、Mech-Center 1.7.0バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。

新機能

標準インターフェースとAdapter通信のMech-Centerでの設定が不要

Mech-Vision 1.7.0バージョンでは、従来のMech-Centerのインターフェース通信サービスの機能を統合しました。Mech-Centerソフトウェアを使用することなく、標準インターフェースとAdapter通信設定をMech-Visionで直接行うことができます。

  • 標準インターフェース通信方式を使用するソリューションの場合、標準インターフェースプログラムの再読み込みが必要です。

  • Vizティーチング通信の設定は、Mech-Centerで行う必要があります。Mech-Centerを起動し、Mech-Visionを起動し、過去バージョンと同様に通信設定を行う必要があります。

コマンド105を追加

1.7.0バージョンでは、標準インターフェースの通信プロトコル(TCP/IP、PROFINET、EtherNet/IP、Modbus TCP、Siemens PLC Snap 7)にコマンド105を追加しました。このコマンドは、Mech-Visionの新しいステップ「経路計画」から出力されたロボット動作経路を受信するために使用されます。

標準インターフェースを使用した把持サンプルプログラムを追加

1.7.0バージョンでは、ABB、FANUC、YASKAWA、KAWASAKI、KUKA、ELITE、JAKAのロボットの標準インターフェースのサンプルプログラム「Mech-Visionの「経路計画」ステップの結果を取得」を提供します。

Mech-Visionが計画した経路を必要とするソリューションを使用する場合、標準インターフェースプログラムとサンプルプログラムを再読み込む必要があります。

JAKAとELITEロボットの標準インターフェースプログラムを追加

1.7.0バージョンでは、JAKAとELITEロボットの標準インターフェースプログラムを追加しました。

左手系を使用するロボットに対応

1.7.0バージョンでは、左手系を使用するロボットに対応しています。

Siemens PLCがコマンド110に対応

1.7.0バージョンでは、Siemens PLCにコマンド110を追加しました。このコマンドは、Siemens PLCがMech-Visionのカスタマイズされたポートからのデータを受信するために使用されます。

機能最適化

コマンド101と201について

1.7.0バージョンでは、コマンド101と201の ロボット位置姿勢とタイプ パラメータを変更し、ロボット側でカスタマイズした関節角度を送信できるようになりました。カメラの取り付け方式がETHの場合、ロボットはこのカスタマイズした関節角度から経路の計画を開始します。

ESTUNとAUBOロボットのVizとの通信プログラムに再適用

1.7.0バージョンでは、ESTUNとAUBOロボットのVizとの通信プログラムに再適応しました。

Adapterプロジェクトについて

1.7.0バージョンでは、Adapterプロジェクトのソースパスを直接読み込むことができます。Adapterプロジェクトファイルを変更した後は、Mech-Centerソフトウェアを再起動する必要はなく、インターフェースサービスを再起動するだけでAdapterプロジェクトの読み込みを有効にすることができます。

問題修復

EPSON SCARA伸縮アームの計算不具合を修正

1.7.0バージョンでは、EPSON SCARAロボットの伸縮アームの計算不具合を修正しました。

FANUC SCARAロボットのベース座標系の不具合を修正

1.7.0バージョンでは、FANUC SCARAロボットのベース座標系の不具合を修正しました。


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