キャリブレーションボールの型番選択
以下では、ドリフト補正ソリューションを導入する前に、使用するカメラに応じてキャリブレーションボールの数量および直径を決定する方法について説明します。
キャリブレーションボールの直径を決定した後は、キャリブレーションボールの使用説明 を参照し、使用方法やメンテナンス・保守に関する注意事項を確認してください。
一般的に、ビジョンシステムで使用するカメラの型番に関わらず、ドリフト自動補正ソリューションを導入可能です。 カメラのワーキングディスタンスが 500〜3000 mm の場合は、直径 60 mm のキャリブレーションボールを直接使用できます。 カメラのワーキングディスタンスが 500〜3000 mm の範囲外の場合は、他の仕様のキャリブレーションボールの使用を評価する必要がありますので、テクニカルサポートまでお問い合わせください。 |
ドリフト自動補正(EIH)
「ドリフト自動補正(EIH)」ソリューションを導入する前に、3個のキャリブレーションボールを用意する必要があります。下表を参照し、カメラ型番および視野に応じて、適切なキャリブレーションボールの直径および外接長方形の寸法を確認してください。

カメラ型番 | カメラ視野(mm) | キャリブレーションボールの直径(mm) | キャリブレーションボール外接長方形の寸法 Wsphere × Hsphere(mm) |
---|---|---|---|
UHP-140 |
視野(近):135 × 90 @ 0.28m |
25.4 |
94 × 62 @ 0.28m |
視野(遠):150 × 100 @ 0.32m |
25.4 |
105 × 70 @ 0.32m |
|
NANO |
視野(近):220 × 150 @ 0.3m |
25.4 |
154 × 105 @ 0.3m |
視野(遠):440 × 300 @ 0.6m |
60 |
308 × 210 @ 0.6m |
|
NANO ULTRA |
視野(近):220 × 165 @ 0.25m |
25.4 |
154 × 115 @ 0.25m |
視野(遠):500 × 340 @ 0.5m |
60 |
300 × 204 @ 0.5m |
|
PRO S |
視野(近):370 × 240 @ 0.5m |
60 |
222 × 144 @ 0.5m |
視野(遠):800 × 450 @ 1.0m |
60 |
480 × 270 @ 1.0m |
|
PRO M |
視野(近):800 × 450 @1.0m |
60 |
480 × 270 @1.0m |
視野(遠):1500 × 890 @ 2.0m |
60 |
900 × 534 @ 2.0m |
|
LSR S |
視野(近):480 × 360 @ 0.5m |
60 |
288 × 216 @ 0.5m |
視野(遠):1500 × 1200 @ 1.5m |
60 |
900 × 720 @ 1.5m |
キャリブレーションボールの外接長方形の辺長とカメラ視野の辺長との比率については、以下の情報を参考にしてください。
|
ドリフト自動補正(ETH)
「ドリフト自動補正(ETH)」ソリューションを導入する前に、1個のキャリブレーションボールを用意する必要があります。下表を参照し、カメラ型番および視野に応じて、対応するキャリブレーションボールの直径とその動作範囲を確認してください。

カメラ型番 | カメラ視野(mm) | キャリブレーションボールの直径(mm) | ロボットがキャリブレーションボールを保持する際の動作範囲 |
---|---|---|---|
LSR S |
視野(近):480 × 360 @ 0.5m |
60 |
コンテナ全体の領域 |
視野(遠):1500 × 1200 @ 1.5m |
60 |
コンテナ全体の領域 |
|
LSR L |
視野(近):1200 × 1000 @ 1.2m |
60 |
コンテナ全体の領域 |
視野(遠):3000 × 2400 @ 3.0m |
100 |
コンテナ全体の領域 |
|
LSR XL |
視野(近):1280 × 1280 @ 1.6m |
60 |
コンテナ全体の領域 |
視野(遠):3000 × 2800 @ 3.5m |
100 |
コンテナ全体の領域 |
|
DEEP |
視野(近):1200 × 1000 @ 1.2m |
60 |
コンテナ全体の領域 |
視野(遠):3500 × 2800 @ 3.5m |
100 |
コンテナ全体の領域 |