特徴による寸法測定

機能

特徴点から基準特徴（基準点、基準平面）までの距離を測定できます。つまり、点と点、点と面など、幾何学的特徴間の距離を測定します。

step illustration

特徴点から基準平面までの距離を測定

使用フロー

このステップの使用フローは下図のようになります。以下では、そのフローについて説明します。

measure dimensions by features

  1. 入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. 実際の状況に応じて 関連パラメータ を設定します。

  3. 出力欄 で 出力項目 にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。

  4. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

絶対値で幅を出力

このパラメータにチェックを入れると、特徴間の幅（X軸方向）の絶対値を出力します。チェックを入れない場合、符号付き数値を出力します。

絶対値で長さを出力

このパラメータにチェックを入れると、特徴間の長さ（Y軸方向）の絶対値を出力します。チェックを入れない場合、符号付き数値を出力します。

絶対値で高さを出力

このパラメータにチェックを入れると、特徴間の高さ（Z軸方向）の絶対値を出力します。チェックを入れない場合、符号付き数値を出力します。

出力説明

出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。

出力項目が展開可能な場合（左側に ▶ が表示される）、チェックを入れた後、展開して 最小値 と 最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格（OK）と見なされ、範囲外であれば不合格（NG）と見なされます。
出力項目 説明

幅

  • 点から点：2点のX軸方向の距離。

  • 点から直線：特徴点から基準直線上の一点までのX軸方向の距離。２点のY座標は同じである必要があります。

  • 点から平面：特徴点から基準平面上の一点までのX軸方向の距離。2点のY座標とZ座標は同じである必要があります。

長さ

  • 点から点：2点のY軸方向の距離。

  • 点から直線：特徴点から基準直線上の一点までのY軸方向の距離。２点のX座標は同じである必要があります。

  • 点から平面：特徴点から基準平面上の一点までのY軸方向の距離。2点のX座標とZ座標は同じである必要があります。

高さ

  • 点から点：2点のZ軸方向の距離。

  • 点から直線：特徴点から基準直線上の一点までのZ軸方向の距離。2点間の距離は最短である必要があります。

  • 点から平面：特徴点から基準平面上の一点までのZ軸方向の距離。2点のX座標とY座標は同じである必要があります。

距離

  • 点から点：2点間のユークリッド距離。

  • 点から直線：特徴点から基準直線までの最短距離（ユークリッド距離）。

  • 点から平面：特徴点から基準平面までの最短距離（ユークリッド距離）。

平面距離

  • 点から点：2点をXOY平面に投影し、その後XOY平面上で2点間の距離を計算します。

  • 点から直線：特徴点と基準直線をXOY平面に投影し、その後点から直線までの距離を計算します。

  • 点から平面：特徴点から基準平面までの距離をXOY平面に投影して計算します。

トラブルシューティング

共通のエラー情報と解決方法については、エラーコード一覧 をご参照ください。

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