検出
処理によってデータ範囲を絞り込みました。これからデータを使用して表面凹みを検出します。
検出の流れ

基準面をフィット
ブレーキパッド表面の凹みは、そのデータの Z 座標値が周辺平面より低いです。平面度を測定 ステップを実行して抽出したサーフェスデータを基準平面にフィッティングし、基準平面に対する点の高さを測定して低い点を検出します。
以下のようにステップのパラメータを設定します。

より詳しいパラメータ説明については、パラメータ説明 をお読みください。 |
ステップを実行すると、フィットした基準平面が出力されます。

欠陥検出
基準平面をフィッティングした後、ブロブ解析 を実行して凹みを検出します。
以下のようにこのステップのパラメータを設定します。
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「基準となるタイプ」のクリックメニューから 基準平面 を選択します。すると、ステップには基準平面の入力ポートが追加され、フィットした基準平面を入力します。
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「しきい値設定」の 高さのしきい値 を -0.100 に、判定方法 を しきい値より小さい に設定します。これにより、基準平面の Z 値より低い点を迅速に検出できます。
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「面積フィルターを使用」設定では、最大面積 と 最小面積 を指定して凹みの面積を制限します。サンプルプロジェクトでは、この 2つのパラメータがそれぞれ 50.0000、0.5000 に設定されています。
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ブロブ検索モード を 最外層のみ検索 に設定します。するとネストされた凹みの検出を回避し、最外層の凹みだけを検出します。
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出力欄 で実際のニーズに応じて項目を選択します。サンプルプロジェクトでは、ブロブの数 にチェックが入っています。
より詳しいパラメータ説明については、パラメータ説明 をお読みください。 |
ステップを実行した後、パラメータ設定値に従って測定の結果を出力します。結果出力 パネルでステップの実行結果をリアルタイムに確認できます。
続いて、各測定項目に合格範囲を設定し、検査結果を取得します。