プロファイルを円にフィット
使用フロー
このステップの使用フローは以下の通りです。

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入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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特徴領域を使用 するかどうかを決定します。
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フィッティング方法 を選択し、関連するパラメータを設定します。
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出力欄 で 出力項目 にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 | ||
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特徴領域を使用 |
このパラメータにチェックを入れると、このステップは特徴領域内のデータのみを使用して円をフィッティングします。 デフォルトではチェックが入っていません。この場合、ステップは全体のプロファイルを使用して円をフィッティングします。
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フィッティング方法 |
プロファイルに基づいて円をフィッティングする方法を選択します。
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外れ値の割合 |
フィッティング処理中に除去する外れ値の割合を指定し、フィッティング精度を向上させるために使用されます。 |
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許容誤差 |
RANSACアルゴリズムにおいて、データ点がフィッティングモデルに適合するかどうかを判断するための距離のしきい値を指します。データ点がフィットした円からの距離が許容誤差以下であれば、その点は内点(inlier)、モデルに適合するデータ点と見なされます。一方、距離が許容誤差を超える点は外点(outlier)と見なされ、干渉を引き起こします。許容誤差を調整することで、RANSACアルゴリズムがノイズや異常値に対する感度を制御できます。許容誤差が大きいほど、ノイズ点を内点と認識しやすく、逆に小さいと厳しくなります。 初期値:0.001mm |
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反復回数 |
RANSACアルゴリズムでランダムサンプリングを実行し、モデルをフィットさせる回数を指します。 初期値:1000
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出力説明
出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。
出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値 と 最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。 |
出力項目 | 説明 |
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円心X |
フィットした円の円心のX座標値。 |
円心Z |
フィットした円の円心のZ座標値。 |
半径 |
フィットした円の半径。 |
標準偏差 |
点からフィットした円までの距離の標準偏差。 |
最小誤差 |
点からフィットした円までの最小距離。 |
最大誤差 |
点からフィットした円までの最大距離。 |
最小誤差点X |
誤差が最小の点のX座標値。 |
最小誤差点Z |
誤差が最小の点のZ座標値。 |
最大誤差点X |
誤差が最大の点のX座標値。 |
最大誤差点Z |
誤差が最大の点のZ座標値。 |
円心 |
フィットした円の円心。 |
フィットした円 |
得られたフィットした円。 |
トラブルシューティング
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CV-W5501
エラー:「外れ値の割合」パラメータが正しく設定されていません。
考えられる原因:「外れ値の割合」のパラメータ値が0~100%の範囲内にありません。
解決策:「外れ値の割合」を再調整し、0~100%の範囲内で設定してください。