制御フロー
制御フローとは
プロジェクト内では、各ステップが上から下へ接続され、実行時にはデータが上から下へと流れ、最後のステップに到達することで、ひとつのビジョン処理フローが構成されます。通常、ひとつのプロジェクトには1つのフローしかありません。しかし、Mech-MSRでは、プロジェクト内に複数のフローを設定することも可能です。さらに、あるフローから 制御フロー を利用して、他のフローの実行をトリガーできます。
下図のように、ステップ2の実行時に、制御フローにより「A→B」フローが実行されます。
プロジェクト内に複数のフローが存在する場合、制御フローの設定が必須です。設定しない場合、プロジェクトは実行できません。 |

制御フローの設定方法
メイン画面のプロジェクト編集エリアでステップを選択すると、ステップ両側に制御フローの接続ポイントが表示されます。ステップカードの右側にある接続ポイントは制御フローの出力ポイント、左側は制御フローの入力ポイントです。必要に応じて、出力ポイントと入力ポイントを接続することで制御フローを設定できます。

同じフロー内で、異なるステップ間に制御フローを設定することは可能です。ただし、この操作を行うと、制御フローの入力ポイントを起点とするサブフローは無効化されます。また、ステップの 実行フラグ 内にある制御フロー関連のパラメータ設定も無効となります。 ![]() |