円柱測定
使用フロー
このステップの使用フローは以下の通りです。

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入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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特徴領域を使用するかどうかを選択します。
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円柱の半径範囲を設定します。
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その他のパラメータを設定します。
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出力欄 で出力項目にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 | ||
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特徴領域を使用 |
チェックを入れない場合、すべてのサーフェスデータを使用して円柱をフィッティングします。 チェックを入れると、特徴領域で制限されたサーフェスデータのみを使用して円柱をフィッティングします。その際、以下のパラメータを設定する必要があります。
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最大半径 |
フィッティングされた円柱の半径がこの値を超えないようにします。 |
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最小半径 |
フィッティングされた円柱の半径がこの値を下回らないようにします。 |
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距離の許容誤差 |
点がフィッティングされた円柱表面からの距離が許容誤差範囲内である場合、それを内点として見なされます。 |
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フィッティングのための内点の割合 |
最適な円柱フィッティングに使用する内点の割合を指定します。 |
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フィッティング精度 |
円柱フィッティングの精度を設定します。通常、精度が高いほど、必要な反復回数が増え、計算コストも高くなります。
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最大反復回数 |
最適な円柱をフィッティングするための最大試行回数を設定します。この回数を超えると、反復処理は停止します。 |
出力説明
出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。
出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値 と 最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。 |
出力項目 | 説明 |
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半径 |
フィッティングによって得られた円柱の半径。 |
中心点のX/Y/Z座標 |
フィッティングによって得られた円柱の中心点の位置。 |
軸線とZ軸の角度 |
フィッティングによって得られた円柱の軸線とZ軸の正方向とのなす角。 |
軸線とX軸の角度 |
フィッティングによって得られた円柱の軸線とX軸の正方向とのなす角。 |
軸線ベクトルのX/Y/Z成分 |
円柱の軸線方向ベクトルのX、Y、Z成分。 |
円柱の中心点 |
フィッティングによって得られた円柱の上下底面の円心を結ぶ線分の中点。この出力は1点で、座標情報を含みます。 |
円柱の軸線 |
フィッティングによって得られた円柱の軸線。上下底面の円心を通ります。この出力は1本の直線で、方向情報を含みます。 |
トラブルシューティング
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CV-W3801
エラー:指定された半径範囲内で円柱をフィットできません。
考えられる原因:
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半径範囲パラメータが正しく設定されていません。
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フィッティング領域内に、指定した半径範囲内の円柱表面が存在しません。
解決策:
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設定した半径範囲が適切であることを確認してください。
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フィッティング領域内に、指定した半径範囲内の円柱表面が存在することを確認してください。
CV-W3802
エラー:「最大/最小半径」のパラメータ値は0より大きく、かつ「最小半径」は「最大半径」以下である必要があります。パラメータ値を確認してください。
解決策:パラメータ値が0より大きく、「最小半径」が「最大半径」以下であることを確認してください。