円柱測定

現在ご覧いただいているのは最新版の内容です(V2.1.1)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合や、サポートが必要な場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

機能

サーフェスデータから円柱をフィッティングし、半径、中心点、傾斜角度などのパラメータを計算します。

measure cylinder demo

使用フロー

このステップの使用フローは以下の通りです。

measure cylinder workflow
  1. 入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. 特徴領域を使用するかどうかを選択します。

  3. 円柱の半径範囲を設定します。

  4. その他のパラメータを設定します。

  5. 出力欄 で出力項目にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値最大値 を入力します。

  6. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

特徴領域を使用

チェックを入れない場合、すべてのサーフェスデータを使用して円柱をフィッティングします。

チェックを入れると、特徴領域で制限されたサーフェスデータのみを使用して円柱をフィッティングします。その際、以下のパラメータを設定する必要があります。

  • 特徴領域モード

    特徴領域内のデータを使用するか、特徴領域外のデータを使用して円柱をフィッティングするかを選択します。

  • 特徴領域

    特徴領域の設定と調整方法については、特徴領域 をご参照ください。

最大半径

フィッティングされた円柱の半径がこの値を超えないようにします。

最小半径

フィッティングされた円柱の半径がこの値を下回らないようにします。

距離の許容誤差

点がフィッティングされた円柱表面からの距離が許容誤差範囲内である場合、それを内点として見なされます。

フィッティングのための内点の割合

最適な円柱フィッティングに使用する内点の割合を指定します。

フィッティング精度

円柱フィッティングの精度を設定します。通常、精度が高いほど、必要な反復回数が増え、計算コストも高くなります。

フィッティング精度最大反復回数 によって制限されます。反復回数が上限に達すると、設定した精度に到達していなくても処理が停止し、その時点の精度が最終結果となります。

最大反復回数

最適な円柱をフィッティングするための最大試行回数を設定します。この回数を超えると、反復処理は停止します。

出力説明

出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。

出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。

出力項目 説明

半径

フィッティングによって得られた円柱の半径。

中心点のX/Y/Z座標

フィッティングによって得られた円柱の中心点の位置。

軸線とZ軸の角度

フィッティングによって得られた円柱の軸線とZ軸の正方向とのなす角。

軸線とX軸の角度

フィッティングによって得られた円柱の軸線とX軸の正方向とのなす角。

軸線ベクトルのX/Y/Z成分

円柱の軸線方向ベクトルのX、Y、Z成分。

円柱の中心点

フィッティングによって得られた円柱の上下底面の円心を結ぶ線分の中点。この出力は1点で、座標情報を含みます。

円柱の軸線

フィッティングによって得られた円柱の軸線。上下底面の円心を通ります。この出力は1本の直線で、方向情報を含みます。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

CV-W3801

エラー:指定された半径範囲内で円柱をフィットできません。

考えられる原因:

  • 半径範囲パラメータが正しく設定されていません。

  • フィッティング領域内に、指定した半径範囲内の円柱表面が存在しません。

解決策:

  • 設定した半径範囲が適切であることを確認してください。

  • フィッティング領域内に、指定した半径範囲内の円柱表面が存在することを確認してください。

CV-W3802

エラー:「最大/最小半径」のパラメータ値は0より大きく、かつ「最小半径」は「最大半径」以下である必要があります。パラメータ値を確認してください。

解決策:パラメータ値が0より大きく、「最小半径」が「最大半径」以下であることを確認してください。

CV-W3803

エラー:「距離の許容誤差」のパラメータ値は0以上である必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータ値が0以上であることを確認してください。

CV-W3804

エラー:「フィッティングのための内点の割合」の値は0~100%の範囲内である必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータ値が0~100%の範囲内であることを確認してください。

CV-W3805

エラー:「最大反復回数」のパラメータ値は0より大きくする必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータの値が0より大きいことを確認してください。

CV-W3806

エラー:「フィッティング精度」のパラメータ値は0~100%の範囲内である必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータ値が0~100%の範囲内であることを確認してください。

この情報は役に立ちましたか?

ご意見・ご要望がございましたら、以下よりお寄せください:

Mech-Mindは、お客様のプライバシーを重視しています

このサイトでは最高の体験を提供するために Cookie を使用しています。サイトの閲覧を続ける場合、Cookie の使用に同意したことになります。「拒否する」を選択すると、このサイトを訪れた際に追跡や記憶が行われないように単独の Cookie が使用されます。