特徴から点を作成

機能

点、直線、平面、円などの幾何学的特徴を基に点を作成します。

使用フロー

このステップの使用フローは下図のようになります。

create point from features process
  1. 入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. パラメータ欄点タイプ を選択し、点の作成方法を決定します。その後、入力欄 で対応する入力データを選択します。

  3. パラメータ欄 に他のパラメータがある場合は、実際の要件に応じて選択し、調整します。

  4. 出力欄 で出力項目にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値最大値 を入力します。

  5. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

パラメータ説明

点タイプ

パラメータ説明:点を作成する方法を指定します。

異なるタイプの点を選択する場合、ステップに入力する必要がある幾何学的特徴や調整すべきパラメータが異なります。それぞれの対応関係は以下の通りです。

点タイプ 必要な幾何学的特徴 パラメータ調整

オフセット点

点1、点2

2つの点を入力して直線を生成し、オフセット方向オフセット距離 を設定して新しい点を作成します。

  • オフセット方向

    • 前へ:点1から点2への方向を「前へ」とします。

    • 後へ:点2から点1への方向を「後へ」とします。

  • オフセット距離

    点1からオフセット方向に沿って移動する距離で、作成する点の位置を決定します。

固定点

-

固定点のX、Y、Z座標値を設定する必要があります。ステップを実行すると、指定した固定点が出力されます。

3平面間の交点

平面1、平面2、平面3

ステップを実行すると、3つの平面の交点が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。

直線と円の交点

直線、円

ステップを実行すると、直線が円が存在する平面に投影され、その交点が得られます。交点タイプ を選択する必要があります。

  • 上交点:Z値が大きい点。Z値が同じ場合は、Y値とX値を順に比較し、大きい方を上交点とします。

  • 下交点:Z値が小さい点。Z値が同じ場合は、Y値とX値を順に比較し、小さい方を下交点とします。

  • 中点: 2つの交点の中間点。

2直線間の交点

直線1、直線2

ステップを実行すると、2つの直線の交点が出力されます。2本の直線が同一平面上にない場合があるため、投影モード を選択して交点を求める必要があります。

  • デフォルト:2本の直線を中間平面に投影し、交点を計算します。

  • XOZ平面に投影:2本の直線をXOZ平面に投影し、交点を計算します。

  • XOY平面に投影:2本の直線をXOY平面に投影し、交点を計算します。

直線と平面の交点

直線、平面

ステップを実行すると、直線と平面の交点が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。

直線への投影点

直線、点

ステップを実行すると、点が直線上に投影された投影点が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。

平面への投影点

点、平面

ステップを実行すると、設定された 投影方向 に基づき、点が平面上に投影された投影点が出力されます。

  • 投影方向:点を平面に投影する方向を選択します。

    • 平面に垂直:点を通る平面に垂直な直線を作成し、その直線と平面の交点が投影点となります。

    • Z軸に平行:点を通るZ軸に平行な直線を作成し、その直線と平面の交点が投影点となります。

2点間の中点

点1、点2

ステップを実行すると、2点間の中点が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。

指定点

ステップを実行すると、指定した点が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。

出力説明

出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。

出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。

出力項目 説明

点のX座標

出力された点のX座標値。

点のY座標

出力された点のY座標値。

点のZ座標

出力された点のZ座標値。

なす角

直線と直線、または直線と平面の間の角度。

作成された点

選択した点タイプに基づいて作成された点で、他のステップの入力として使用できます。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

CV-W8201

エラー:「オフセット距離」パラメータ設定が無効です。

解決策:設定された「オフセット距離」が有効な値であることを確認してください。

CV-W8202

エラー:「オフセット方向」パラメータ設定が無効です。

解決策:ドロップダウンリストから有効なオフセット方向を選択してください。

CV-W8203

エラー:「投影方向」パラメータ設定が無効です。

解決策:ドロップダウンリストから有効な投影方向を選択してください。

CV-W8204

エラー:「投影モード」パラメータ設定が無効です。

解決策:ドロップダウンリストから有効な投影モードを選択してください。

CV-W8205

エラー:「交点タイプ」パラメータ設定が無効です。

解決策:ドロップダウンリストから有効な交点タイプを選択してください。

CV-W8206

エラー:交点を取得できないか、交点が一意ではありません。

考えられる原因:

  • 入力された2つの直線が平行であり、交点がありません。

  • 入力された2つの直線が重なっており、一意な交点がありません。

解決策:入力された2つの直線が一意な交点を持つことを確認してください。

CV-W8207

エラー:入力平面がZ軸に平行なため、投影された点を取得できません。

考えられる原因:入力された平面がZ軸と平行であり、投影点を取得できません。

解決策:入力された平面がZ軸と平行でないことを確認してください。

CV-W8208

エラー:交点を取得できないか、交点が一意ではありません。

考えられる原因:

  • 入力された直線と平面が平行であり、交点がありません。

  • 入力された直線が入力された平面上にあり、一意な交点がありません。

解決策:入力された直線と平面が一意な交点を持つことを確認してください。

CV-W8209

エラー:入力された幾何学的特徴間に交点がありません。

考えられる原因:

  • 入力された幾何学的特徴が直線と円であり、直線と円に交点がありません。

  • 入力された幾何学的特徴が3つの平面であり、3つの平面から交点を取得できません。

解決策:

  • 入力された幾何学的特徴が直線と円の場合、直線が円の平面に投影された後、交点が得られることを確認してください。

  • 入力された幾何学的特徴が3つの平面の場合、3つの平面から交点が得られることを確認してください。

CV-W8216

エラー:線が円の平面に垂直なため、交点を計算できません。

解決策:直線が円の平面と垂直でないことを確認してください。

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