サーフェスからノイズを除去
使用フロー
このステップの使用フローは以下の通りです。

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入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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特徴領域を使用するかどうかを選択します。
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その他のパラメータを設定します。
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出力欄 で出力項目にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 |
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特徴領域を使用 |
チェックを入れない場合、ステップは全体のサーフェスデータを処理します。 チェックを入れると、特徴領域内のデータのみを処理します。その際、以下のパラメータを設定する必要があります。
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強度画像を使用 |
チェックを入れない場合、ステップは深度画像を処理します。チェックを入れると、強度画像が処理対象となります。 |
深度差のしきい値 |
隣接する2点が類似しているかを判断します。2点間の深度値の差がしきい値以下であれば、類似点として同じクラスタに分類されます。 |
強度差のしきい値 |
強度画像を使用 にチェックを入れた場合のみ設定可能です。 隣接する2点が類似しているかを判断します。2点間の強度値の差がしきい値以下であれば、類似点として同じクラスタに分類されます。 |
近傍タイプ |
ある点の周囲のどの点を隣接点とみなすかを設定します。
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クラスタの最小点数 |
クラスタリング後、データ点の数が設定した最小値より少ないクラスタはノイズ点として見なされ、除去されます。 |
統計フィルターを使用 |
ノイズ点が主体データと接続しており、点同士の高さ値や強度値の差異が小さい場合、統計フィルターを使用してさらにノイズを除去できます。 このパラメータにチェックを入れると、標準偏差の計算方法 と 標準偏差乗数 を設定する必要があります。 |
標準偏差の計算方法 |
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隣接点の数 |
「標準偏差の計算方法」を 相対値に基づく に設定した場合のみ表示されます。 指定した点の周囲のいくつの隣接点を使用して深度値または強度値の差を計算するかを設定します。その差の平均値を基準として、同じクラスタ内のすべてのデータ点の深度値または強度値を相対値として更新します。 |
標準偏差乗数 |
許容されるデータ点の偏差範囲を標準偏差の何倍とするかを設定します。設定値を超えた点はノイズとして除去されます。値が小さいほど、より多くの点がノイズとして除去されます。 |
トラブルシューティング
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CV-W4002
エラー:「近傍タイプ」のパラメータ設定が無効です。ドロップダウンリストから有効なオプションを選択してください。
解決策:パラメータのドロップダウンリストから有効な近傍タイプを選択してください。
CV-W4004
エラー:「標準偏差の計算方法」のパラメータ設定が無効です。ドロップダウンリストから有効なオプションを選択してください。
解決策:パラメータのドロップダウンリストから有効な標準偏差の計算方法を選択してください。