サーフェスからノイズを除去

機能

隣接するデータ点の類似度に基づいて、サーフェスデータのノイズを除去します。

remove noise from surface demo

使用フロー

このステップの使用フローは以下の通りです。

remove noise from surface workflow
  1. 入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. 特徴領域を使用するかどうかを選択します。

  3. その他のパラメータを設定します。

  4. 出力欄 で出力項目にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値最大値 を入力します。

  5. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

特徴領域を使用

チェックを入れない場合、ステップは全体のサーフェスデータを処理します。

チェックを入れると、特徴領域内のデータのみを処理します。その際、以下のパラメータを設定する必要があります。

  • 特徴領域モード

    特徴領域内のデータを処理するか、特徴領域外のデータを処理するかを選択します。

  • 特徴領域

    特徴領域の設定と調整方法については、特徴領域 をご参照ください。

強度画像を使用

チェックを入れない場合、ステップは深度画像を処理します。チェックを入れると、強度画像が処理対象となります。

深度差のしきい値

隣接する2点が類似しているかを判断します。2点間の深度値の差がしきい値以下であれば、類似点として同じクラスタに分類されます。

強度差のしきい値

強度画像を使用 にチェックを入れた場合のみ設定可能です。

隣接する2点が類似しているかを判断します。2点間の強度値の差がしきい値以下であれば、類似点として同じクラスタに分類されます。

近傍タイプ

ある点の周囲のどの点を隣接点とみなすかを設定します。

  • 4近傍:ある点の上下左右の4つの隣接する点を隣接点と見なされます。

    4 neighbors
  • 8近傍:ある点の上下左右に加え、対角線上の4点を含む計8つの点を隣接点と見なされます。

    8 neighbors

クラスタの最小点数

クラスタリング後、データ点の数が設定した最小値より少ないクラスタはノイズ点として見なされ、除去されます。

統計フィルターを使用

ノイズ点が主体データと接続しており、点同士の高さ値や強度値の差異が小さい場合、統計フィルターを使用してさらにノイズを除去できます。

このパラメータにチェックを入れると、標準偏差の計算方法標準偏差乗数 を設定する必要があります。

標準偏差の計算方法

  • 実際値に基づく:実際の深度値または強度値に基づいて標準偏差を計算します。

  • 相対値に基づく:相対的な深度値または強度値に基づいて標準偏差を計算します。

隣接点の数

「標準偏差の計算方法」を 相対値に基づく に設定した場合のみ表示されます。

指定した点の周囲のいくつの隣接点を使用して深度値または強度値の差を計算するかを設定します。その差の平均値を基準として、同じクラスタ内のすべてのデータ点の深度値または強度値を相対値として更新します。

標準偏差乗数

許容されるデータ点の偏差範囲を標準偏差の何倍とするかを設定します。設定値を超えた点はノイズとして除去されます。値が小さいほど、より多くの点がノイズとして除去されます。

出力説明

このステップの出力は、処理後のサーフェスデータであり、他のステップの入力として使用できます。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

CV-W4001

エラー:「深度差のしきい値」のパラメータ値は0より大きくする必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータの値が0より大きいことを確認してください。

CV-W4002

エラー:「近傍タイプ」のパラメータ設定が無効です。ドロップダウンリストから有効なオプションを選択してください。

解決策:パラメータのドロップダウンリストから有効な近傍タイプを選択してください。

CV-W4003

エラー:「クラスタの最小点数」のパラメータ値は0より大きくする必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータの値が0より大きいことを確認してください。

CV-W4004

エラー:「標準偏差の計算方法」のパラメータ設定が無効です。ドロップダウンリストから有効なオプションを選択してください。

解決策:パラメータのドロップダウンリストから有効な標準偏差の計算方法を選択してください。

CV-W4005

エラー:「隣接点の数」は0より大きく、「クラスタの最小点数」より小さくする必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータ値が0より大きく、「クラスタの最小点数」より小さいことを確認してください。

CV-W4006

エラー:「標準偏差乗数」のパラメータ値は0より大きくする必要があります。有効な値を入力してください。

解決策:パラメータの値が0より大きいことを確認してください。

この情報は役に立ちましたか?

ご意見・ご要望がございましたら、以下よりお寄せください:

Mech-Mindは、お客様のプライバシーを重視しています

このサイトでは最高の体験を提供するために Cookie を使用しています。サイトの閲覧を続ける場合、Cookie の使用に同意したことになります。「拒否する」を選択すると、このサイトを訪れた際に追跡や記憶が行われないように単独の Cookie が使用されます。