準備作業
プロファイル測定器のレイアウトを確認
複数の測定器は、並列、対向、対面、環状のレイアウトで設置することができ、さらに組み合わせて複合的なレイアウトを構成することも可能です。
レイアウト | 台数 | 説明図 |
---|---|---|
並列 |
2~4台 |
|
対向 |
2台 |
|
対面 |
2台 |
|
環状 |
2~4台 |
|
キャリブレーションブロックの設計と加工
キャリブレーションブロックの設計と加工 を参照して、設計と加工を完了してください。
|
キャリブレーションブロックの配置要件
キャリブレーションブロックは、錐台とベースから構成されます。各測定器は、錐台全体と一部のベース表面をスキャンする必要があります。
以下に、2台の並列配置の測定器を例に、キャリブレーションブロックの配置要件を示します。
-
錐台は、測定器の視野の中央に配置されていることを確認してください。
-
錐台の底面からセンサーヘッドのレーザー照射器までの距離は、測定器の 基準距離(RD) と一致させるようにしてください。
現場の条件など制限される場合に、キャリブレーションブロックを測定器の方へ少し移動させてください。 -
錐台の4辺が発射されるレーザー線と平行になるようにしてください。
スキャン範囲の要件
各測定器が取得する画像には、キャリブレーションブロックの6つの特徴面のみが含まれている必要があります。それぞれが錐台の上面(①)、ベース表面(②)、錐台の4つの側面(③④⑤⑥)です。そのため、各測定器のスキャン範囲は、錐台とベース表面を完全にカバーし、他の不要なデータを含まないようにしてください。

高品質な画像を取得
Mech-Eye Viewerユーザーズマニュアルの パラメータ調整 の説明を参照し、取得した画像データに明らかな欠落やノイズがないことを確認してください。
パラメータ調整が完了したら、パラメータグループを保存してください。それが後続の複数台測定器のキャリブレーションに使用できます。
暖機運転
キャリブレーション精度を確保するため、キャリブレーション前に測定器を暖機運転する必要があります。実際の使用環境に合わせ、デバイスの電源を入れた後、1時間以上連続してデータを取得してください。
キャリブレーションシーンを確認
キャリブレーションを開始する前に、現在のキャリブレーションシーンを確認する必要があります。
-
単一グループの測定器をキャリブレーションします。センサーヘッドは並列、対向、対面、環状のレイアウトで配置できます。グループ化された後、キャリブレーションによって取得されたデータが同じ座標系に合成できます。この方法は、シンプルなデータ取得シーンに適しています。
-
複数グループのキャリブレーション済みの測定器を組み合わせます(例:並列グループ+対面グループ、並列グループ+対向グループ)。この方法は、複雑なデータ取得シーンに適しています。連結された全体を形成するように、各グループが少なくとも1台の測定器を共有していることを確認してください。
これで、Mech-MSRで複数台の測定器のキャリブレーションを実行できます。