準備作業

プロファイル測定器のレイアウトを確認

複数台のプロファイル測定器は、並列、対向、または対面のレイアウトで配置できます。

並列 対向 対面

side by side

reverse

opposite

2~4台

2台

2台

上記のレイアウトが現場の要件を満たさない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

キャリブレーションブロックの設計と加工

キャリブレーションブロックの設計と加工 を参照して、設計と加工を完了してください。

  • プロファイル測定器の型番、数量、配置により、キャリブレーションブロックのサイズが決まります。

  • キャリブレーションブロックの加工精度は、後続のキャリブレーション精度に直接影響します。提供された指示に厳密に従って、キャリブレーションブロックを設計・加工してください。

キャリブレーションブロックの配置要件

キャリブレーションブロックは、錐台と台座から構成されます。各プロファイル測定器は、錐台全体と一部の台座表面をスキャンする必要があります。

以下に、2台の並列配置のプロファイル測定器を例に、キャリブレーションブロックの配置要件を示します。

  • 錐台は、プロファイル測定器の視野の中央に配置されていることを確認してください。

    centered ok

    centered ng

    ok icon

    ng icon

  • 錐台の下底面の四隅から視野の端までの距離は、測定器の X軸測定範囲 の10%以上を確保してください。

    x measurement range
  • 錐台の下底面からセンサーヘッドのレーザー発射器までの距離は、測定器の 基準距離(RD) と一致させるようにしてください。

    reference distance

    ok icon

    ng icon

    ng icon

  • 錐台の4辺は、発射されるレーザー線と平行になるようにしてください。

    no rotation

    rotated

    ok icon

    ng icon

スキャン範囲の要件

各プロファイル測定器が取得する画像には、キャリブレーションブロックの6つの特徴面のみが含まれている必要があります。それぞれが錐台の上面(①)、台座表面(②)、錐台の4つの側面(③④⑤⑥)です。そのため、各プロファイル測定器のスキャン範囲は、錐台と台座表面を完全にカバーし、他の不要なデータを含まないようにしてください。

six feature planes

高品質な画像を取得

Mech-Eye Viewerの パラメータ調整 の説明を参照し、取得した画像データに明らかな欠落やノイズがないことを確認してください。

パラメータ調整が完了したら、パラメータグループを保存してください。それが後続の複数台プロファイル測定器のキャリブレーションに使用できます。

暖機運転

キャリブレーション精度を確保するため、キャリブレーション前にプロファイル測定器を暖機運転する必要があります。実際の使用環境に合わせ、デバイスの電源を入れた後、1時間以上連続してデータを取得してください。

キャリブレーションシーンを確認

キャリブレーションを開始する前に、現在のキャリブレーションシーンを確認する必要があります。

  • 単一グループキャリブレーション

    単一グループのプロファイル測定器をキャリブレーションします。センサーヘッドは並列、対向、対面のレイアウトで配置できます。グループ化された後、キャリブレーションによって取得されたデータが同じ座標系に合成できます。この方法は、シンプルなデータ取得シーンに適しています。

  • 既存キャリブレーション結果の組合せ

    複数グループのキャリブレーション済みのプロファイル測定器を組み合わせます(例:並列グループ+対面グループ、並列グループ+対向グループ)。この方法は、複雑なデータ取得シーンに適しています。連結された全体を形成するように、各グループが少なくとも1台のプロファイル測定器を共有していることを確認してください。


これで、Mech-MSRで複数台プロファイル測定器のキャリブレーションを実行できます。

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