位置合わせ
使用フロー
このステップの使用フローは下図のようになります。以下では、そのフローについて説明します。

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入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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モデルを作成して選択します。モデルの作成方法については、2Dモデルエディタの使用説明 をご参照ください。
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マッチングパラメータ を設定します。
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出力欄 で 出力項目 にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 | ||
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強度画像を使用 |
強度画像を使用するかどうかを選択します。このパラメータにチェックを入れると、ステップは強度画像を使用して強度画像モデルとマッチングを行います。デフォルトでチェックが入っていません。 |
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特徴領域を使用 |
特徴領域は、アルゴリズムが処理を行う範囲を制限するために使用されます。このパラメータにチェックを入れると、ステップは特徴領域内のデータのみを処理します。
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モデル設定
パラメータ | 説明 | ||
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モデル選択 |
マッチングに使用するモデルを設定します。 モデルを編集 をクリックして2Dモデルエディタを開き、位置合わせモデルを設定します。設定が完了しモデルを保存した後、▼ をクリックしてドロップダウンメニューからモデルを選択します。2Dモデルエディタの使用方法については、2Dモデルエディタの使用説明 をご参照ください。
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マッチング設定
パラメータ | 説明 | ||
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画像ピラミッド |
モデルマッチングを開始するピラミッドレベルを指定します。
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マッチングスコアのしきい値 |
マッチング結果が有効かどうかを判定するために使用されます。マッチングスコアがこのしきい値を下回る結果は破棄されます。 初期値:50.0 |
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最大充填ピクセル数 |
ピクセル充填数の上限を設定します。 初期値:0
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重なり合う比率の上限 |
2つのマッチング結果が重なり合う場合、このパラメータはその重なり合う比率の上限を設定します。重なり合う比率がこの値を超えると、マッチングスコアが高い結果が保持され、スコアが低い結果は破棄されます。 初期値:0.40 |
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最下層をスキップ |
このパラメータは、マッチング処理中にアルゴリズム内のピラミッド最下層を無視するかどうかを決定します。デフォルトではチェックが入っています。 |
補正設定
パラメータ | 説明 | ||
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非剛体の高精度マッチングを使用 |
このパラメータにチェックを入れると、非剛性な位置姿勢を使用してマッチング結果を正確に補正します。
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検索半径 |
位置姿勢補正時に対応する点を探す際の半径を設定します。 初期値:10
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エッジ抽出の下限値 |
位置姿勢補正時にエッジピクセルを抽出するための下限値を設定します。この値が低いほど、多くのピクセルがエッジピクセルとして見なされます。 初期値:30 |
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エッジ抽出の上限値 |
位置姿勢補正時にエッジピクセルを抽出するための上限値を設定します。この値が高いほど、少ないピクセルがエッジピクセルとして見なされます。 初期値:60 |
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モデルダウンサンプリングのステップサイズ |
モデルをダウンサンプリングする際のステップサイズを設定し、マッチング速度を向上させます。この値を大きくすると補正が高速化されますが、マッチング精度が低下する可能性があります。 初期値:1 |
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画像ダウンサンプリングのステップサイズ |
画像をダウンサンプリングする際のステップサイズを設定し、マッチング速度を向上させます。この値を大きくすると補正が高速化されますが、マッチング精度が低下する可能性があります。 初期値:1 |
出力説明
出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。
出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値 と 最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。 |
出力項目 | 説明 | ||
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サーフェスデータ |
位置合わせ処理後に得られたサーフェスデータ。 |
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信頼度 |
通常、マッチング結果の信頼性や精度を示します。 |
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位置合わせパラメータグループ |
基準点の座標と基準方向を含むパラメータグループ。
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トラブルシューティング
共通のエラー情報と解決方法については、エラーコード一覧 をご参照ください。