サーフェス偏差を測定

機能

サーフェスデータと3Dモデルとの偏差を測定します。

このステップを使用する前に、3Dモデルファイル(STLまたはPLY形式)とモデル位置位姿のJSONファイルを準備する必要があります。これらがないと、ステップを実行できません。

使用フロー

このステップの使用フローは以下の通りです。

measure surface deviation workflow
  1. 入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. モデルファイルの形式とパスを設定します。

  3. モデルのサーフェスと位置姿勢を設定します。

  4. 偏差計算結果を選択します。

  5. 出力 欄で 出力項目 にチェックを入れます。

  6. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

モデルファイル形式

読み込む3Dモデルファイルの形式を選択します。STLPLY のみに対応しています。

モデルファイルパス

3Dモデルファイルのパスを指定します。

モデルのサーフェスタイプ

モデルの上面または底面を基準面として偏差を計算するかを選択します。

モデル単位

モデルが使用する単位を指定します。

オプション:ミリメートル、メートル

モデル位置姿勢のJSONファイルパス

JSONファイルにモデルのサーフェスデータの位置姿勢が保存されています。

偏差計算結果

偏差表示ツール で保存された偏差計算および統計結果を選択し、特徴点偏差 の計算に使用します。

詳細については、偏差表示ツール をご参照ください。

出力説明

出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。

出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。

出力項目 説明

サーフェスデータ

サーフェスデータとモデルの比較結果。この時、Z値は偏差値を示します。

特徴点

「偏差表示ツール」で描画された各領域の円心。

偏差

「偏差表示ツール」で描画された各領域内の偏差の平均値。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

CV-W4101

エラー:PLYファイル内の点の数は3以上である必要があります。

解決策:ファイルを確認し、PLYファイル内の点の数が3以上であることを確認してください。

CV-W4102

エラー:PLYファイル内の点の数は法線ベクトルの数と一致している必要があります。

解決策:ファイルを確認し、PLYファイル内の点の数と法線ベクトルの数が一致していることを確認してください。

CV-W4103

エラー:PLYファイル内の法線ベクトルの長さは1である必要があります。

解決策:ファイルを確認し、PLYファイル内の法線ベクトルの長さが1であることを確認してください。

CV-W4104

エラー:PLYファイルに無効点(NaN値)が含まれています。

解決策:ファイルを確認し、PLYファイル内に無効点(NaN値)が含まれていないことを確認してください。

CV-W4108

エラー:指定されたパスにSTLファイルが見つかりません。

解決策:正しいファイルパスを選択してください。

CV-W4109

エラー:STLファイルが無効です。

解決策:STLファイルを確認し、ファイルが有効な形式であることを確認してください。

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