プロファイルを直線にフィット

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機能

プロファイルに基づいて直線をフィットさせ、その直線の特徴とプロファイルとの間の偏差を測定します。

line fitting illustration

プロファイル全体による直線のフィット

使用フロー

このステップの使用フローは以下の通りです。

fit line to profile process
  1. 入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. 特徴領域モード を選択します。

  3. 選択した特徴領域モードに応じて、関連するパラメータを設定します。

  4. 出力欄出力項目 にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値最大値 を入力します。

  5. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

特徴領域モード

このパラメータは、直線フィッティング領域と測定領域の範囲を選択するために使用されます。

  • なし:入力ステップの全てのプロファイルを使用して直線フィッティングと測定を行います。

  • 組合せ:特徴領域を1つ設定する必要があります。この領域を使用して直線フィッティングと測定を行います。

  • 分割:直線フィッティングと測定に使用する領域をそれぞれ設定する必要があります。直線フィッティング用の特徴領域は最大2つまで設定できます。

特徴領域の設定と調整方法については、特徴領域 をご参照ください。

フィッティング方法

直線をフィッティングする方法を選択します。

  • シンプル:直線を高速でフィッティングする方法で、フィットした直線は大まかに正確です。

  • ロバスト:反復式で直線をフィッティングする方法で、フィットした直線はより正確ですが、時間がかかります。この方法を選択する場合は、外れ値の割合 パラメータを設定する必要があります。

外れ値の割合

フィッティング処理中に除去する外れ値の割合を設定し、フィッティング精度を向上させるために使用されます。初期値は30%です。

フィッティング結果の評価をパーセンテージで示す指標

このパラメータは、データ点のフィットした直線への誤差を評価する際、誤差が最小の上位何パーセントの点を考慮するかを設定するために使用されます。初期値は50%です。

出力欄フィッティング評価パーセンテージの誤差 の出力項目にチェックを入れると、この設定した割合に対応するパーセンタイルの誤差値、すなわち「フィッティング結果の評価をパーセンテージで示す指標」範囲内の点の最大誤差値が出力されます。

パーセンタイルとは統計学の概念で、通常はデータセット内の特定の位置を表すために使用されます。一連のデータを小さい順に並べた後、その特定の割合に対応する数値をパーセンタイルで表します。

出力説明

出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。

出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。

出力項目 説明

標準偏差

点からフィットした直線までの距離の標準偏差。

最小誤差

点からフィットした直線までの最小距離。

最大誤差

点からフィットした直線までの最大距離。

フィッティング評価パーセンテージの誤差

「フィッティング結果の評価をパーセンテージで示す指標」範囲内の点の中で、フィットした直線への最大誤差。

オフセット

フィットした直線とZ軸の交点座標のZ値。

フィットした直線とX軸との角度

得られたフィットした線とX軸との角度。

最小誤差点X

誤差が最小の点のX値。

最小誤差点Z

誤差が最小の点のZ値。

最大誤差点X

誤差が最大の点のX値。

最大誤差点Z

誤差が最大の点のZ値。

算術平均値

直線フィッティングに使用した点からフィットした直線までの距離の平均値。

誤差範囲

点からフィットした直線までの誤差範囲。

フィットした直線

得られたフィットした直線。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

CV-W5601

エラー:「外れ値の割合」パラメータが正しく設定されていません。

考えられる原因:「外れ値の割合」のパラメータ値が0~100%の範囲内にありません。

解決策:「外れ値の割合」を再調整し、0~100%の範囲内で設定してください。

CV-W5602

エラー:「フィッティング結果の評価をパーセンテージで示す指標」パラメータが正しく設定されていません。

考えられる原因:「フィッティング結果の評価をパーセンテージで示す指標」のパラメータ値が0~100%の範囲内にありません。

解決策:「フィッティング結果の評価をパーセンテージで示す指標」を再調整し、0~100%の範囲内で設定してください。

CV-W5603

エラー:測定領域内の点の数が不足しています。

考えられる原因:測定領域に点が含まれていません。

解決策:測定領域を確認して調整し、その内に点が含まれるようにしてください。

CV-W5604

エラー:フィッティング領域内の点の数が不足しています。

考えられる原因:フィッティング領域内の点の数が2未満です。

解決策:フィッティング領域を確認して調整し、その内の点の数が2以上であることを確認してください。

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