携帯電話のミドルフレーム平面度測定

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ソリューションの概要

このソリューションは、携帯電話のバッテリーケースの平面度を測定し、携帯電話の正確な組立作業を確保する精密製造向けのソリューションです。

測定項目

  • バッテリーケースの平面度

    バッテリーケースの平面度を測定します。携帯電話の組立作業に、バッテリーケースの平面度は全体に組立品質に影響します。規格を満たしていない場合、光漏れ、位置ずれ、接触不良などの発生し、携帯電話の外観と品質に多大な影響をもたらします。

  • 位置決め穴の高さ

    位置決め穴の高さとは、位置決め穴の上面の中心点からバッテリーケースまでの垂直距離を指し、取り付け後の電池と他の部品間の距離がそれによって決まります。その高さを精確に測定することで電池組立作業においては電池の過度な圧迫による変形や損傷(膨張やショート)を回避できます。

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従来の課題

本ソリューションは、以下のような従来の課題を解決できます。

  • データ取得が難しい:ミドルフレームが精密の設計されており、複数の穴や溝、凹凸構造があります。そのため画像撮影のために遮蔽や反射による干渉に対応する措置を講ずる必要があります。

  • 高精度が必要:バッテリーケースの平面度測定では、ミクロン単位の高精度が求められます。

  • 生産性の要件が高い:現場ではタクトの要件も高いです。本ソリューションでは、高精度を実現するほか、3Dインラインプロファイル測定器によって迅速なスキャンを完成し、Mech-MSRによって高速なデータ処理をを完成することが可能です。

主要な技術仕様

主要な技術仕様は以下の通りです。

  • 繰り返し精度:8~12μm 以内

  • タクトタイム:2 秒以内で測定完了

主要な技術仕様は適用シーンによって異なります。実際の状況に応じて調整してください。

ソリューションの設計

現場のニーズに応じ、Mech-Eye 3D インラインプロファイル測定器のセンサーヘッドを測定対象ワークの上方に固定します。センサーヘッドがワークの先端に向くようにして、かつワーク全体をスキャンできるようにヘッドの角度を調整します。

ソフトウェア・ハードウェア要件

  • Mech-Eye 3D インラインプロファイル測定器 + Mech-Eye Viewer ソフトウェア

    迅速に対象物の表面をスキャンし、深度データと強度データを含むサーフェスデータを生成します。

  • Mech-MSR ソフトウェア

    サーフェスデータを取得・処理し、平面度と高さを計算します。

設定手順

ソリューションを実装する前に、まず Mech-MSR のソリューションライブラリから 携帯電話のミドルフレーム平面度測定 ソリューションを取得します。ソリューションライブラリに関する操作 をクリックして、このソリューションの取得方法をご覧ください。

本ソリューションの導入は以下の手順で実施します。

operation workflow
  1. データ取得

    ソフトウェア・ハードウェアを設置し、画像データを取得して確認します。

  2. データ処理

    サーフェスデータを位置合わせした後、フィルタリングを行い、データ範囲を絞ります。

  3. 測定

    ミドルフレームのバッテリーケースの平面度と位置決め穴の高さを測定します。

  4. 結果取得

    測定項目の合格範囲を設定して測定・検査の結果を出力します。


続いて、このソリューションの導入に進みます。

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