カスタム通信モード

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カスタム通信モードとは、標準またはカスタムの産業用通信プロトコルを用いて機器接続を確立し、データのやり取りを双方で取り決めたフォーマットおよび解析ルールに従って行う方式を指します。このモードは特殊な通信要件があるシーンに適しており、さまざまなシステム統合要件に柔軟に対応できます。

適用シーン

カスタム通信モードでは、通信解析、プロジェクトトリガー、結果返却、データ保存などの機能を1つの設定可能なフローに統合できるため、プロジェクトごとに個別のスクリプト作成や Adapter 開発を行う必要がありません。これにより、導入および保守の負担を軽減できるだけでなく、現場要件の変化にも柔軟かつ迅速に対応できます。

このモードは幅広いシーンに適用可能です。例:

  • トレーサビリティ:外部機器(MES や生産ライン PLC など)からワークの SN コードを受信後、システムが自動的に検査を実行します。測定結果取得後は上位システムへ返却し、同時に画像および結果を SN と関連付けて保存します。

  • 混流生産:1本の生産ラインで複数製品を生産する場合、外部機器から送信される型式フィールドに基づいて、対応する測定プロジェクトおよびパラメータを自動切り替えできます。これにより、手動でプログラムを変更する必要がなく、製品切替時のリスクを低減できます。

  • 迅速変更:現場で一時的に返却フィールド追加、メッセージ形式変更、新規上位システム接続などが必要になった場合でも、設定変更のみで迅速に対応可能であり、バージョン更新は不要です。

カスタム通信モードの設定フロー

下図はカスタム通信モードの設定フローを示しています。各適用シーンによって具体的な設定手順は異なる場合があります。実際の状況に従って設定してください。

communication-mode-custom-config-flow

設定手順の説明は以下のとおりです。

番号 手順 説明

1

通信仕様の取り決め

通信双方で使用する産業用通信プロトコル(TCP、Modbus など)を決定し、データ形式、伝送方式、および解析ルールを確認します。詳細については、通信仕様の取り決め をご参照ください。

2

カスタム通信サービスを設定

Mech-MSRでカスタム通信サービスを作成・設定し、プロトコルパラメータおよびデータマッピングルールを設定します。詳細については、カスタム通信サービスを設定 をご参照ください。

3

通信プロジェクトおよび測定プロジェクトを構築

通信要件および測定要件に基づいてMech-MSRプロジェクトを構築し、データ解析、プロジェクトトリガー、測定実行、結果返却などの論理を完成させます。詳細については、通信プロジェクトおよび測定プロジェクトを構築 をご参照ください。

4

通信トリガールールを設定

トリガールールを設定し、カスタム通信サービスによってプロジェクト実行を開始するタイミングを定義します。詳細については、通信トリガールールを設定 をご参照ください。

5

通信テスト

設定完了後に通信テストを実施し、通信接続、データ連携、および処理論理が期待どおりに動作することを確認します。詳細については、通信テスト をご参照ください。

カスタム通信モードの動作メカニズム

上記の設定フローを完了すると、システムは以下の仕組みで動作します。

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