サンプルプログラム11:MM_S11_Viz_Timer

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プログラム概要

機能

ロボットはタイマーを使用して、通信の確立から把持および配置が完了するまでにかかる時間を計算します。

ファイル場所

Mech-VisionとMech-Vizソフトウェアのインストールディレクトリにある Communication Component/Robot_Interface/FANUC/sample/MM_S11_Viz_Timer

必要なプロジェクト

Mech-VisionとMech-Vizプロジェクト

使用前提

  1. 標準インターフェース通信設定 が完了しました。

  2. 自動キャリブレーション が完了しました。

このサンプルプログラムは参考用です。ユーザーは実際の状況に応じて、このプログラムを基に変更を加える必要があります。このプログラムをそのまま使用しないでください。

プログラム説明

以下はMM_S11_Viz_Timerサンプルプログラムのコードと関連する説明です。

このサンプルは、MM_S2_Viz_Basicサンプルに比べて、タイマー機能(太字部分のコード)のみが追加されています。そのため、MM_S2_Viz_Basicサンプルと同じ部分のコードについては、以下で再度説明することはありません(詳細は MM_S2_Viz_Basicサンプルの説明 をご参照ください)。
   1:  !-------------------------------- ;
   2:  !FUNCTION: trigger Mech-Viz ;
   3:  !project and get planned path, ;
   4:  !add a timer to record cycle time ;
   5:  !Mech-Mind, 2023-12-25 ;
   6:  !-------------------------------- ;
   7:   ;
   8:  !set current uframe NO. to 0 ;
   9:  UFRAME_NUM=0 ;
  10:  !set current tool NO. to 1 ;
  11:  UTOOL_NUM=1 ;
  12:  !move to robot home position ;
  13:J P[1] 100% FINE    ;
  14:  !initialize communication ;
  15:  !parameters(initialization is ;
  16:  !required only once) ;
  17:  CALL MM_INIT_SKT('8','127.0.0.1',50000,5) ;
  18:  LBL[1:LOOP] ;
  19:  !reset timer to 0 ;
  20:  TIMER[1]=RESET ;
  21:  !start timer ;
  22:  TIMER[1]=START ;
  23:  !move to image-capturing position ;
  24:L P[2] 1000mm/sec FINE    ;
  25:  !trigger Mech-Viz project ;
  26:  CALL MM_START_VIZ(2,10) ;
  27:  !get planned path, 1st argument ;
  28:  !(1) means getting pose in JPs ;
  29:  CALL MM_GET_VIZ(1,51,52,53) ;
  30:  !check whether planned path has ;
  31:  !been got from Mech-Viz ;
  32:  !successfully ;
  33:  IF R[53]<>2100,JMP LBL[99] ;
  34:  !save waypoints of the planned ;
  35:  !path to local variables one ;
  36:  !by one ;
  37:  CALL MM_GET_JPS(1,60,70,80) ;
  38:  CALL MM_GET_JPS(2,61,71,81) ;
  39:  CALL MM_GET_JPS(3,62,72,82) ;
  40:  !follow the planned path to pick ;
  41:  !move to approach waypoint ;
  42:  !of picking ;
  43:J PR[60] 50% FINE    ;
  44:  !move to picking waypoint ;
  45:J PR[61] 10% FINE    ;
  46:  !add object grasping logic here, ;
  47:  !such as "DO[1]=ON" ;
  48:  PAUSE ;
  49:  !move to departure waypoint ;
  50:  !of picking ;
  51:J PR[62] 50% FINE    ;
  52:  !move to intermediate waypoint ;
  53:  !of placing ;
  54:J P[3] 50% CNT100    ;
  55:  !move to approach waypoint ;
  56:  !of placing ;
  57:L P[4] 1000mm/sec FINE Tool_Offset,PR[2]    ;
  58:  !move to placing waypoint ;
  59:L P[4] 300mm/sec FINE    ;
  60:  !add object releasing logic here, ;
  61:  !such as "DO[1]=OFF" ;
  62:  PAUSE ;
  63:  !move to departure waypoint ;
  64:  !of placing ;
  65:L P[4] 1000mm/sec FINE Tool_Offset,PR[2]    ;
  66:  !move back to robot home position ;
  67:J P[1] 100% FINE    ;
  68:  !stop timer ;
  69:  TIMER[1]=STOP ;
  70:  !save timer value to register ;
  71:  R[99]=TIMER[1]    ;
  72:  JMP LBL[1] ;
  73:  END ;
  74:   ;
  75:  LBL[99:vision error] ;
  76:  !add error handling logic here ;
  77:  !according to different ;
  78:  !error codes ;
  79:  !e.g.: status=2038 means no ;
  80:  !point cloud in ROI ;
  81:  PAUSE ;

上記のサンプルプログラムの処理流れは、下図の通りです。

sample11

下表は、タイマー機能のコードとその説明です。

処理流れ コートと説明

ループで通信確立から把持および配置が完了するまでにかかる時間を計算

  18:  LBL[1:LOOP] ;
  ...
  72:  JMP LBL[1] ;

上記のコードは、プログラムがLBL[1]で示すコードを繰り返し実行することを意味します。

  19:  !reset timer to 0 ;
  20:  TIMER[1]=RESET ;

上記のコードは、タイマーTIMER[1]を0にリセットすることを意味します。

  21:  !start timer ;
  22:  TIMER[1]=START ;

上記のコードは、タイマーTIMER[1]を開始することを意味します。

  68:  !stop timer ;
  69:  TIMER[1]=STOP ;

上記のコードは、タイマーTIMER[1]を停止することを意味します。

  70:  !save timer value to register ;
  71:  R[99]=TIMER[1]    ;

上記のコードは、タイマーTIMER[1]の値をR[99]レジスタに代入し、タイマーで計算された時間(通信確立から把持および配置が完了するまでの時間)を読み取ることができるようにすることを意味します。

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