エラーコード一覧
ロボットで標準インターフェースプログラムを実行しているときに、発生するエラーの一覧です。
ロボット内部エラー
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MM:Robot_Internal_Error
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MM:Robot_Internal_ErrorX(Xは1、2、3などの番号)
説明
ロボットプログラムがシステム関数を呼び出そうとしたときにエラーが発生します。
X はエラーが報告された場所の番号です。この値をテクニカルサポートに提供することで問題の原因を特定できます。
トラブルシューティング
FANUCロボットのプログラミングマニュアルを参照してエラーを確認するか、FANUCのテクニカルサポートに連絡してサポートを受けてください。
異常な通信接続
MM:Robot_Socket_Closed
説明
ロボットとビジョンシステムは、Socketを通じてTCPプロトコルによる通信を実現しています。Socketは、オープン、接続、送信、受信、クローズなどの処理を試みる際に、上記のエラーが発生する可能性があります。
トラブルシューティング
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標準インターフェース通信接続エラーのトラブルシューティング を参照し、各設定項目が正しいか順番に確認してください。
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サポートが必要な場合、Mech-Mind株式会社にお問い合わせください。
コマンドパラメータエラー
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MM:Robot_Argument_Error
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MM:Robot_Argument_ErrorX(Xは1、2または3)
説明
標準インターフェースコマンドのパラメータ値が正しく設定されていません。
トラブルシューティング
標準インターフェースコマンド を参照し、コマンドの要件に従って正しいパラメータを設定してください。
コマンドコードエラー
MM:Robot_CMD_Error
説明
以下の2つの場合でエラーが発生します。
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ロボットのフォアグラウンドプログラムが送信した標準インターフェースコマンドコードが存在しません。
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ロボットのバックグラウンドプログラムが受信した標準インターフェースコマンドコードが、ビジョンシステムから送信されたコマンドコードと一致しません。
トラブルシューティング
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標準インターフェースコマンドの呼び出し順序が正しいことを確認してください。
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サポートが必要な場合、Mech-Mind株式会社にお問い合わせください。
ステータスコード異常
MM:IPC error, status code:XXXX(XXXXは1001、2001、3001などの4桁の番号)
説明
ロボットプログラムが標準インターフェースコマンドを呼び出した後、コマンドがエラーコードを返しました。
XXXX は、ビジョンシステムから返されるエラーステータスコード番号です。
トラブルシューティング
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標準インターフェースのステータスコード一覧とトラブルシューティング を参照して問題を解決してください。
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サポートが必要な場合、Mech-Mind株式会社にお問い合わせください。
コントローラの再起動
MM:Restart Robot
説明
MM_INIT_SKT コマンドの最初のパラメータ値を設定する際、未定義のロボットポート番号(1~8)を初めて使用する場合は、ロボットコントローラを再起動する必要があります。再起動後に、該当ポートでの通信が有効になります。
通信パラメータの変更
MM:Client Argument Changed
説明
ロボットプログラムが再度 MM_INIT_SKT コマンドを呼び出し、そのコマンド内のいずれかのパラメータ値が変更された場合、このメッセージが表示されます。ただし、この通知はプログラムの動作には影響を与えません。