標準インターフェース通信設定

現在ご覧いただいているのは最新版の内容です(V2.1.2)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合や、サポートが必要な場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

以下では、ELITEロボットの標準インターフェース通信の設定について説明します。

ソフトウェアバージョンを確認

本文に記載されている型番およびバージョンは、動作確認に使用したものです。その他の型番やバージョンについても、本文を参考に操作をお試しください。問題が発生した場合は、Mech-Mindのテクニカルサポートまでお問い合わせください。

  • ロボット型番:ELITE

  • コントローラのソフトウェアバージョン:3.5

    システム  システム情報 でコントローラーのバージョンが3.5であることを確認します。

    elite check version1

ロボットとIPCを接続

LANケーブルで IPCのLANポートロボットコントローラのLANポート を接続します。

hardware connection

IPアドレスを変更

以下のいずれかのLANポートのIPアドレスを変更することで、両方のLANポートのIPアドレスが同じネットワークセグメントにあるようにすることができます。

  • ロボットコントローラのLANポート

  • ロボットと接続されているIPCのLANポート

ロボットのIPアドレスを変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 管理者アカウントへ切替:キーを TEACH にし、左下のアカウントモードが 管理者 になっていることを確認します。 管理者 になっていない場合、アカウントモードをタップして 管理者 を選択し、パスワード(初期パスワードは333333)を入力してから、左下隅にある 設定 をタップします。

  2. ティーチペンダントで システム  システム構成  ネットワーク設定 を順番にタップします。

    change ip 1
  3. これでIPを変更することができます。IPを変更したら、設定 をタップして変更を保存します。

    change ip 2

「ロボット通信設定」を実行

  1. Mech-Visionを起動します。表示される画面に応じて、以下のようにソリューションの作成方法を選択します。

    • ようこそ画面が表示されたら、ソリューションを新規作成 をクリックして新しい空白のソリューションを作成します。

    create solution 1
    • メイン画面が表示されたら、メニューバーの ファイル  ソリューションを新規作成 をクリックして新しい空白のソリューションを作成します。

    create solution 2
  2. Mech-Visionのツールバーで ロボット通信設定 をクリックします。

  3. ロボット通信設定 の画面で以下の設定を行います。

    1. ロボットを選択 ドロップダウンリストから 適応可能なロボット を選択して ロボット型番を選択 をクリックします。表示される画面で特定のロボット型番を選択して 次へ をクリックします。

    2. 通信方式 の画面で、インターフェースサービスのタイプ標準インターフェース に、通信プロトコルTCP Server に、プロトコル形式ASCII に選択します。

    3. ポート番号は50000または50000以上に設定することを推奨します。設定したポート番号が他のプログラムに使用されていないことを確認してください。

    4. ロボット読み込みの説明 の下で、プログラムフォルダを開く をクリックします。

      その後、読み込みファイルはこのフォルダからコピーされますので、フォルダウィンドウを閉じないようにしてください。
    5. (オプション)ソリューションを開くとインターフェースサービスを自動的に起動 にチェックを入れることを推奨します。

    6. 適用 をクリックします。

tcp ascii
  1. Mech-Visionのメイン画面で、ツールバーのインターフェースサービスが起動されていることを確認します。

    interface service

標準インターフェースのプログラムの読み込み

以下の手順で標準インターフェースプログラムをロボットに読み込みます。

  1. ELITE フォルダ(読み込みプログラムフォルダ)で、rbctrl フォルダをUSBメモリにコピーします。

    読み込みプログラムフォルダは、Mech-VisionとMech-Vizソフトウェアのインストールディレクトリにある Communication Component/Robot_InterfaceELITE パス内でも見つけることができます。

  2. USBメモリをコントローラに差し込みます。

  3. システム  ファイル回復  JBIファイルロード をクリックし、ポップアップウィンドウで 確認 を選択します。

    elite load1
    elite load2
  4. システム  ファイル回復  スクリプトアップデート をクリックし、ポップアップウィンドウで 確認 を選択します。

    elite load3
    elite load4
  5. プロセス  Luaスクリプト をクリックします。

    elite load5
  6. スクリプト1をオンにし、mm_elite_module フォルダを選択します。

    elite load6

接続ステータスをテスト

IPCのIPアドレスとポート番号を設定

以下の手順でロボット側の全体変数にIPCのIPアドレスとポート番号を設定します。

  1. モニタ  グローバル変数  変数B をタップします。

    test connection1
  2. 以下のようにB100-B104の値を変更します。変更したい値を選択してから 修正 をタップして修正します。

    B100からB103までの値はIPCのIPアドレスに対応しており、B104はIPCのポート番号に対応します。下図ではIPアドレスは192.168.0.56と、ポート番号は50000となっています。

    test connection2
  3. IPアドレス変更後、終了保存 をタップし、ポップアップウィンドウで 確認 を選択します。

    test connection3
    test connection4

プログラムを実行

  1. ティーチペンダントで 保存  実行 をクリックしてプログラムを実行し、ポップアップウィンドウで 確認 を選択します。

    run program1
  2. 正常に接続された場合、ログパネルには以下のようなメッセージが表示されます。

    run program2
  3. 正常に接続すると、Mech-Visionのログの コンソール タブに関連するメッセージが表示されます。

    vision center log

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