2Dマッチング
使用シーン
2D画像でポリゴン対象物を位置決めし、検出されたポリゴン特徴をその後のポリゴンの3D位置姿勢を計算するために提供します。通常、ステップ マスク以外のポリゴンを除去 と併用されます。
パラメータの説明
テンプレート設定
- 輪郭線角度定量化(1-360)
-
初期値:60
調整説明:輪郭線の方向を定量化します。例えば、長方形は180度対称なので、180度が定量化され、入力されたパラメータはコピーの数です。パラメータが90に設定されている場合、「180°/90=2°」によって得られたコピー数は2です。定量化されたコピーが多いほど、エッジは細かくなりますが、時間がかかります。
調整の例:
パラメータ値が30に設定した場合、ステップの実行時間と定量化の結果を下図に示します。
パラメータ値が90に設定した場合、ステップの実行時間と定量化の結果を下図に示します。
- 角度損失の重み
-
初期値:0.1
調整説明:値が大きいほど結果は精確になりますが、時間がかかります。
- ベーススケール
-
初期値:1.1
調整説明:テンプレートは、「基本アスペクト比」、「スケール指数」によって変更されます。「スケール指数」は、「最小スケール指数」から「最大スケール指数」までの整数です。値が大きいほど、正確にマッチングする可能性が高くなりますが、時間がかかります。
- 最小スケール指数
-
初期値:0
調整説明:-3、-2、-1、0は参考値となります。値が小さいほど対象物に正しくマッチングする可能性が高くなりますが、時間がかかります。
- 最大スケール指数
-
初期値:0
調整説明:0、1、2、3は参考値となります。値が大きいほど対象物に正しくマッチングする可能性が高くなりますが、時間がかかります。
- 基本アスペクト比
-
初期値:1.1
調整説明:テンプレートは、「基本アスペクト比」、「アスペクト指数」によって変更されます。「アスペクト指数」は、「最小アスペクト比」から「最大アスペクト比」までの整数です。値が大きいほど、正確にマッチングする可能性が高くなりますが、時間がかかります。
- 最小アスペクト指数
-
初期値:0
調整説明:-3、-2、-1、0は参考値となります。値が小さいほど対象物に正しくマッチングする可能性が高くなりますが、時間がかかります。
- 最大アスペクト指数
-
初期値:0
調整説明:0、1、2、3は参考値となります。値が大きいほど対象物に正しくマッチングする可能性が高くなりますが、時間がかかります。
候補検索設定
- 対象物の大まかな姿勢(0-360)
-
初期値:0°
調整説明:シーンの物体の大まかな方向(単位は°)です。長方形の場合、横方向を0°方向、縦方向を90°方向と定義します。
- 対象物の姿勢の変化範囲(0-180)
-
初期値:90°
調整説明:シーンの物体の位置姿勢変化範囲(単位は°)です。
- テンプレート検索の並進ステップサイズ
-
初期値:5.000 mm
調整説明:値が小さいほど結果は精確になりますが、時間がかかります。単位はミリメートル(mm)です。
- テンプレート検索の回転ステップサイズ(0-180)
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初期値:1.5000°
調整説明:値が小さいほど結果は精確になりますが、時間がかかります。単位は度(°)です。
しきい値設定
- 平均距離誤差の最大しきい値
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初期値:8.000 mm
調整説明:各テンプレートマッチングの平均距離の最大誤差です。単位はミリメートル(mm)です。値が高いほど、結果はより正確になります。
調整の例:下図に示すように、左側が初期値での出力結果、右側がパラメータを0.002に設定した場合の出力結果です。
- 重複しきい値(0-1.0)
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初期値:0.5
調整説明:結果の重複度がこのしきい値より大きい場合は削除されます。値が大きいほど、より多くの重複結果が出力される傾向があります。
調整の例:下図に示すように、左側が0.2に設定した場合の出力結果であり、右側が0.5に設定した場合の出力結果です。