カメラケーブルの配線規範
ケーブルコネクタの取り付け
コネクタの取り外し・取り付けを考慮してカメラと周囲のものとは一定の距離(H ≥ 70mm、L ≥ 65mm)を置く必要があります。下図のようにカメラを設置します。
NANOカメラのケーブルは側面に接続するので配線時にLとHを以下のように設定してください。
EIH方法でカメラを取り付けた場合、ロボットのケーブルが多いため、コネクタに力がかからないように注意する必要があります。
現場では、下図のようにカメラケーブル固定スタンドを使用することができます。
配線
カメラケーブルの 配線 時、ケーブルに張力がかからないようにしてください。また、ケーブルをフラットに、よじれが入らないようにしてください。ケーブルの屈曲部に結束バンドで固定してください。ただ、あまりきつくしないでください。
接線 や 配線 の時、ケーブルを傷つけないように、各ワークや部品の鋭い角やエッジを避けてください。
下図に示すように、ケーブルの 方向を変更 する必要がある場合、曲げ半径(R)はできるだけ大きくし、余裕を持たせる必要があります。過度に曲げることは、ケーブルの品質と機能に影響を与える可能性があるます。R(曲げ半径)の値をケーブルの外径の7.5倍以上にすることをお勧めします。
ケーブルを 固定 する場所でも、急な角度で曲げないでください。下図では、右図ではなく、左図のように固定してください。
ケーブル保護管・ケーブルキャリア内の配線
ケーブルの自由度がなくなるため、ケーブル保護管・ケーブルキャリアの内部にケーブルを固定しないでください。ケーブル同士の摩擦を避けるため、ケーブル保護管やケーブルキャリアの端だけにケーブルを固定することをお勧めします。下図をご参照ください。
ケーブルキャリアの3~4のリンクがカメラと一緒に移動しないようにしてください。
ケーブルキャリア内での配線時には、張力に注意を払ってください。下図のように張力が加えられた(左)状態にも、緩み過ぎた状態(右)にもしないでください。下図の状態になると、ケーブルがお互いにこすれるため絶縁保護カバーに損傷が起こることがあります。
ケーブル保護管内の配線を行うとき、管内のケーブルが絡まないように注意してください。