データ取得とドリフト補正

ドリフト自動補正機能を設定した後、実際の生産中にビジョンシステムのドリフトを補正できます。

生産中、計画された取得頻度に基いて、手動または自動で作成したロボットプログラムを実行し、キャリブレーションボール位置姿勢取得プロジェクトの実行をトリガーしてボールの位置姿勢を取得します。高い精度が求められるプロジェクトでは、1日1回のデータ取得を推奨します。取得頻度を高めることで、よりリアルタイムなドリフト補正が可能となります。

ドリフト補正ソリューション導入前にビジョンシステムに周期的なドリフトが発生し、異常が見られる場合、その異常周期が k 日であれば、データ取得周期は k 日より短い間隔（推奨値は k/2 日）に設定する必要があります。これにより異常発生前にドリフトを補正し、安定した生産を実現できます。