ロボットハンドの自動切り替え

現在ご覧いただいているのは未リリースのバージョンです(V2.1.0)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

サンプルプログラムの概要

このサンプルプロジェクトは、バラ積みの小型板金部品のピッキングでロボットハンドの自動切り替えを実現する方法を示します。ビジョンシステムによりロボットをガイドして、把持点に合わせて適切なロボット半に切り替えます。これで効率の向上を実現します。

使用する例は以下のようです。

auto switch tool demo

適用シーン

  • 同じロボットハンドを異なる状態でワークのピッキングに対応する必要があるシーンに使用します。リング状ワークを把持する場合、内径把持と外径把持を計画できます。

different methods to pick
  • クイックチェンジャーを使用してロボットハンドを変更する必要がる現場に使用できません。

このサンプルプロジェクトは、同じロボットハンドを異なる状態でワークをピックアップする効果を示します。

使用前提

  1. Viz ティーチング通信の場合、リソースツリーでロボットハンドを設定します。

    1. リソースツリーの ロボットハンド の右側にある add tool iconをクリックし、ロボットハンド設定ウィンドウを開きます。

    2. 下部の一般的なロボットハンドの制御ロジック設定をクリックして設定を完了します。

      • 一般的な動作にロボットハンドが通用する動作名を追加します。

      • 異なるロボットハンドの動作に個別に DO 信号を設定します。

        configure regular tool control logic
  2. ワークライブラリで把持点とロボットハンドの対応関係を設定します。

    把持点を設定する時、ロボットハンドリストで使用したいロボットハンドを選択し、ワークライブラリでロボットハンドと把持点の対応関係を確認することができます。
    configure tool list
  3. 標準インターフェースまたは Adapter(アダプター) 通信の場合、ロボットプログラミングを書く必要があります。このサンプルプロジェクトに使用可能なサンプルプログラムは、ソフトウェアインストールパス Communication Component/Robot_Interface/FANUC/sample/MM_S7_Viz_SwitchTCP からダウンロードできます。

ワークフローの構築

パラメータ調整の説明

  • ロボットハンドを切り替えステップ

    ステップのパラメータ実行モード適切なロボットハンドに自動的に切り替えるに設定し、必要に応じて使用中のロボットハンドを制限をオンにします。オンにしないと、ワークライブラリにある有効にされたロボットハンドを全部試行して適切なロボットハンドに切り替えます。

    parameter tuning 1
  • ロボットハンド動作を実行ステップ

    Viz ティーチング通信の場合にのみ使用できます。

    動作名のクリックメニューから必要な動作を選択します。Viz ティーチング通信の場合にロボットに送信を選択します。

    parameter tuning 2

注意事項

このサンプルプロジェクトを現場に使用する時、以下の注意事項を参考にしてプロジェクトを修正・設定することができます。

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