キャリブレーションボールの取扱説明書(ETH)

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以下は、ドリフト自動補正(ETH)に使用されるキャリブレーションボールの取扱説明書です。

梱包内容一覧

キャリブレーションボール関連の梱包内容は下表の通りです。

  • 梱包内容一覧は参照のみを目的としています。実際の製品とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

  • お受け取りの際は、梱包に問題がないことを確認してください。製品や付属品に欠品や損傷がないことを確認してください。万が一、損傷や不足がある場合は、Mech-Mindまでお問い合わせください。

番号 部品 イメージ図

1

キャリブレーションボール(直径 60 mm) × 1

packing list 1

2

手動式エアブロワー × 1

packing list 2

3

  • 付属品袋1:無塵白布 × 1、防塵手袋 × 1

  • 付属品袋2:六角穴付ボルト × 1、ピン × 2、L字型六角レンチ × 1

packing list 3

キャリブレーションボールの技術仕様は下表の通りです。

仕様 イメージ図

キャリブレーションボール × 3

  • 完全性:5/6球、直径は60mmです。

  • 構造:ボールの中心にはM8規格のねじ穴があり、穴の深さは16mmです。ボールの両側には直径6mmのピン穴がそれぞれ1つずつあり、穴の深さは10mm、2つの穴の中心間距離は28mmです。

  • 材質:304ステンレス鋼

  • ボール表面処理:サンドブラスト(100番)

suite 1

梱包に入っているボルトとピンの長さが適切でない場合は、下表を参照してボルトとピンを自分で用意する必要があります。

番号 仕様 イメージ図 その他の説明

1

12.9強度 M8 ボルトセット × 1

  • 材質:304ステンレス鋼を推奨します。

  • 長さ:現場の実際の状況に応じて選択してください。一般的には、ボルトの長さは19mm以上です。

  • ナット形式:現場の実際の状況に応じて選択してください。

suite 2

キャリブレーションボールの中心にあるねじ穴と組み合わせて使用します。

2

直径6mmの円柱状ピン× 2

  • 材質:304ステンレス鋼または焼入れ鋼を推奨します。

  • 長さ:現場の実際の状況に応じて選択してください。一般的には、ピンの長さは6mmから10mmの範囲です。

suite 3

キャリブレーションボールの両側にあるピン穴と組み合わせて使用します。

設置図

下図のように、ボルトとピンを使用して、キャリブレーションボールをロボット先端(ロボットハンドやフランジなど)に取り付けます。

installation instructions

設置上の注意

キャリブレーションボードを設置する前後で、以下の点に注意してください。

  • 設置前

    • 生産環境内に異物(粉塵、溶接スラグなど)が飛散する可能性がある場合、キャリブレーションボードに保護カバーを設置してください。

    • キャリブレーションボールに触れる際は、必ず防塵手袋を着用してください。

  • 設置時

    • ボルトには接着剤を塗布することを推奨します。

      • 接着剤の選択:ネジロック剤の使用を推奨します。

      • 接着剤の塗布場所:ネジ山の締め付け箇所。

      • 接着剤の量:接着剤がネジ溝から溢れないようにし、ボルトを持ち上げた際に接着剤が滴らないようにしてください。

    • ボルトでキャリブレーションボールを固定する際、ボルトがナットから露出する長さはボルト径の約0.3倍であることを推奨します。

    • カメラ撮影時にキャリブレーションボールが遮られないようにしてください。

    • ロボットがキャリブレーションボードを搭載した状態で、できるだけ多くのワーク位置に到達できるようにしてください。

    • ロボットが大きなまたは長いハンドを搭載してキャリブレーションボールの撮影経路点に移動する場合、ハンドがキャリブレーションボール周囲の物体と衝突しないように注意する必要があります。

  • 設置後

    • 設置後、ボルトと接触面にマーカーで印をつけて、キャリブレーションボールが緩んでいないか確認できるようにしてください。

メンテンナンス保守

取得されたキャリブレーションボールの位置姿勢が正確で信頼できることを確保するために、毎日キャリブレーションボールに対して以下の確認を行うことをお勧めします。

緩みの確認と対処

緩みの確認

  • 目視でキャリブレーションボールの表面を確認し、傷、へこみ、汚れ、またはその他の物理的な損傷がないか確認します。

  • ボルトと接触面のマーキングを確認し、以下の問題がないかをチェックしてください。

    • マーキングがまだはっきり見えるかどうか。

    • マーキングがずれていたり破損していないか。

マーキングの状態がボルトの緩みの有無を示すため、異常が発見された場合は記録し、担当者へ報告してください。

緩みの対処

キャリブレーションボールに緩みや位置ずれが発見された場合、以下の手順に従って操作してください。

  1. キャリブレーションボールをしっかりと再固定し、緩みの原因を特定して解決します。

  2. ロボットの自動補正プログラムを実行し、キャリブレーションボールの位置姿勢を再取得してドリフト補正データを生成します。

  3. ロボットがすべてのワークを正常に把持できるかどうかをテストします。

    • すべてのワークを正常に把持できる場合、操作を終了します。

    • すべてのワークを正常に把持できない場合、ドリフト自動補正機能を再設定する必要があります。

      ただし、再設定する前に、ドリフト自動補正機能がない状態でロボットがワークを正常に把持できるかを確認する必要があります。

      この場合、一時的にドリフト自動補正機能を無効にします。具体的には、ビジョンプロジェクト内の「出力」または「経路計画」ステップで、「ドリフト自動補正」パラメータのチェックを外します。その後、ロボットがワークを正常に把持できるかをテストします。

      • すべてのワークを正常に把持できる場合、ドリフト自動補正機能を再設定するだけで問題ありません。

      • ワークを正常に把持できない場合、ロボットの把持精度が正常であることを確認してください(例: ティーチング法を使用して把持位置姿勢を再設定する)。その後、ドリフト自動補正機能を再設定します。

ほこりの確認と対応

キャリブレーションボール表面にほこりがないかを確認し、見つかった場合は以下の手順で清掃を行ってください。

  1. 準備作業:防塵手袋を着用し、キャリブレーションボールの表面に直接触れないようにします。指紋や油汚れなどが残らないように注意します。

  2. 初期清掃:手動式エアブロワーを使用して、キャリブレーションボールの表面のほこりや微粒子、その他の浮遊した汚れを軽く吹き飛ばします。

  3. 無塵白布での拭き取り:無塵白布を使用して、キャリブレーションボールの表面を軽く拭き取ります。布にほこりが付いていないことを確認し、摩擦による傷が付かないようにします。

  4. 再度ブロワーの使用:再度手動式エアブロワーを使用して、拭き取り後のキャリブレーションボールの表面を清掃し、微細なほこりや繊維が残らないようにします。

  5. 最終確認:キャリブレーションボールの表面に汚れやほこりが完全に除去され、傷がないことを確認します。

油汚れの確認と対応

キャリブレーションボール表面に油汚れがないか確認し、見つかった場合は以下の手順で清掃を行ってください。

  1. 準備作業:防塵手袋を着用し、キャリブレーションボールの表面に直接触れないようにします。指紋や油汚れなどが残らないように注意します。

  2. 初期清掃:少量の無水エタノールを含ませた不織布を使用して、キャリブレーションボールの表面を軽く拭き取ります。

  3. 不織布での拭き取り:初期清掃後、清潔な不織布で油汚れの跡をさらに拭き取ります。

  4. 洗剤を使用した清掃:上記の手順を行っても表面に油汚れが残っている場合は、洗剤でキャリブレーションボール表面を洗浄します。その後、キャリブレーションボールの表面を吹き乾かすか、自然乾燥させます。

  5. 最終確認:キャリブレーションボールの表面に汚れやほこりが完全に除去され、傷がないことを確認します。

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