サンプルプログラム21:MM_S21_1Robot_3IPC_Sequentially

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プログラム概要

機能

1つのロボットが複数のIPCに接続され、1つのロボットで複数のビジョンシステムを制御します。

ファイル場所

Mech-VisionとMech-Vizソフトウェアのインストールディレクトリにある Communication Component/Robot_Interface/FANUC/sample/MM_S21_1Robot_3IPC_Sequentially

必要なプロジェクト

Mech-VisionとMech-Vizプロジェクト

各IPC上のMech-Vizプロジェクトでは、事前に メッセージによる異なる分岐を設定 ステップを設定する必要があります。

使用前提

  1. 標準インターフェース通信設定 が完了しました。

  2. 自動キャリブレーション が完了しました。

このサンプルプログラムは参考用です。ユーザーは実際の状況に応じて、このプログラムを基に変更を加える必要があります。このプログラムをそのまま使用しないでください。

プログラム説明

以下はMM_S21_1Robot_3IPC_Sequentiallyサンプルプログラムのコードと関連する説明です。

本サンプルは、1台のロボットを複数のIPCに接続する方法に焦点を当てています。各IPC上でのビジョンシステムの処理流れについては、MM_S5_Viz_SetBranchサンプルの説明 をご参照ください。
   1:  !-------------------------------- ;
   2:  !FUNCTION: set up communication ;
   3:  !between 1Robot and 3IPC ;
   4:  !Sequentially ;
   5:  !Mech-Mind, 2024-4-25 ;
   6:  !-------------------------------- ;
   7:   ;
   8:  !set current uframe NO. to 0 ;
   9:  UFRAME_NUM=0 ;
  10:  !set current tool NO. to 1 ;
  11:  UTOOL_NUM=1 ;
  12:  LBL[10] ;
  13:   ;
  14:  !initialize communication ;
  15:  !parameters(initialization is ;
  16:  !required once change IPC tcp ;
  17:  !service ;
  18:  CALL MM_INIT_SKT('6','192.168.1.20',50000,5) ;
  19:  !trigger Mech-Viz project ;
  20:  CALL MM_START_VIZ(0,60) ;
  21:  WAIT    .20(sec) ;
  22:  !set branch, "MM_SET_BCH ;
  23:  CALL MM_SET_BCH(1,1) ;
  24:   ;
  25:  !initialize communication ;
  26:  !parameters(initialization is ;
  27:  !required once change IPC tcp ;
  28:  !service ;
  29:  CALL MM_INIT_SKT('7','192.168.1.200',50000,5) ;
  30:  !trigger Mech-Viz project ;
  31:  CALL MM_START_VIZ(0,61) ;
  32:  WAIT    .20(sec) ;
  33:  !set branch, "MM_SET_BCH ;
  34:  CALL MM_SET_BCH(1,2) ;
  35:   ;
  36:  !initialize communication ;
  37:  !parameters(initialization is ;
  38:  !required once change IPC tcp ;
  39:  !service ;
  40:  CALL MM_INIT_SKT('8','192.168.1.50',50000,5) ;
  41:  !trigger Mech-Viz project ;
  42:  CALL MM_START_VIZ(0,62) ;
  43:  WAIT    .20(sec) ;
  44:  !set branch, "MM_SET_BCH ;
  45:  CALL MM_SET_BCH(1,2) ;
  46:   ;
  47:  !initialize communication ;
  48:  !parameters(initialization is ;
  49:  !required once change IPC tcp ;
  50:  !service ;
  51:  CALL MM_INIT_SKT('6','192.168.1.20',50000,5) ;
  52:  !get planned path, 1st argument ;
  53:  !(1) means getting pose in JPs ;
  54:  CALL MM_GET_VIZ(1,51,52,53) ;
  55:  !save the first waypoint of the ;
  56:  !planned path to local variables ;
  57:  !one by one ;
  58:  CALL MM_GET_JPS(1,70,71,72) ;
  59:   ;
  60:  !initialize communication ;
  61:  !parameters(initialization is ;
  62:  !required once change IPC tcp ;
  63:  !service ;
  64:  CALL MM_INIT_SKT('7','192.168.1.200',50000,5) ;
  65:  !get planned path, 1st argument ;
  66:  !(2) means getting pose in TCP ;
  67:  CALL MM_GET_VIZ(2,54,55,56) ;
  68:  !save the first waypoint of the ;
  69:  !planned path to local variables ;
  70:  !one by one ;
  71:  CALL MM_GET_POS(1,71,73,74) ;
  72:   ;
  73:  !initialize communication ;
  74:  !parameters(initialization is ;
  75:  !required once change IPC tcp ;
  76:  !service ;
  77:  CALL MM_INIT_SKT('8','192.168.1.50',50000,5) ;
  78:  !get planned path, 1st argument ;
  79:  !(1) means getting pose in JPs ;
  80:  CALL MM_GET_VIZ(1,57,58,59) ;
  81:  !save the first waypoint of the ;
  82:  !planned path to local variables ;
  83:  !one by one ;
  84:  CALL MM_GET_JPS(1,72,75,76) ;
  85:   ;
  86:  WAIT   5.00(sec) ;
  87:  JMP LBL[10] ;

上記のサンプルプログラムコードに対応する説明図は以下のようになります。図中の①~⑥は、プログラムの実行順序を示しています。

sample21

下表は上記のコードとその説明です。コマンド名のリンクをクリックすることで、その詳細な説明を確認できます。

IPCのIPアドレスとポート番号 コートと説明

192.168.1.20:50000

  14:  !initialize communication ;
  15:  !parameters(initialization is ;
  16:  !required once change IPC tcp ;
  17:  !service ;
  18:  CALL MM_INIT_SKT('6','192.168.1.20',50000,5) ;
  19:  !trigger Mech-Viz project ;
  20:  CALL MM_START_VIZ(0,60) ;
  21:  WAIT    .20(sec) ;
  22:  !set branch, "MM_SET_BCH ;
  23:  CALL MM_SET_BCH(1,1) ;
  ...
  51:  CALL MM_INIT_SKT('6','192.168.1.20',50000,5) ;
  52:  !get planned path, 1st argument ;
  53:  !(1) means getting pose in JPs ;
  54:  CALL MM_GET_VIZ(1,51,52,53) ;
  55:  !save the first waypoint of the ;
  56:  !planned path to local variables ;
  57:  !one by one ;
  58:  CALL MM_GET_JPS(1,70,71,72) ;

ロボットのポート6とIPC(192.168.1.20)のポート50000との通信流れは以下の通りです。

  1. ロボットは MM_INIT_SKT コマンドを使用して通信パラメータを初期化し、IPC内のビジョンシステムとの通信を確立します。

  2. ロボットは MM_START_VIZ コマンドを使用してMech-Vizプロジェクトを実行します。

  3. ロボットは MM_SET_BCH を使用してMech-Vizの分岐出口を設定します。

  4. ロボットは他のポートを通じて他のIPCに接続し、この時点でIPC(192.168.1.20)との接続が切断されます。

  5. ロボットは再度 MM_INIT_SKT コマンドを使用して、IPC内のビジョンシステムとの通信を確立します。

  6. ロボットは MM_GET_VIZ コマンドを使用してMech-Vizが計画された経路を取得します。

  7. ロボットは MM_GET_JPS コマンドを使用して取得した経路を保存します。

残りの2台のIPC(192.168.1.200:50000および192.168.1.50:50000)とのロボットの通信流れは、上記の内容とほぼ同じですが、ここでは詳細な説明を省略します。

下図に示すように、FANUCロボットシステムの設定には、8つのポートが存在します。MM_INIT_SKT コマンドで未定義のポートを使用する場合、コントローラを再起動する必要があります。再起動しない場合、ロボットはビジョンシステムと通信できず、エラーが発生します。

sample21 undefinde

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