自動キャリブレーション

現在ご覧いただいているのは最新版の内容です(V2.1.0)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

標準インターフェース通信設定が完了した後、ロボットを接続して自動キャリブレーションを行うことができます。自動キャリブレーションは、下図のようなフローで行います。

calibration process

注意事項

キャリブレーションを実行する際に、ロボットを接続し、Mech-Visionソフトウェア画面に ロボットとの接続を待機中… が表示された場合、本文に記載された手順に従い、ロボット側で操作を行ってください。操作が完了した後、Mech-Visionソフトウェアで残りの手順を続けて実行してください。

キャリブレーションを実行する前に、以下のことを確認してください。

  • 開始する前に 標準インターフェースの通信設定 を参照してロボットプログラムの読み込みを完了しました。

  • Luaスクリプトプログラムはバックグラウンドで実行し続けています。そうではないとロボットとの通信を確立できません。

1.変数を表示

キャリブレーションポイントのTCPはV099変数に保存され、対応する関節角度のデータはP099変数に保存されます。キャリブレーションを開始する前に、以下の指示に従ってV099、P099変数を開いてください。

  1. ティーチペンダントのモニタ  グローバル変数  変数Vのをタップし、V099変数が開いているか確認します。ステータスアイコンが緑になっているものは開いています。赤になっているものは開いていません。

    elite calib1

    開いていない変数を選択してから下の開くボタンをタップします。

    elite calib2
  2. このように、ティーチペンダントでモニタ  グローバル変数  変数PをタップしてP099変数を開き、終了をタップしてホーム画面に戻ります。

    elite calib3

2.キャリブレーションの初期位置を設定

  1. MM_Calibration を選択した後、開くをタップします。

    elite calib4
  2. 手動でロボットをキャリブレーションの初期位置に移動させます。

    キャリブレーションの開始点は、キャリブレーションボードの位置と点群品質を確認 する時にロボットがいた位置を選択することができます。

  3. ティーチペンダントでモニタ  グローバル変数  変数Pをタップし、ティーチングポイントに保存したい変数を選択します(ここではキャリブレーションポイントはP004変数に保存する)。

    elite calib5
    • この変数が閉じている場合は、開くを押してティーチングポイントに保存します。

    • この変数が開いている場合は、オフをタップしてから開くをタップし、ティーチングポイントに保存します。

    elite calib6
  4. プログラムの2行目を選択し、命令  移動コマンド  MOVJ 関節補間をタップします。

    elite calib7
  5. キャリブレーション初期位置を保存している変数Pを選択し、Doneをタップします。ティーチペンダントの裏にある黄色いイネーブルスイッチを押し、確認をクタップして移動コマンドを挿入します。

    elite calib8
    elite calib9
  6. MOVJ命令を追加した場合に、以下のようにプログラム3行目の命令が見えます。

    elite calib10

実際の状況に応じて移動の種類(MOVJ またはMOVL)を選択してください。MOVJ を選択した時、対応する 変数P を使用してキャリブレーションポイントを関節角度(JPs)として保存してください。MOVL を選択した時、対応する 変数V を使用してキャリブレーションポイントをTCPとして保存してください。

3. キャリブレーションプログラムを実行

  1. カーソルをプログラムの一行目に合わせ、ティーチペンダントの鍵を回転させてPLAYモードにします。

  2. ティーチペンダントの右下の黄色いボタンを押してサーボモーターを起動し、それから緑色のボタンを押してプログラムを自動的に実行します。

    elite calib11
  3. Mech-Visionの キャリブレーション 画面では、ロボットを接続 の下に「接続済み」の状態が表示され、ボタンが ロボットとの接続を待機中… から 接続を切断 に変わったら、次へ をクリックします。

    start calilbration1
  4. 次に、キャリブレーションを実行 の4番目の手順(動作経路を設定)および残りの設定を実行します。以下の内容をご参照ください。

    • Eye to handカメラ取り付け方式の場合、こちらのマニュアル を参照して残りの操作を実行してください。

    • Eye to handカメラ取り付け方式の場合、こちらのマニュアル を参照して残りの操作を実行してください。

この情報は役に立ちましたか?

ご意見・ご要望がございましたら、以下よりお寄せください:

Mech-Mindは、お客様のプライバシーを重視しています

このサイトでは最高の体験を提供するために Cookie を使用しています。サイトの閲覧を続ける場合、Cookie の使用に同意したことになります。「拒否する」を選択すると、このサイトを訪れた際に追跡や記憶が行われないように単独の Cookie が使用されます。