Mech-MSRの更新説明

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Mech-MSR 3D測定・検査ソフトウェアへようこそ!以下では、各バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。

Mech-MSR 2.2.1 バージョンの更新説明

新機能

2D検査・測定業務を全面サポート

  • サードパーティ製の産業用2Dカメラを使用した画像データ取得をサポートし、照明 ステップと連携して照明制御を行うことができます。詳細については、2Dカメラ ステップをご参照ください。

  • 2Dカメラの歪み補正キャリブレーションに対応し、カメラレンズの撮像過程で生じる幾何学的歪みを補正します。詳細については、2Dカメラ歪み補正キャリブレーション をご参照ください。

  • 画像前処理、位置決め、認識、測定、後処理などをカバーする多数の2Dシーンに対応可能なステップを追加し、完全な2D測定・検査フローを構築できます。詳細については、ステップライブラリ の2Dグループの関連ステップをご参照ください。

3D測定・検査機能の拡張

複数の汎用ステップを追加

2Dおよび3Dシーンの両方に対応する複数の汎用ステップを追加しました。

全く新しいカスタム通信方式

標準またはカスタムの産業用通信プロトコルを使用して通信接続を確立し、通信双方で取り決めたデータ形式および解析ルールに従ってデータをやり取りすることをサポートします。特殊な通信要件やカスタムプロトコルが必要なシーンに適しています。

  • TCP サーバー、TCP クライアント、Siemens S7 クライアント、Modbus TCP スレーブ、三菱 MC クライアントなど、複数タイプのカスタム通信サービスの設定をサポートします。

  • 通信解析、プロジェクトトリガー、測定実行、結果返送を一つの設定可能なフローに統合でき、プロジェクトごとに個別のスクリプトやAdapterを開発する必要がありません。

  • 通信・測定プロジェクトの構築をサポートし、データを受信データを解析論理判定プロジェクトをトリガーデータを組み立てデータを送信 などのステップでデータ処理と結果返送を実現できます。

  • カスタム通信サービスの管理と通信トリガールールの設定をサポートします。TCP サーバーおよび TCP クライアントタイプのサービスではデータ受信時にトリガーし、PLC タイプのサービスではレジスタ変数値に基づいて対応するプロジェクトの実行をトリガーできます。詳細については、プロトコル通信設定 および カスタム通信 をご参照ください。

より多くの標準通信方式コマンド

recipesolutionSetNumVarGetNumVarSetStrVarGetStrVar などのコマンドを含む、より多くの標準通信方式コマンドをサポートし、豊富な通信ニーズに対応します。詳細については、標準インターフェース通信コマンド をご参照ください。

プロジェクトのパラメータレシピ設定をサポート

プロジェクトが異なる条件で実行される際に調整が必要なパラメータのセットを設定でき、プロジェクトを繰り返し構築する必要をなくします。これにより、プロジェクトの適応性が向上し、生産効率の向上につながります。詳細については、パラメータレシピ をご参照ください。

ソリューション切替をサポート

ソリューション切替管理機能をサポートし、受信したソリューション番号または通信文字列に基づいてソリューションを自動切替できます。この機能は標準通信モードおよびカスタム通信モードの両方で使用できます。詳細については、ソリューション切替ルールを設定 をご参照ください。

単台プロファイル測定器のキャリブレーションに対応

様々な現場ニーズに対応した単台プロファイル測定器キャリブレーション(傾斜キャリブレーションやスティッチングキャリブレーションなど)をサポートします。詳細については、単台プロファイル測定器のキャリブレーション をご参照ください。

  • 傾斜キャリブレーション:自動または手動方式でセンサーヘッドの取付傾斜を補正し、傾斜によるデータ変形や測定誤差を低減します。詳細については、傾斜キャリブレーション(自動)および 傾斜キャリブレーション(手動)をご参照ください。

  • スティッチングキャリブレーション:キャリブレーションブロックのセグメントデータ取得により、複数セグメントデータの正確なスティッチングを実現します。大型または長尺物体のキャリブレーションに適しています。詳細については、スティッチングキャリブレーション をご参照ください。

ガントリー式装置によるN点キャリブレーションをサポート

三軸ガントリーロボットとインラインプロファイル測定器の協調作業シーンに対応するN点キャリブレーションをサポートし、サーフェスデータ座標系と装置座標系間の正確なマッピング関係を確立することで、測定されたサーフェス特徴点座標を装置座標系に正確に変換します。この機能は、高精度なディスペンシングガイド、新エネルギー製造など、軌跡ガイドが必要なアプリケーションシーンに適しています。詳細については、N点キャリブレーション(ガントリー)をご参照ください。

構造化光3Dカメラのハンド・アイ・キャリブレーションをサポート

構造化光3Dカメラのハンド・アイ・キャリブレーションをサポートし、Eye to Hand、Eye in Hand、Eye to Eyeおよび直行ロボットシーンに対応しました。また、結果分析およびトラブルシューティングの参考情報も提供します。詳細については、ハンド・アイ・キャリブレーション(構造化光3Dカメラ)をご参照ください。

インライン測定業務を包括的にサポート

Mech-MSRとMech-Metricsの連携に対応しており、測定実行から結果管理までを含む完全なインライン測定クローズドループを提供し、サブフレームなどの大型ワークシーンに適用できます。Mech-MSRが測定プロジェクトを実行し測定結果を出力し、Mech-Metricsが結果を受信してワークおよび特徴管理、判定管理、トレーサビリティ管理を行います。

機能最適化

通信結果フィードバック

通信結果の可読性と使用体験を向上させるため、Mech-MSR 2.2.1では判定結果エンコーディングモードとステータスコード定義を最適化しました。

  • 判定結果エンコーディングモードを OK = 1、NG = 0 に調整しました。

    新しい判定結果エンコーディングモードの使用を推奨します。特別な理由により過去バージョンのエンコーディングモード(OK = 0、NG = 1)を引き続き使用する必要がある場合は、メニューバーから 設定  オプション を選択し、詳細設定 タブの 過去バージョンの判定結果コード方式を使用 にチェックを入れてください。この設定はソフトウェアの再起動後に有効になります。
  • 正常ステータスコードを 0 から 1 に変更し、実際のアプリケーションで成功状態とその他のデフォルト値を区別しやすくしました。

ディープラーニングモデルパッケージ推論・設定機能

  • ディープラーニングモデルパッケージを推論 ステップが2D画像ベースのディープラーニングシーンに対応し、画像分類、対象物検出、欠陥セグメンテーション、インスタンスセグメンテーション、すばやく位置決め、テキスト検出、テキスト認識、教師なしセグメンテーションなどのタスクに使用できます。

  • 3Dシーンでは、ディープラーニングモデルパッケージを推論 ステップですばやく位置決めの単一モデルパッケージ、および複数モデルパッケージを使用した推論が可能になり、より複雑な検査フローのニーズに対応します。

  • 推論設定を最適化し、推論設定ツール を通じて ディープラーニングモデルパッケージを推論 ステップの後処理パラメータを柔軟に調整でき、複数モデルパッケージの設定検証ルール、パラメータグループ管理、可視化パラメータ調整をサポートします。

  • ディープラーニングモデルパッケージ管理ツールをアップグレードし、単一モデルパッケージと複数モデルパッケージの統合管理をサポートします。モデルパッケージの種類、使用プロジェクト、モデルパッケージの状態を確認でき、モデルパッケージの解放や削除もサポートし、モデルパッケージリソースをより柔軟に管理できます。詳細については、ディープラーニングモデルパッケージ管理ツール をご参照ください。

より柔軟なデータ可視化と結果確認

  • データビューアをアップグレードし、2Dデータビュー3Dデータビュー を切り替えて可視化データを確認できます。詳細については、データビューア をご参照ください。

  • 結果出力 パネルにデータ詳細アイコンを追加し、データ型、データ数、データ次元などの結果情報をワンクリックで確認できます。詳細については、結果表示 をご参照ください。

グローバル変数管理機能

  • グローバル変数管理ツール をアップグレードし、保存されたグローバル変数の確認に加え、現在のソリューション内のグローバル変数の一括作成・管理をサポートします。追加、削除、一括クリア、ドラッグ並べ替え、変数番号リセットなどの操作が可能です。

  • グローバル変数に対してデータ型、初期値、現在値、バインドパラメータ、通信スイッチを一括設定でき、グローバル変数の値をステップパラメータに割り当てることもサポートします。

  • グローバル変数 ステップの使用フローを最適化し、ステップから直接グローバル変数管理ツールを開くことをサポートします。キューモードのグローバル変数については、すべて取得 パラメータで全データを一括取得できます。

複数台プロファイル測定器キャリブレーション

複数台プロファイル測定器の単一グループのキャリブレーションにおいて、メインプロファイル測定器で既存の傾斜キャリブレーション結果を使用し、センサーヘッド取付傾斜による誤差をさらに補正してキャリブレーション精度を向上させることができます。詳細については、単一グループのキャリブレーション をご参照ください。

オペレーターインターフェイスの可視化表示

  • パラメータ確認 機能を追加しました。オペレーターインターフェイスで現在のプロジェクトの測定項目パラメータを確認・調整でき、パラメータのインポート・エクスポートもサポートします。

  • オペレーターインターフェイスの表示画面設定機能をアップグレードしました。背景画像が従来のサーフェスデータのみから、サーフェスデータ、プロファイル、2D画像に拡張されました。詳細については、表示画面を設定 をご参照ください。

  • 表示画面のオーバーレイ機能をさらに拡張させました。2D画像およびサーフェスデータの背景画像上で位置姿勢のオーバーレイをサポートします。また、特徴、画像、テキストなどのオーバーレイコンテンツの数量上限も引き上げられ、検査・測定結果をより柔軟に表示できます。

その他

  • インラインプロファイル測定器 ステップをアップグレードし、取得段階で傾斜キャリブレーション、S/Zスキャンスティッチングキャリブレーション、N点キャリブレーションなどの結果を直接適用でき、セグメントスキャンや装置座標マッピングなどのシーンにより柔軟に対応します。

  • サーフェスからプロファイルを抽出 ステップをアップグレードし、水平中心線 プロファイル抽出方式を追加しました。サーフェスデータの境界ボックスの水平中心線に基づいて直接プロファイルを抽出できます。

  • サーフェスのエッジを円にフィット ステップをアップグレードし、外れ値処理方式の設定を追加しました。最小二乗円フィッティング使用時に外れ値の自動処理をサポートし、外れ値割合の手動設定もサポートすることで、複雑なエッジシーンでの使いやすさを向上させました。

  • サーフェス軌跡を測定 ステップの高さ測定ロジックを最適化し、高さ計算方式を平均点、フィッティング線、基準平面、基準なしの計算に拡張しました。軌跡が斜面上にあるなどの複雑なシーンにより適しています。

  • 円柱測定 ステップをアップグレードし、フィッティングパラメータ設定を簡素化しました。円柱形状の出力機能を追加し、後続フローでフィッティング結果を直接使用できるようにしました。

  • サーフェスの穴を検出して測定 ステップをアップグレードし、より柔軟な基準平面設定をサポートします。ステップ内の基準領域から基準平面をフィッティングするだけでなく、外部基準平面を直接入力することもでき、円形状の出力も追加し、後続の処理や表示に便利です。

  • 位置合わせパラメータグループを抽出 ステップをアップグレードし、2Dおよび3Dの2つの位置合わせモードをサポートします。異なるシーンに応じて対応する位置合わせパラメータグループを抽出できます。

  • バージョン2.1.1の サーフェスデータを保存 ステップを 3Dデータを保存 ステップにアップグレードし、サーフェスデータに加えて点群やプロファイルの保存もサポートします。データ型に応じて対応する保存形式を選択できます。

  • データ保存 機能をアップグレードし、パラメータレシピまたは OK/NG 結果に基づくサブフォルダ作成方式を追加し、生産条件に応じてデータを分類保存できます。

  • 統計レポート 機能をアップグレードし、日付範囲での検索に加えて、最近のプロジェクト実行回数に基づくデータ検索もサポートし、直近の生産結果から統計情報を素早く確認できます。

問題修正

Mech-MSR 2.2.1 バージョンでは、以下の問題を修正しました。

  • ソフトウェアが長時間実行されている場合、ucrtbase.dll の異常によりクラッシュが発生する可能性がある問題を修正しました。

  • データ保存 で保存モードを「NGのみ保存」に設定し、プロジェクト結果がOKの場合でもNGデータ保存がトリガーされている問題を修正しました。

  • 出力管理 の品質判定で測定項目を選択する際、検索機能がないため対象の測定項目を見つけにくく、誤選択が発生しやすい問題を修正しました。

  • ディープラーニングモデルパッケージを推論 ステップで推論を行う際、検出されたテキスト領域が画像端に近い場合、結果表示時にエラーが発生する問題を修正しました。

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