円を検出してフィッティング

現在ご覧いただいているのは最新版の内容です(V2.2.1)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合や、サポートが必要な場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

機能

画像から円のエッジを検出し、円をフィッティングします。

circle demo

使用シーン

主に、円形輪郭を含むワークや部品に対して、自動検出、円中心位置決め、半径測定などを行う用途に使用されます。

基本概念

  • キャリパー

    画像処理において、特定領域内のエッジを検出するための仮想測定ツールです。キャリパーの数、幅、長さを調整することで、エッジ検出の精度や安定性に影響を与えます。

  • エッジ極性

    画像内におけるエッジのグレースケール値変化方向を指します。例えば、「暗から明へ」や「明から暗へ」などがあります。

使用フロー

このステップの使用フローは以下の通りです。

detect-and-fit-oblong-hole-workflow
  1. 入力データを選択します。プロジェクト編集エリアで対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。

  2. ROI設定 を完了します。

  3. その他のパラメータを設定します。

  4. 出力欄で 出力項目 にチェックを入れます。

  5. ステップを実行し、実行結果を確認 します。

入力説明

入力項目 説明

画像

円のエッジを検出するための画像です。

位置合わせパラメータグループ

対象物の位置姿勢変換に基づいて、特徴領域の位置姿勢を同期的に調整します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

ROI設定

円形のROIを描画できます。システムはキャリパー設定に基づいて複数列のピクセルを抽出し、各ピクセル列で検出されたエッジポイントを円形のフィッティングに使用します。

円形などの閉じたROIの場合、キャリパーによるエッジ検出方向はROIの内側から外側に向かいます。通常、キャリパー方向を調整する必要はなく、ROIを回転させても検出方向には影響しません。

詳細については、2D ROI設定 をご参照ください。

エッジ極性

エッジ位置におけるグレースケール値の変化方向を指定します。

オプション:

  • 暗から明へ:エッジ部のグレースケール値が低から高に変化し、視覚的には暗色から明色へ変化します。

  • 明から暗へ:エッジ部のグレースケール値が高から低に変化し、視覚的には明色から暗色へ変化します。

  • 任意:エッジのグレースケール変化方向に制限を設けません。

フィルタリングウィンドウサイズ

抽出した各列のピクセルに対して、その方向に沿ったフィルタ処理を行う際のウィンドウサイズを指定します。フィルタ処理によりノイズを低減し、エッジ検出結果の安定性を向上できます。

エッジタイプ

エッジ検出時に保持するエッジタイプを定義します。

オプション:最適、最初、最後

グレースケール変化しきい値

抽出したピクセル列において、エッジ位置の隣接ピクセル間のグレースケール値変化が、このしきい値以上の場合にのみエッジポイントを検出します。適切に設定することで、弱いエッジやノイズを効果的に除去できます。

相対しきい値を使用

このパラメータにチェックを入れると、1列のピクセル内において、エッジ位置の隣接ピクセル間のグレースケール値変化量が、その列内の最大変化量に対する指定割合以上の場合にのみ、エッジポイントが検出されます。チェックを入れた後、相対しきい値 を設定する必要があります。

外れ値の割合

円フィッティング処理中に除去する外れ値の割合を設定します。

出力説明

出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。

出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 下限上限 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。
出力項目 説明

フィットした円

フィッティングによって得られた円。

円心

フィットした円の円心。

円心X

フィットした円の円心のX座標値。

円心Y

フィットした円の円心のY座標値。

半径

フィットした円の半径。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

CV-W8801

エラー:ROIが正しく設定されません。

考えられる原因:ROIのサイズが大きすぎて、画像サイズの2倍を超えています。

解決策:ROIを再設定し、適切なサイズにしてください。

CV-W8802

エラー:「開始角度」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が−180°~180°の範囲内であることを確認してください。

CV-W8803

エラー:「角度範囲」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0°~360°の範囲内であることを確認してください。

CV-W8804

エラー:「キャリパー数」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0~10000の範囲内であることを確認してください。

CV-W8805

エラー:「キャリパー長さ」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0~10000の範囲内であることを確認してください。

CV-W8806

エラー:「キャリパー幅」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0~100の範囲内であることを確認してください。

CV-W8807

エラー:「フィルタリングウィンドウサイズ」パラメータの値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0~100の範囲内であることを確認してください。

CV-W8808

エラー:「エッジ極性」パラメータ設定が無効です。

解決策:パラメータのドロップダウンリストから有効なエッジ極性を選択してください。

CV-W8809

エラー:「エッジタイプ」パラメータ設定が無効です。

解決策:パラメータのドロップダウンリストから有効なエッジタイプを選択してください。

CV-W8810

エラー:「グレースケール変化しきい値」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0~255の範囲内であることを確認してください。

CV-W8811

エラー:「相対しきい値」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0%~100%の範囲内であることを確認してください。

CV-W8812

エラー:「外れ値の割合」パラメータ値が有効範囲内にありません。

解決策:パラメータ値が0%~100%の範囲内であることを確認してください。

CV-W8813

エラー:十分なエッジポイントが検出されないため、円をフィッティングできません。

考えられる原因:

  • ROIが正しく設定されません。

  • キャリパーに関連する設定が不適切です。

  • 「グレースケール変化しきい値」と「相対しきい値」が大きすぎます。

  • 「エッジ極性」パラメータが正しく設定されていません。

解決策:

  • ROIが小さすぎないことを確認してください。

  • キャリパーに関連するパラメータを調整し、キャリパー内にエッジポイントがあることを確認してください。

  • 「グレースケール変化しきい値」と「相対しきい値」を下げてください。

  • 「エッジ極性」パラメータが適切に設定されていることを確認してください。

この情報は役に立ちましたか?

ご意見・ご要望がございましたら、以下よりお寄せください:

Mech-Mindは、お客様のプライバシーを重視しています

このサイトでは最高の体験を提供するために Cookie を使用しています。サイトの閲覧を続ける場合、Cookie の使用に同意したことになります。「拒否する」を選択すると、このサイトを訪れた際に追跡や記憶が行われないように単独の Cookie が使用されます。