Adapterの概要
Adapterについて
AdapterはMech-Centerソフトウェアの通信コンポーネントです。Basic APIインターフェースを介してMech-VisionおよびMech-VizとのgRPC通信を行います。また、外部デバイスとの間では、TCP/IP Socket、HTTPおよびPLCプロトコル(三菱 PLC MC プロトコルなど)の様々な一般的な産業用通信方式を使用して通信を行います。
Adapterの機能
Adapterは次の機能に対応します。
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内部でMech-VisionおよびMech-Vizの制御を実現しています。
タイプ 機能 Mech-Vision関連
Mech-Visionプロジェクトを実行してビジョン結果を取得
Mech-Visionステップパラメータの設定
Mech-Visionステップパラメータの読み取り
Mech-Visionパラメータレシピの切替
Mech-Viz関連
Mech-Vizプロジェクトの起動
Mech-Vizプロジェクトの停止
Mech-Vizステップパラメータの設定
Mech-Vizステップパラメータの読み取り
ロボットハンドの番号の設定
ロボットの動作速度の設定
点群衝突検出のパラメータの設定
Mech-Vizの実行ステータスを取得して返す
その他
詳細については、 Adapterプログラミングのガイド をご参照ください。
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外部で、ユーザーインターフェース、データベース、ファイルの読み書き、Webシステムとの通信などのビジョン以外の機能を実現しています。
外部の機能を実現するためには、Pythonプログラミングを使用して開発する必要があります。
Adapterの開発
TCP/IP Socket通信方式に対して、Mech-Centerは Adapterジェネレーター 機能を提供しており、Adapterに初めて使用するユーザーが迅速にAdapterプログラムを生成し、Adapterプロジェクトを構築することに役立ちます。詳細については、 Adapterジェネレーターのマニュアル をご参照ください。
ユーザーは生成されたAdapterを基にしてプログラムをカスタイズすることもできますし、ゼロからAdapterプログラムを作成することもできます。詳細については、 Adapterプログラミングのガイド と Adapterのプログラミング例 をご参照ください。
Adapterプロジェクトの設定
Adapterプロジェクトを作成したら、以下の手順に従ってAdapterプロジェクトを設定できます。
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Mech-Centerを起動し、ツールバーの btn:[設定] をクリックします。
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設定 画面の左側で Mech-Interface をクリックし、 Mech-Interfaceを使用 にチェックを入れて、 インターフェイスサービスのタイプ を Adapter に設定します。
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Adapterプロジェクト・ディレクトリ を、Adapterプログラムが保存されているディレクトリに設定します。
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実際の状況に応じて ホストアドレス を設定します。ポートが通信先と一致する必要があります。
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通信先がサーバーの場合、 ホストアドレス は相手側のIPアドレスに設定する必要があります。
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通信先がクライアントの場合、 ホストアドレス は「0.0.0.0」に設定する必要があります。
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btn:[保存] をクリックしその画面を閉じます。その後、Mech-Centerを再起動します。
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ツールバーの btn:[インターフェースサービスを起動] をクリックしてAdapterサービスを起動します。
インターフェースサービスを起動 が インターフェースサービスを停止 になって、サービスステータス内に起動されたAdapterプロジェクトが表示されるとAdapterサービスが起動されている状態になります。
Adapterを簡単に理解したら、 Adapterジェネレーターのマニュアル を参照して、最初のAdapterプロジェクトをすばやく生成できます。