プロジェクト構築手順

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以下では、Mech-Metrics における測定プロジェクト構築の基本フローとロジックを整理し、新規プロジェクト作成から測定完了までの主要ステップを理解できるよう説明します。

測定要件を確認 → 測定プロジェクトを新規作成 → ワークを新規作成 → 測定特徴を設定 → 座標系を構築 → 測定を開始

測定要件を確認

プロジェクト構築を開始する前に、実際の生産または検査要件に基づき、測定対象ワークの種類、測定特徴、測定精度、出力結果などの基本要件を明確にする必要があります。このステップにより、後続のプロジェクト設定をより的確かつ効率的に行うことができます。

測定プロジェクトを新規作成

ユーザーは Mech-Metrics で新しい測定プロジェクトを作成します。プロジェクト作成時には、プロジェクト名および保存パスを指定する必要があります。プロジェクトは、後続のすべての測定対象および設定情報を管理するための基盤となります。

ワークを新規作成

プロジェクト内に測定対象ワークを追加します。インライン測定アプリケーションで異なる種類のワークを扱う場合は、それぞれ異なるワークを作成し、区別のために異なるワーク番号を設定する必要があります。

ワーク作成時には、ワーク名を指定する必要があります。作成後、ワークタイプを設定し、Mech-MSR ソリューションパスを指定するとともに、参照用として CAD ファイルをインポートします。

事前に Mech-MSR において Mech-MSR ソリューションを設定し、各測定対象特徴(測定項目)に対して Mech-MSR プロジェクトを設定しておく必要があります。

測定特徴を設定

各ワークに対して測定特徴を追加します。測定特徴とは、検査対象となる具体的な部位またはパラメータ(穴、面、線など)を指します。各特徴に対して測定パラメータ、公差範囲、および判定基準を設定することで、測定タスクの正確性および完全性を確保します。

座標系を構築

測定要件に応じて座標系を構築・設定します。適切な座標系設定により、測定データの精度および一貫性を保証できます。

測定を開始

測定開始前に、以下の設定が完了していることを確認してください。

  • Mech-MSR において、Mech-Metrics プロジェクト用の Mech-MSR ソリューション設定が完了し、すべての測定特徴に対して Mech-MSR プロジェクトが設定済みであること。

  • Mech-MSR において、標準インターフェース通信設定(TCP ASCII 通信)が完了し、通信サービスが起動済みであること。

  • ロボット側で、ロボット通信設定およびインライン測定プログラムの作成が完了していること。

上記設定完了後、ロボット側から以下のコマンドを順番に実行できます:測定タスク開始、特徴測定実行、測定タスク終了。

以下では、ネットワークデバッグツールを使用して測定プロセスを例示します。

  1. Mech-Metrics を起動し、設定済みの Mech-Metrics プロジェクトを読み込みます。続いて、Mech-MSR ソフトウェアを起動し、設定済みの Mech-MSR ソリューションを読み込みます。

  2. Mech-Metrics および Mech-MSR のインストールディレクトリ内にある Mech-MSR/center/tool フォルダで、NetAssist.exe をダブルクリックし、ネットワークデバッグアシスタントを起動します。

  3. 左上の ネットワーク設定 エリアにて、プロトコルタイプTCP Client に設定し、Mech-MSR で設定済みの TCP ASCII サービスの IP アドレス および ポート番号 を入力後、接続 をクリックします。右側の データログ エリアに接続成功ログが表示されます。

  4. データ送信 エリアに 801 コマンド を入力し、送信 をクリックして測定タスクを開始します。

    801,1,770B,sn001,2

    送信成功後、データログ エリアに 801,8100,0 が表示されます。Mech-Metrics ソフトウェアのログ欄には、「測定を開始します。ワーク名:770B」が表示されます。

  5. データ送信 エリアに 802 コマンド を入力し、送信 をクリックして特徴測定を実行します。

    802,1,1,10,20,30,40,50,60,100,200,300,0,180,0

    送信成功後、データログ エリアに 802,8101 が表示されます。Mech-Metrics ソフトウェアのログ欄には、「ワーク(770B)の特徴(xxx)を測定しています」と「ワーク(770B)の特徴(xxx)の測定が完了しました」が表示されます。

  6. データ送信 エリアに 803 コマンド を入力し、送信 をクリックして測定タスクを終了し、測定結果を取得します。

    803,1

    送信成功後、データログ エリアに 803,8102,1,xx,xx,xx が表示されます。Mech-Metrics ソフトウェアのログ欄には、「ワーク(770B)の測定を終了します。結果:xx」が表示されます。

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