基本概念

現在ご覧いただいているのは最新版の内容です(V2.1.2)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合や、サポートが必要な場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

ソリューションとプロジェクト

ソリューションとは、ビジョンソリューションを実現するために必要なロボットとの通信・ビジョン処理・経路計画などの機能設定とデータの集りのことです。

Mech-Vision プロジェクトは、取得された画像データに基づいて一連のビジョン処理を行い、ビジョン結果を出力します。

Mech-Viz プロジェクトは、Mech-Vizで作成するロボット動作経路の計画プロジェクトです。Mech-Vision から出力されたビジョン処理の結果に基づいて衝突を回避するロボット移動経路を生成します。

Mech-Vision と Mech-Viz プロジェクトが連結して構成するソリューションにより、ロボットの 3D ガイドを実現します。1つのソリューションには複数の Mech-Vision プロジェクトを含めることが可能ですが、Mech-Viz プロジェクトは最大1つまでです。

Mech-Viz 2.0.0バージョンから、Mech-Vizプロジェクトは必ず「ソリューション」に割り当てる必要があります。これにより、ロボットの経路計画と動作制御が可能になります。単独での使用はできません。操作に関する詳しい説明は、ソリューションとプロジェクトをご参照ください。

特に説明がない限り、Mech-Viz ユーザーズマニュアルで言及される「プロジェクト」は Mech-Viz プロジェクトのことです。

リソース

リソースとは、ロボットやロボットハンド、対象物、シーンの物体など、プロジェクトを構築する基本要素を指します。

ロボット

Mech-Viz において、「ロボット」とは産業用の多関節ロボットまたはトラスロボットのことです。

ロボットハンド

ロボットが作業を実行させるために設計され、フランジに取り付けられる装置です。例えばグリッパや吸着ハンドなどが挙げられます。

対象物

ロボットハンドの作用対象を指します。例えば段ボール箱や金属部品、接着剤塗布または溶接が必要な部品などが挙げられます。

シーンの物体

ロボット実機が動作する空間にある物体です。ロボットの安全柵、コンテナ、パレット、カメラ、カメラブラケットなどがあります。

ワークフロー

Mech-Viz でフローチャートの形式で作成されたロボット動作制御プログラムです。

位置姿勢

TCP(Tool Center Point、ツールセンターポイント)

ロボットハンド先端の点がロボットフランジに対する位置姿勢のことです。

対象物把持などを実行する場合、ロボットをある点に移動するのは、TCP をこの点に移動することです。

対象物位置姿勢

対象物のある点がロボット座標系に対する位置姿勢です。対象物を配置するのは、対象物の位置姿勢を目標位置姿勢と重なり合わせることです。

basic concepts pose

(対象物)把持点(把持位置姿勢)

対象物には複数の把持点があることがあります。把持点は Mech-Vision から取得されます。 対象物を把持する時、ロボットは TCP を把持点に移動させ、2つの点と X 軸を重なり合わせて Y・Z 軸の方向を逆にします。

basic concepts pick pose

① と ② はリンクの把持点で ③ はリングの把持点です。

ロボット位置姿勢

ロボットが 3D 空間における位置と方向です。ツール位置姿勢または関節角度で表示します。

ツール位置姿勢

ロボット座標系におけるツール座標系の位置姿勢です。

末端ツールの位置(x、y、z)と姿勢(オイラー角や四元数などで表示する)です。ロボットがタスクを実行する際のツール(ロボットハンド、溶接トーチなど)の位置と向きを示します。

alt
  • オイラー角

    オイラー角(Euler Angles)は、物体が 3D空間における回転を表示します。

    alt

    3つの角度で構成されており、それぞれ 3つの軸の回転に対応しています。3つの軸の回転は、対象物座標系の X、Y、Z 軸を中心とする回転です。 ロボットメーカーごとにオイラー角の表現方法は異なります。オイラー角とその表現方法については、より詳しい説明はオイラー角をご参照ください。

    alt

    alt

  • 四元数

    デッドロックを回避するために、一部のロボットメーカーは四元数を使用します。四元数は、3つの数値で空間の回転軸を定義し、1つの数値で回転角度を定義します。ロボットハンド座標系の初期状態からこの回転軸を中心にこの角度だけ回転させると目標姿勢に到達します。

    alt
  • 回転ベクトル

    軸角度とも呼びます。ロボットハンドの回転を表現します。

    UR ロボットが使用しています。

    alt

関節角度

ロボットの各関節が開始位置または基準位置に対する回転角度です。この表現方法はロボット関節の姿勢をより直観的に表現します。

alt

関節角度は順運動学計算ツール位置姿勢にマッピングされ、ロボット位置姿勢は逆運動学計算によって関節角度にマッピングされます。

フランジ位置姿勢

ロボットフランジ座標系がロボット座標系における位置姿勢です。表現方法はツール位置姿勢とは同じです。ツール中心点(TCP)がフランジ中心点に位置し、回転のない特殊なツール位置姿勢と見せます。

alt

ロボットメーカーによってフランジ座標系の初期向きは異なるのでフランジ位置姿勢の初期角度は異なります。例えば ABB ロボットの X 軸が下向きで 、対して FANUC ロボットは上向きです。また、ほとんどのロボットは、フランジ位置姿勢 Z 軸がフランジ表面に垂直で外向きですが Turing ロボットの X 軸が外向きです。

alt

運動タイプ

ロボット運動は、ロボットハンド中心点(TCP)が移動することです。 関節運動と直線運動の 2つのタイプがあります。

関節運動

関節の角度または位置を調整して移動します。ロボットハンドが目標位置に到達するように関節を回転させ、移動させます。

alt

直線運動

ロボットハンドが直線に沿って移動することです。関節運動とは異なり、直線運動はロボットハンドを直線に沿って移動させます。

alt

対象物の対称性

対象物を対称軸を中心に一定角度回転したら元の形状と完全に重なり合うことです。

詳細については、対象物の回転対称性 をご参照ください。

ロボットハンドの対称性

ロボットハンドを対称軸を中心に一定角度回転したら元の形状と完全に重なり合うことです。

詳細については、ロボットハンド対称性をご参照ください。

並進範囲

対象物を把持できない場合でも、ロボットハンドの把持姿勢を把持位置姿勢の X 軸および(または)Y 軸方向に一定の範囲で並進することで把持できる場合もあります。これを並進範囲といいます。

詳細については、並進範囲をご参照ください。

回転範囲

対象物を把持できない場合でも、ロボットハンドの位置姿勢を一定角度の範囲内で回転することで把持できる場合もあります。これを回転範囲といいます。

詳細については、回転範囲をご参照ください。

Vizティーチング通信

ビジョンシステムがロボットと通信する際、ビジョンシステムがロボットを制御してタスクを実行する場合、つまりビジョンシステムが制御側であり、ロボットが被制御側である場合、この通信方式はVizティーチング通信と呼ばれます。この通信方式の具体的な動作は、ビジョンシステムがロボットにコマンドを送信し、ロボットがそのコマンドを受信して実行することです。通信方式の詳細については、通信方式をご参照ください。

経路計画

ロボットが初期位置から目標点までの、安全でスピーディーに移動可能、衝突が発生しない理想的な経路を生成します。

シミュレート

仮想空間でロボットの移動と操作をシミュレートします。ソフトウェアでロボット運動をシミュレートし、操作を確認して経路をチェックした上で最適化するほか、発生し得る衝突を判断します。シミュレート時にロボット実機を使用する必要はありません。

衝突検出

シミュレートまたは経路計画の実行時、ロボットと現場の物体(シーンの物体、対象物、ロボット本体など)の間に発生する可能性がある衝突を検出することで経路を最適化し、安全な移動を実現します。

ロボットモデル

ロボットのパラメータ(サイズ、関節構造および運動学的な特性)に合わせたデジタルモデルであり、シミュレートと経路計画のために使用します。

この情報は役に立ちましたか?

ご意見・ご要望がございましたら、以下よりお寄せください:

Mech-Mindは、お客様のプライバシーを重視しています

このサイトでは最高の体験を提供するために Cookie を使用しています。サイトの閲覧を続ける場合、Cookie の使用に同意したことになります。「拒否する」を選択すると、このサイトを訪れた際に追跡や記憶が行われないように単独の Cookie が使用されます。