グローバル変数

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機能

グローバル変数は、同一ソリューション内のすべてのプロジェクトからアクセスして使用できます。これにより、異なるプロジェクト間でデータを共有し、データの統一管理や転送を実現できます。

使用フロー

このステップの使用フローは以下の通りです。

global variable workflow
  1. グローバル変数に対して行う操作(保存 または 取得)を選択します。

  2. ポートを接続し、データフローを形成します。

  3. 変数名と変数モードを設定します。

  4. (オプション)変数のデータタイプを設定します。設定後は、ステップのポートを再接続する必要があります。

  5. ステップを実行 します。

パラメータ説明

パラメータ 説明

操作タイプ

データを変数に保存するか、変数から取得するかを選択します。

  • 保存:このオプションを選択すると、ステップに入力ポートが表示され、他のステップの出力ポートと接続することで、データを変数に保存できます。

  • 取得:このオプションを選択すると、ステップに出力ポートが表示され、他のステップの入力ポートと接続することで、変数からデータを取得することができます。

グローバル変数表示ツール を使用すると、現在のソリューションで保存されているすべてのグローバル変数を確認できます。

変数名

グローバル変数の一意の識別子です。

データの取得操作を行う場合は、既存の変数名を入力してください。そうでない場合、この操作は無効になります。

変数モード

変数内のデータの保存および取得方式を選択します。

  • 単一結果:変数には常に最新の結果のみが保存され、新しいデータが古いデータを上書きします。複数回の取得が可能です。

  • キュー:変数には最大10件の結果を保存でき、保存順に並びます。データ取得時には最も古い結果が取り出され、自動的に削除されます(先入れ先出し)。

変数のデータタイプ

変数に保存されているデータの種類です。

現在主にサポートされているデータタイプには、以下が含まれます:Surface(サーフェスデータ)、Profile(プロファイル)、SurfaceCloud(点群)、Image(画像データ)、Number(数値)、Shape3D(3D幾何学的形状)、Bool(ブール値)、String(文字列)、Pose(位置姿勢)。詳細については、データタイプ をご参照ください。

トラブルシューティング

  • 各ステップで共通のエラーコードについては、エラーコード一覧 をご参照ください。

  • エラーコードとエラーメッセージが一致しない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

グローバル変数が保存できない

問題:

「操作タイプ」が 保存 に設定されている状態で、ステップの実行が失敗しました。

考えられる原因:

  • 入力ポートにデータがありません。

  • 変数名が空です。

  • 設定した変数名がすでに存在し、かつ変数モードが一致していません。

  • 設定した変数名がすでに存在し、かつ変数のデータタイプが一致していません。

  • 現在のソリューション内で、グローバル変数の個数が上限(100個)に達しています。

解決策:

  • ポートを接続し、入力ポートにデータがあることを確認してください。

  • 変数名を入力してください。

  • 既存のグローバル変数に対して再度保存を行う場合は、初回保存時と同じ変数モードに設定してください。

  • 既存のグローバル変数に対して再度保存を行う場合は、初回保存時と同じデータタイプに設定してください。

  • 不要な変数を削除した後、再試行してください。不要な変数に対応する「グローバル変数」ステップを削除し、ソフトウェアを再起動することで完全に削除されます。

グローバル変数からデータを取得できない

問題:

「操作タイプ」が 取得 に設定されている状態で、ステップの実行が失敗しました。

考えられる原因:

  • 変数名が空です。

  • 変数が存在しません。

  • 指定した変数は存在しますが、変数モードが一致していません。

  • 指定した変数は存在しますが、変数のデータタイプが一致していません。

  • 変数モードが「キュー」の場合で、変数内のデータがすでに空になっています。

解決策:

  • 有効な変数名を入力してください。

  • 変数名を再設定し、変数が存在することを確認してください。

  • 既存の変数情報に基づき、変数モードを再設定してください。

  • 既存の変数情報に基づき、変数のデータタイプを再設定してください。

  • 変数に取得可能なデータが残っていることを確認してください。

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