点群の境界ボックスを生成
使用フロー
このステップの使用フローは以下の通りです。

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入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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特徴領域を使用するかどうかを選択します。
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その他のパラメータを設定します。
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出力欄 で 出力項目 にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 | ||
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特徴領域を使用 |
チェックを外した場合、点群全体に対して最小体積の境界ボックスが生成されます。 チェックを入れると、1つ以上の特徴領域を設定できます。ステップは特徴領域内の点群に対してのみ境界ボックスを生成します。 |
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点群ダウンサンプリング |
点群の境界ボックスを計算する前に、点群をダウンサンプリングするかどうかを指定します。点群が高密度な場合に有効にすると、点数を減らし、計算効率を向上させることができます。 チェックを入れた後、ボクセルサイズ を設定する必要があります。 ダウンサンプリング時、点群空間を立方体のボクセル(3次元グリッド)に分割され、各ボクセル内のすべての点は1つの代表点に簡略化されます。ボクセルサイズが大きいほど処理速度は向上しますが、細かい部分が失われやすくなり、境界ボックスが大きくなる可能性があります。逆に、小さいほど詳細をより多く保持できますが、処理速度は遅くなります。
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オイラー角の回転順序 |
境界ボックスが座標軸の周りに回転する順序を指定します。このパラメータは境界ボックスのサイズや位置には影響せず、ステップで出力される角度の値のみに影響します。 初期値:自動選択。システムが最適な回転順序を自動で選択します。 オプション:自動選択、X→Y→Z、X→Z→Y、Y→X→Z、Y→Z→X、Z→X→Y、Z→Y→X |
出力説明
パラメータ | 説明 | ||
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点群の境界ボックス |
点群をぴったりと囲む最小体積の境界ボックスです。 |
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中心点のX座標 中心点のY座標 中心点のZ座標 |
境界ボックスの幾何学的中心の座標であり、3D空間における位置を表します。単位はミリメートル(mm)です。 |
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X軸周り回転角度 Y軸周り回転角度 Z軸周り回転角度 |
境界ボックスがワールド座標系に対してそれぞれX・Y・Z軸周りに回転している角度(オイラー角)を表します。オイラー角の回転順序 パラメータの設定によって影響されます。単位は度(°)です。 |
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幅 長さ 高さ |
境界ボックスのローカル座標系におけるX・Y・Z方向のサイズを表します。単位はミリメートル(mm)です。 |
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境界ボックスの体積 |
境界ボックスが囲む3D空間の体積です。単位は立方ミリメートル(mm3)です。 |
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境界ボックスの中心点 |
境界ボックスの幾何学的中心にある特徴点として出力されます。 |
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境界ボックスのX軸線 境界ボックスのY軸線 境界ボックスのZ軸線 |
境界ボックスのローカル座標系におけるそれぞれのX・Y・Z軸に対応し、境界ボックスの幾何学的中心を通過します。
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トラブルシューティング
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