データ取得
事前準備
インラインプロファイル測定器の選択・設置
-
測定器の選択
ブレーキパッドの寸法に合わせて Mech-Eye LNX-8080 を推奨します。この型式の測定器の視野、精度、および測定範囲はいずれもほとんどの測定シーンの要件を満たしています。その詳細な技術仕様については、LNX-8080 技術仕様をお読みください。
-
測定器の設置
-
設置位置:センサーヘッドをブレーキパッドの上方に、ブレーキパッド上面から 250mm 離れるように設置します。また、毎回スキャンする時にワーク全体をスキャンできるように調整します。
また、完全な画像を取得するために、ヘッドを斜めにしても構いません。 -
設置方法:固定ブラケットでセンサーヘッドを取り付けます。
より詳しい設置方法の説明は、設置と接続をお読みください。
-
ソフトウェアのインストール
3D 測定システムには、以下のソフトウェアが含まれています。
-
Mech-Eye Viewer ソフトウェア(Mech-Eye SDK に含まれています)
-
Mech-MSR 3D測定・検査ソフトウェア
最新バージョンのソフトウェアは、ダウンロードセンター からご入手いただけます。
Mech-MSR 2.0.0 と Mech-Eye Viewer 2.4.0 の併用を推奨します。 |
インラインプロファイル測定器を接続して画像データを取得する
-
インラインプロファイル測定器を接続します。
Mech-Eye Viewer で接続するデバイスを見つけて接続をクリックします。
-
画像のキャプチャとデータを確認します。
インラインプロファイル測定器は、対象物が反射するレーザーラインを受光して対象物の形状を捉えます。一行スキャンすると一本のプロファイルを取得し、複数のプロファイルを組み合わせて深度画像・強度画像を生成します。
Mech-Eye Viewer で高品質なデータを取得する方法については、データのキャプチャと確認をお読みください。
- デバック経験
-
-
露出時間パラメータを調整し、測定領域のグレースケール値が 200~255 であるようにします。露出不足は、点群データの損失を引き起こす可能性があります。一方、露出過度は白いぼかしを引き起こす恐れがあります。
-
完全なデータを取得するために、複数回スキャンする必要があります。
-
-
Mech-MSR にインラインプロファイル測定器を接続 します。
インラインプロファイル測定器ステップをクリックして仮想モードをオフにします。エディタを開くボタンをクリックして測定器を接続してキャリブレーションパラメータグループを指定します。
-
スキャンして画像を取得します。
Mech-MSR プロジェクト編集エリアでインラインプロファイル測定器ステップの実行アイコン
をクリックして実行してデータ取得をトリガーします。
その後、Mech-MSR で続けて取得したデータを処理することができます。