特徴から平面を作成
使用フロー
このステップの使用フローは下図のようになります。

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入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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パラメータ欄 で 平面タイプ を選択し、平面の作成方法を決定します。その後、入力欄 で対応する入力データを選択します。
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パラメータ欄 に他のパラメータがある場合は、実際の要件に応じて選択し、調整します。
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出力欄 で出力項目にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
平面タイプ
パラメータ説明:平面を作成する方法を指定します。
異なるタイプの平面を選択する場合、ステップに入力する必要がある幾何学的特徴や調整すべきパラメータが異なります。それぞれの対応関係は以下の通りです。
平面タイプ | 必要な幾何学的特徴 | パラメータ調整 |
---|---|---|
固定平面 |
- |
固定点の座標と平面の法線ベクトルを入力する必要があります。ステップを実行すると、その点を通る平面が出力されます。 |
点と法線ベクトルからの平面 |
点、直線 |
指定された直線を平面の法線ベクトルとして使用します。ステップを実行すると、その点を通る平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
点と直線からの平面 |
点、直線 |
ステップを実行すると、指定された点と直線を通る平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
3点からの平面 |
点1、点2、点3 |
ステップを実行すると、指定された3点を通る平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
円からの平面 |
円 |
ステップを実行すると、指定された円を通る平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
点を通る平面の平行面 |
点、平面 |
ステップを実行すると、指定された点を通り、指定された平面に平行な平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
2点を通る平面の垂直面 |
点1、点2、平面 |
ステップを実行すると、指定された2点を通り、指定された平面に垂直な平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
直線を通る平面の垂直面 |
直線、平面 |
ステップを実行すると、指定された直線を通り、指定された平面に垂直な平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
2平面間の中央平面 |
平面1、平面2 |
ステップを実行すると、指定された2つの平面の中央平面が出力されます。追加のパラメータ調整は不要です。 |
出力説明
出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。
出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値 と 最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。 |
出力項目 | 説明 |
---|---|
X軸周り回転角度 |
平面の回転角度。平面法線ベクトルがY軸およびX軸を順に回転する際の角度を指します。法線ベクトル(0, 0, 1)をY軸周りに回転し、その後X軸周りに回転させることで平面の法線ベクトルが得られます。 |
Y軸周り回転角度 |
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Z方向オフセット |
作成された平面とZ軸の交点のZ値。 |
平面法線ベクトルX |
平面法線ベクトルのX値。 |
平面法線ベクトルY |
平面法線ベクトルのY値。 |
平面法線ベクトルZ |
平面法線ベクトルのZ値。 |
距離 |
座標系の原点から平面までの距離。 |
作成された平面 |
選択した平面タイプに基づいて作成された平面で、他のステップの入力として使用できます。 |
トラブルシューティング
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CV-W8303
エラー:一意な平面を作成できません。
考えられる原因:入力された3点が同一直線上にあり、一意の平面を作成できません。
解決策:入力された3点が同一直線上にないことを確認してください。
CV-W8305
エラー:一意な平面を作成できません。
考えられる原因:
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平面タイプが「2点を通る平面の垂直面」であり、2点を結ぶ線の方向が平面に垂直である場合、この線を通る入力平面に垂直な平面が一意ではありません。
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平面タイプが「直線を通る平面の垂直面」であり、入力された直線が平面に垂直である場合、この直線を通る入力平面に垂直な平面が一意ではありません。
解決策:
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平面タイプが「2点を通る平面の垂直面」である場合、2点を結ぶ線が入力された平面に垂直にならないようにしてください。
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平面タイプが「直線を通る平面の垂直面」である場合、入力された直線が入力された平面に垂直にならないようにしてください。