プロファイルの高さを測定
使用フロー
このステップの使用フローは下図のようになります。以下では、そのフローについて説明します。

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入力データを選択します。対応するステップのポートを接続するか、パラメータ設定エリアの 入力欄 で対応する入力データを選択します。
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特徴領域 を設定します。
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その他のパラメータ を設定します。
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出力欄 で 出力項目 にチェックを入れ、出力項目の左側にある ▶ をクリックして展開します。その後、合格範囲の 最小値 と 最大値 を入力します。
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ステップを実行し、実行結果を確認 します。
パラメータ説明
パラメータ | 説明 |
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特徴領域 |
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基準線 |
チェックを入れると、基準線領域内のデータを使用して基準線をフィッティングします。
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基準点を使用 |
基準点領域を設定することで、基準点を特定し、それを基に特徴点の高さ測定を補助します。
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高さ測定方法
特徴点の高さを測定する方法は4種類あります。実際の測定ニーズに応じて、適切な方法を選択してください。
- 特徴領域のみを設定
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1〜64の特徴領域を設定して、1〜64の特徴点の高さを一度に測定できます。この場合、Z=0の直線を基準線として、特徴点とその基準線との距離を特徴点の高さとして計算します。点が直線の上にある場合は高さが正、直線の下にある場合は高さが負となります。
- 特徴領域を設定 + 基準線
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特徴点と基準線との距離を特徴点の高さとして計算します。点が直線の上にある場合は高さが正、直線の下にある場合は高さが負となります。
- 特徴領域を設定 + 基準点を使用
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基準点を通してX軸に平行な基準線を引き、その直線との距離を特徴点の高さとして計算します。点が直線の上にある場合は高さが正、直線の下にある場合は高さが負となります。
この場合、基準点の高さは基準点とZ=0の直線との距離です。
- 特徴領域を設定 + 基準線 + 基準点を使用
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基準点を通して基準線に平行な直線を引き、その直線との距離を特徴点の高さとして計算します。点が直線の上にある場合は高さが正、直線の下にある場合は高さが負となります。
この場合、基準点の高さは基準点と基準線との距離です。
出力説明
出力項目にチェックを入れると、ステップに対応する出力ポートが追加されます。ステップ実行後に対応するデータが出力されます。実際の測定ニーズに応じて、適切な出力項目を選択できます。
出力項目が展開可能な場合(左側に ▶ が表示される)、チェックを入れた後、展開して 最小値 と 最大値 を設定してその項目の合格範囲を決定する必要があります。出力値が合格範囲内であれば、その測定項目は合格(OK)と見なされ、範囲外であれば不合格(NG)と見なされます。 |
出力項目 | 説明 |
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特徴点の高さ |
特徴点と基準線、または特徴点と基準点との間の高さの差です。特徴点が基準線または基準点の上にある場合は高さが正、下にある場合は負となります。
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基準点の高さ |
基準線が設定されていない場合、基準点の高さは基準点とZ=0直線との距離です。
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トラブルシューティング
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CV-W5702
エラー:「パーセンタイル」パラメータ設定が正しくありません。
考えられる原因:パーセンタイルが0〜100%の範囲外、または低いパーセンタイルが高いパーセンタイルより大きいです。
解決策:パーセンタイルを再設定し、0〜100%の範囲内で、低いパーセンタイルが高いパーセンタイルより小さいことを確認してください。
CV-W5703
エラー:「外れ値の割合」パラメータが正しく設定されていません。
考えられる原因:「外れ値の割合」のパラメータ値が0~100%の範囲内にありません。
解決策:「外れ値の割合」を再調整し、0~100%の範囲内で設定してください。
CV-W5704
エラー:特徴領域2内の点が不足しているため、円のフィッティングに失敗しました。
考えられる原因:特徴領域2内の点の数が3未満であり、円をフィッティングできません。
解決策:特徴領域2を再調整し、領域内の点の数が3以上であることを確認してください。
CV-W5705
エラー:接触点が検出されませんでした。
考えられる原因:フィットした直線と円が接触していません。
解決策:特徴領域の位置を再調整し、フィットした直線と円が交差または接するようにしてください。
CV-W5706
エラー:特徴領域2内の点の数が不足しているため、直線のフィッティングに失敗しました。
考えられる原因:特徴領域2内の点の数が2未満であり、直線をフィッティングできません。
解決策:特徴領域を再調整し、領域内の点の数が2以上であることを確認してください。