3D 露出を設定する

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3D パラメータクラスの露出回数と露出時間は深度データの品質のデータ収集の所要時間に影響します。

深度画像と点群にデータの損失が発生した場合、またはデータ収集時間を短縮したい場合は、本節の指示に従って 3D パラメータクラスの露出回数と露出時間を設定してください。

3D 露出を設定する時、Flash 露出モードで取得した 2D 画像/2D 画像（深度ソース）を使用して設定が適切かを判断します。詳細な説明は2D Flash 露出モードをお読みください。

露出回数・露出時間

3D パラメータクラスの露出回数と露出時間は対象物表面の材質に応じて設定します。

  • 対象物表面の材質が単一の場合、一回露出を選択すれば完全な深度データが取得可能です。

  • 対象物表面に反射する部分や明るい部分、反射しない部分や暗い部分がある場合、コーディングモードを反射に設定します。

    以下の型番のカメラは反射に設定できます。 DEEP と LSR S、LSR L、LSR XL、NANO ULTRA、PRO S、PRO M

    速い収集速度が求められる場合、または使用するカメラは反射に設定できない場合は、現場のニーズに応じてコーディングモードを精確または快速に設定し、複数露出を使用すれば完全な深度データが取得できます。

一回露出

対象物表面の材質が単一の場合に以下のようにパラメータを調整します。

  1. 3D パラメータクラスの露出時間を「1」に設定します。

  2. 下表の内容に従ってお使いのカメラ型番に応じて 2D パラメータクラスのパラメータを設定します。

    型番 パラメータ設定 2D 画像の種類

    DEEP と LSR S、LSR L、LSR XL

    2D 画像（深度ソース）露出モードを Flash に設定し、Flash モードを快速に設定する

    2D 画像（深度ソース）

    NANO と NANO ULTRA、PRO XS、PRO S、PRO M

    露出モードを Flash に設定し、Flash モードを快速に設定する

    2D 画像

    ほかの型番

    露出モードを Flash に設定する

  3. データ収集エリアのsingle capをクリックしてデータを取得し、深度画像と点群を確認します。

    • 深度画像と点群が完全でない場合、手順 4 に進みます。

    • 深度画像と点群が完全な場合、手順 5 に進みます。

  4. 2D 画像/2D 画像（深度ソース）の輝度に応じて 3D パラメータクラスの露出時間を調整します。

    • 2D 画像/2D 画像（深度ソース）が明るい場合は値を低くしてから手順 3 と手順 4 を繰り返します。

    • 2D 画像/2D 画像（深度ソース）が暗い場合は値を高くしてから手順 3 と手順 4 を繰り返します。

    暗い画像 適切な明かるさ 明るい画像

    exposure time 5

    exposure time 90

    exposure time 500

  5. 2D パラメータクラスの露出モード/2D 画像（深度ソース）露出モードを再度調整します。

複数露出

対象物表面に反射する部分や明るい部分、反射しない部分や暗い部分がある場合、以下のようにパラメータを調整します。

  1. 一回露出の手順を実行して反射する部分、色が明るい部分の露出時間を記録します。

  2. 一回露出の手順を実行して反射しない部分、色が暗い部分の露出時間を記録します。

  3. 露出回数の値を「2」に設定します。

    普通、2 回露出すれば完全な深度データが取得できます。

  4. 露出時間と露出時間 2 をそれぞれ手順 1 と手順 2 で記録した露出時間に設定します。

  5. データ収集エリアのsingle capをクリックしてデータを取得し、深度画像と点群を確認します。

    • 深度画像と点群が完全な場合、パラメータ設定はこれで終わります。

    • 深度画像と点群が完全でない場合、手順 6 に進みます。

  6. 一回露出の手順を実行して深度データの損失が発生した部分の露出時間を記録します。

  7. 露出回数の値を「3」に設定します。

  8. 露出時間と露出時間 2、露出時間 3 をそれぞれ手順 1 と手順 2、手順 6 で記録した露出時間に設定します。

  9. データ収集エリアのsingle capをクリックしてデータを取得し、深度画像と点群を確認します。

    • 深度画像と点群が完全な場合、パラメータ設定はこれで終わります。

    • 深度画像と点群が完全でない場合、手順 1 から手順 5 まで繰り返します。

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