Z 方向アライメント
プロファイルの Z 方向のズレを補正します。 対象物表面を選択し、 ズレ範囲とアライメント基準を設定して対象物表面の歪みを補正できます。
下記の状況ではプロファイルに Z 方向のズレ、つまり深度値の偏差が発生します。
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他のパラメータを同じ値に設定した場合、Z 方向アライメント使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。
対象物 | 不使用 | 使用 |
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以下の手順を実行します。
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データ収集エリアのボタンをクリックしてデータを取得します。
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スキャンモードでは、Z 方向アライメントの右の編集ボタンをクリックして Z 方向アライメントツールを開きます。
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左でツールを選択して深度画像の補正領域を追加・調整します。
補正領域を 5つまで追加できます。
以下のように補正領域を選択します。
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補正領域間は重なり合わないように選択します。
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曲面を避けます。
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ズレ範囲を調整します。最小値を補正領域の最低点の深度値に、最大値を最高点の深度値に設定します。
複数の補正領域を追加した場合、最小値を全ての補正領域の最低点の深度値に、最大値を全ての補正領域の最高点の深度値に設定します。
ズレ範囲にあるプロファイルはアライメント基準に整列されます。
各型式のインラインプロファイル測定器の最大ズレ範囲と調整ステップサイズは以下の通りです。
型式 最大ズレ範囲(mm) 調整ステップサイズ(mm) LNX-7530
-15.0~15.0
0.1
LNX-7580
-40.0~40.0
LNX-75300
-150.0~150.0
LNX-8030
-20.0~20.0
LNX-8080
-64.0~64.0
LNX-8300
-200.0~200.0
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補正領域内の対象物表面の特徴に応じてアライメント基準を設定します。
表面の特徴
下に曲がる
曲がらない
上に曲がるアライメント基準値
Lowest
Middle
Highest
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対象物またはセンサーヘッドが Y 軸を中心に回転するかを確認します。
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回転する場合、回転ズレを補正をオンにしてください。
オンにする前に、水平面が補正領域の 50% 以上を占めることを確認してください。50% 以下の場合には対象物が位置する平面を選択してください。
左のツールを使用して補正領域の形状とサイズを調整できます。
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回転しない場合、次の手順に入ります。
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アラインメントボタンをクリックして Z 方向アライメントの効果を確認します。
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効果が要求を満たした場合、適用ボタンをクリックしてからZ 方向アライメントツールを閉じます。
適用ボタンをクリックすると Z 方向アライメント機能は自動的にオンになります。次回にデータを収集する時、ツールの設定に従ってプロファイルをアライメントします。
Z 方向アライメントを実行しない場合、オフにしてからデータを収集してください。
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満たさない場合に手順 3~7 を繰り返します。
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深度画像と点群を再度取得します。