スキャンモード

現在ご覧いただいているのは未リリースのバージョンです(V2.6.1)。異なるバージョンを参照する場合は、画面右上のボタンから切り替えが可能です。

■ ご利用中のバージョンが分からない場合や、サポートが必要な場合はお気軽にサポート窓口までご連絡ください。

本節ではスキャンモードのパラメータを紹介します。

1. データ収集方式

パラメータ説明

データ収集エリアのボタンとともにデータ生成の方式を決めます。

可視性

初級、専門

設定範囲

  • フレームモード:1 回のデータ収集がトリガーされるたびに、データ出力設定に従って 1 回分の収集結果を返します。

  • 連続モード:データ収集をトリガーすると、対象物をスキャンし続けながら固定長のデータセグメントを返す

調整説明

パラメータを異なる値に設定した時のデータ収集ボタンの機能:

  • フレームモード + 一回スキャンボタンsingle cap:1 回分の収集をトリガーし、データ出力設定に従って 1 回分の収集結果を返します。

  • フレームモード + 連続キャプチャボタンcontinuous cap:自動的に連続して収集をトリガーし、トリガのたびにデータ出力設定に従って 1 回分の収集結果を返します。

  • 連続モード:連続キャプチャボタンcontinuous capだけ使用可能。対象物をスキャンし続ける

  • トリガー設定グループのプロファイル数に画像またはデータセグメントの長さを設定します。

  • 対象物を連続スキャンする場合、スキャンのトリガー頻度を 3000 Hz 以下に設定してください。

2. トリガー設定

トリガーソースを選択して関連するパラメータを設定します。

スキャンモードでインラインプロファイル測定器によるデータ収集をトリガーする方法については、データ収集をトリガーする方法をご参照ください。

2.1. データ収集トリガーソース

パラメータ説明

データ収集をトリガーする信号ソースを選択します。1 回のデータ取得スキャンで複数ラインのデータを取得し、複数のプロファイルを生成してフレーム画像として合成します。

可視性

初級、専門

オプション

  • ソフトトリガー(初期値)

  • エッジトリガー

  • レベルトリガー

  • セグメントレベル

調整説明

  • 1 回のデータ取得スキャンで複数行のデータを収集し、複数のプロファイルを生成して 1 フレームの画像に合成します。デバッグなど、リアルタイム性を求めない場合に使用します。

  • エッジトリガー:外部デジタル信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジでトリガーされます。リアルタイム性を求める場合に適しています。

  • レベルトリガー:外部デジタル信号が有効レベルを保持している間、1 フレーム画像が生成されるまで連続してデータを取得します。測定対象物の長さが一定でない場合に適しています。

  • セグメントレベル:外部デジタル信号が有効状態の期間中に分割してデータを取得し、1 フレーム画像として合成します。離散した局所領域を分割取得する用途に適しています。

2.1.1. トリガー極性

データ収集トリガーソースをエッジトリガー、レベルトリガーまたはセグメントレベルに設定した時にのみ表示されます。

パラメータ説明

トリガー信号の有効方向または有効レベルを設定します。

可視性

専門

オプション

  • 正極性(初期値)

  • 負極性

調整説明

  • トリガーソースをエッジトリガーに設定したとき、正極性は立ち上がりエッジトリガー、負極性は立ち下がりエッジトリガーを示します。

  • トリガーソースをレベルリガーまたはセグメントレベルに設定したとき、正極性はハイレベル有効、負極性はローレベル有効を示します。

2.1.2. トリガー遅延

パラメータ説明

時間または行数を単位としてトリガー遅延を設定します。

可視性

専門

オプション

  • 時間(初期値)

  • 行数

調整説明

遅延タイプを選択した後、対応するトリガー遅延時間またはトリガー遅延行数を設定します。

  • トリガー遅延時間:トリガー信号を受信してからデータ取得を開始するまでの遅延時間を設定します。設定後、取得開始位置と終了位置が全体的に後方へ移動しますが、取得範囲は変わりません。

  • トリガー遅延行数:トリガー信号を受信してからデータ取得を開始するまでの遅延行数を設定します。設定後、取得開始位置と終了位置が全体的に後方へ移動しますが、取得範囲は変わりません。

データ収集トリガーソースがレベルトリガーに設定されている場合は、トリガー終了遅延に対応するトリガー終了遅延時間またはトリガー終了遅延行数も設定できます。

  • トリガー終了遅延時間:トリガー終了後もデータ取得を継続する時間を設定します。設定後、取得終了位置が後方へ移動し、取得範囲が拡大します。

  • トリガー終了遅延行数:トリガー終了後もデータ取得を継続する行数を設定します。設定後、取得終了位置が後方へ移動し、取得範囲が拡大します。

2.1.3. デバウンスタイム

データ収集トリガーソースをエッジトリガー、レベルトリガーまたはセグメントレベルに設定した時にのみ表示されます。

パラメータ説明

入力信号の最小有効持続時間を設定し、信号のちらつきやグリッチを除去します。持続時間がこの値より短い場合、信号は無効とみなされ、取得をトリガーしません。

可視性

専門

設定可能範囲

  • 範囲:0~1000000μs

  • 初期値:0μs

調整説明

デバウンス時間を大きく設定すると、有効な信号が遮断される場合があります。パラメータ値は、有効な外部入力信号のパルス幅に基づいて設定してください。

2.2. ラインスキャンのトリガーソース

パラメータ説明

一本のラインのスキャンをトリガーする信号ソースを選択します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 固定頻度(初期値)

  • エンコーダー

  • エンコーダー A 相

  • エンコーダー B 相

調整説明

  • エンコーダーでトリガーする場合、エンコーダーを選択してください。

  • 一定の頻度でスキャンをトリガーする場合、固定頻度を選択してください。

  • 外部デバイス信号によるスキャンのトリガーが必要な場合は、エンコーダー A 相またはエンコーダー B 相を選択してください。

トリガー方法組み合わせによってデータ収集トリガーソースとラインスキャントリガーソースを設定してください。

選択すると、ラインスキャンのトリガーソースには異なるパラメータが表示される:

2.2.1. トリガー頻度

ラインスキャンのトリガーソースを固定頻度に設定した時にのみ表示されます。

パラメータ説明

ラインスキャントリガーソースが固定頻度に設定されている場合、スキャンをトリガーする固定頻度を設定します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 値の範囲:1Hz~現在の最大スキャン頻度

  • 初期値:1000Hz

調整説明

  • このパラメータはスキャンデータの Y 軸解像度を決定します。Y 軸解像度の要件を満たすように調整してください。

  • スキャンデータの Y 軸の解像度と X 軸と一致させたい場合、以下の公式を参照してトリガー頻度を計算してください:

    トリガー頻度=対象物がインラインプロファイル測定器に対する移動速度(μm/s) ÷ X 軸解像度

2.2.2. トリガー遅延時間

パラメータ説明

インラインプロファイル測定器がトリガー信号を受信してからレーザー光を照射するまでの遅延時間を設定します。

可視性

専門

オプション

  • 範囲:0~60000000μs

  • 初期値:0μs

調整説明

  • ラインスキャンのトリガーソースを固定頻度に設定した場合、このパラメータを調整しないでください。

  • インラインプロファイル測定器を一台だけ使用する場合はこのパラメータを使用しないでください。

  • 複数台のインラインプロファイル測定器を使用する場合、本節のトリガー遅延を調整するをお読みください。

トリガー遅延を調整する

以下のシーンにトリガー遅延パラメータを使用します。

  • 複数台のインラインプロファイル測定器を使用します。

  • 複数台の測定器は、同じエンコーダーによりトリガーされます。

  • 測定器の視野は重なる部分があり、同時にレーザー光を照射すると互いに干渉します。

    trigger delay overlapped fov 1

トリガー遅延を適切に設定すると、測定器はそれぞれ異なる時間にレーザー光を照射してデータを収集するので干渉は発生しません。

トリガー遅延を調整すると、以下のことにご注意下さい。

  • 最大スキャン速度が下がります。

  • 測定器は異なる時間にレーザー光を照射するため、プロファイルのインデックス(index)が同じであっても実際の位置は異なります。各センサーヘッドの相対位置をキャリブレーションすることで上記のズレを補正できます。

トリガー遅延の調整は、以下の手順を実行します。

  1. プレビューモードとプロファイルモード、スキャンモードを参考にして測定器のパラメータを調整し、高品質のデータを取得できるようにします。

  2. 2 以上の測定器を使用する場合、視野の重なりを確認してください。

    視野の重なりを確認

    測定器はいずれも重なる

    一部の測定器は重なる

    相対位置の説明図

    trigger delay overlapped fov 2

    trigger delay overlapped fov 3

    トリガー遅延パラメータを調整するには、視野が重なる測定器間に干渉が発生しないことが目的なので右図では、視野が重ならない A と B は同時にレーザー光を照射してもいいです。この時、B が A と C の後でレーザー光を照射するよう、そのトリガー遅延パラメータを調整すればいいです。

  3. 以下の表の相対位置のパラメータ調整の例を参考にして、以下の手順で測定器のトリガー遅延パラメータを調整します。

    1. 最初に照射する測定器のトリガー遅延を「0」のままにします。

    2. 二番目に照射する測定器に対しては、以下の公式に基づいてトリガー遅延を調整します。

      トリガー遅延 = 10μs + 最初にレーザーを照射した測定器の露出時間(Timed)、露出時間+露出時間 2(2 フレームHDR 露出)または HDR 露出設定の総計露出時間(単一 HDR 露出)

      測定器がレーザー光を照射してから 10μs したら露出します。
    3. 三番目に照射する測定器に対しては、以下の公式に基づいてトリガー遅延を調整します。

      トリガー遅延 = 二番目にレーザーを照射した測定器の露出遅延 + 10μs + 二番目にレーザーを照射した測定器の露出時間(Timed)、露出時間+露出時間 2(2 フレームHDR 露出)または HDR 露出設定の総計露出時間(単一 HDR 露出)

    4. このように、全ての測定器のトリガー遅延パラメータ設定を完了します。

      相対位置の説明図

      trigger delay overlapped fov 1 1

      trigger delay overlapped fov 2

      trigger delay overlapped fov 3

      パラメータ設定

      trigger delay sequence 1

      trigger delay sequence 2

      trigger delay sequence 3

      exposure delay:露出遅延時間(10μs)

      exposure time:露出時間/総計露出時間

      trigger delay:トリガー遅延

2.2.3. デバウンスタイム

ラインスキャンのトリガーソースをエンコーダー、エンコーダーA相またはエンコーダーB相に設定した時にのみ使用できます。

パラメータ説明

入力信号の最小有効持続時間を設定し、信号のちらつきやグリッチを除去します。持続時間がこの値より短い場合、信号は無効とみなされ、取得をトリガーしません。

可視性

専門

設定可能範囲

  • 範囲:0~1000000μs

  • 初期値:0μs

調整説明

デバウンス時間を大きく設定すると、有効な信号が遮断される場合があります。パラメータ値は、有効な外部入力信号のパルス幅に基づいて設定してください。

2.2.4. エンコーダー設定

ラインスキャントリガーソースをエンコーダー、エンコーダーA相/エンコーダーB相に設定した場合、このクラスのパラメータを調整する必要があります。

編集ボタンをクリックするとエンコーダー設定ウィンドウが表示されます。エンコーダー値と運動方向を確認し、エンコーダーの解像度を計算します。

スキャンデータの Y 軸の解像度と X 軸を一致させたい場合、このツールを使用して推奨トリガー間隔を取得することもできます。

① トリガー方向

パラメータ説明

スキャンをトリガーするエンコーダーの動作方向を選択します。

可視性

初級、専門

オプション

  • A 相先行(位置):A 相信号が早い時にトリガーします。同一位置でのトリガーは 1 回のみ有効です。新しい位置へ移動すると、再度トリガーできます。

  • B 相先行(位置):B 相信号が早い時にトリガーします。同一位置でのトリガーは 1 回のみ有効です。新しい位置へ移動すると、再度トリガーできます。

  • A 相先行(方向):A 相信号が早い時にトリガーします。エンコーダ間隔ごとに 1 回トリガーできます。

  • B 相先行(方向):B 相信号が早い時にトリガーします。エンコーダ間隔ごとに 1 回トリガーできます。

  • 双方向(初期値):エンコーダーの A 相信号が早いか、B 相信号が早いかを問わずにスキャンをトリガーします。

上記のパラメータは、A 相先行/B相先行と位置/方向/双方向で構成されます。

A 相先行/B相先行はスキャンをトリガーするエンコーダー信号の方向を決定します。

leading a

leading b

位置/方向/双方向はトリガー方式を決定します。

position mode

direction mode

both mode

位置:同じ位置で 1 回だけトリガーします。逆方向への移動ではトリガーされません。正方向へ移動して既に到達した位置でもトリガーされず、以前に到達していない位置まで移動した場合に再度トリガーされます。

方向:正方向へ移動する場合、エンコーダーの 1 パルス間隔ごとに 1 回トリガーします(既に到達した位置を含む)。逆方向はトリガーしません。

双方向:正方向および逆方向への移動時にスキャンがトリガーされ、エンコーダーの 1 パルス間隔ごとに 1 回トリガーします。

調整説明

エンコーダー動作方向と対象物がインラインプロファイル測定器に対する移動方向に基づいて調整してください。

エンコーダー設定ツールを使用してエンコーダー動作方向を確認できます。
② トリガー信号カウントモード

パラメータ説明

各エンコーダー信号周期にカウントする信号の数を設定します。カウントの信号はスキャンをトリガーするために使用します(トリガー信号として)。

下図に示すように、エンコーダーの信号周期には、4つの信号があります。

encoder period

可視性

初級、専門

オプション

  • 1×(初期値):各信号周期に 1つの信号をカウントする

  • 2×:各信号周期に 2つの信号をカウントする

  • 4×:各信号周期に 4つの信号をカウントする

調整説明

このパラメータはトリガー間隔と共同でスキャンをトリガーする頻度を決定します。

  • スキャンをトリガーする頻度がインラインプロファイル測定器の最大スキャン頻度より高い場合、データのロスが発生します。データの一部の紛失を参考にしてロスの問題を解決してください。

    データ表示画面の右上に測定器の最大スキャン頻度を確認できます。
  • スキャンをトリガーする頻度はスキャンデータの Y 軸の解像度を決定し、さらにスキャンの精度と強度画像、深度画像の対象物のアスペクト比を決定します。詳細はスキャンデータの Y 軸解像度をお読みください。

  • スキャンデータの Y 軸の解像度と X 軸と一致させたい場合、エンコーダー設定ツールを使用してトリガー間隔を調整してください(トリガー信号カウントモードの値に影響する可能性がある)。

③ トリガー間隔

パラメータ説明

一回スキャンする時にトリガー信号の数を設定します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 設定可能な範囲:1~65535

  • 初期値:1

調整説明

トリガー信号カウントモードと共同でスキャンをトリガーする頻度を決定します。

  • スキャンをトリガーする頻度がインラインプロファイル測定器の最大スキャン頻度より高い場合、データのロスが発生します。データの一部の紛失を参照してロスの問題を解決してください。

    データ表示画面の右上に測定器の最大スキャン頻度を確認できます。
  • スキャンをトリガーする頻度はスキャンデータの Y 軸の解像度を決定し、さらにスキャンの精度と強度画像、深度画像の対象物のアスペクト比を決定します。詳細はスキャンデータの Y 軸解像度をお読みください。

  • スキャンデータの Y 軸の解像度と X 軸と一致させたい場合、エンコーダー設定ツールを使用してトリガー間隔を調整してください。

④ トリガー干渉抑制

パラメータ説明

このパラメータを有効にすると、トリガー信号の状態を改善し、突発的なノイズによる誤トリガーを回避できます。

可視性

専門

オプション

トリガー干渉抑制を有効にする:

  • 有効にすると、トリガー信号に対してフィルタリング処理を行い、ノイズ信号を除去します。

  • 無効にすると、トリガー信号に対して処理を行いません。

調整説明

現場では、エンコーダー信号ソースがの不安定や機構の電磁干渉による信号変動が発生した場合、誤トリガーを引き起こし、データ収集に影響を及ぼす可能性があります。このような問題が発生した場合は、このスイッチの有効化をお勧めします。

⑤ エンコーダーの解像度

パラメータ説明

エンコーダの解像度を設定する、またはエンコーダー設定ツールで計算された解像度を表示します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 範囲:0.1~1000μm

  • 初期値(μm):1μm

調整説明

-

⑥ エンコーダ方向反転

パラメータ説明

有効にすると、エンコーダーの方向判定が反転します。

可視性

初級、専門

オプション

初期値:無効

調整説明

配線または設置が原因で運動方向の認識が逆になった場合、このパラメータを有効にして補正できます。

2.3. プロファイル数

パラメータ説明

収集するデータのプロファイル数を設定します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 設定可能な範囲:1~20000

  • 初期値:850

調整説明

  • データ収集方式をフレームモードに設定すると、このパラメータは 1 枚の強度画像と深度画像を生成するために必要なプロファイル数を指定します。 対象物を反映できる数を設定してください。以下の公式をご参考ください:

    プロファイル数=対象物の長さ(μm) ÷ スキャンデータの Y 軸解像度(μm)

    計算した値よりやや高く設定してください。

データ収集方式を連続モードに設定すると、このパラメータは返されるデータセグメントの長さを指定します。

2.4. セグメントラインコールバック

パラメータ説明

このパラメータを有効にすると、設定された行数ごとに収集データを分割して出力します。

可視性

専門

オプション

セグメントラインコールバックを有効にする:

  • 有効にすると、設定したコールバック行数で収集データを分割して出力します。

  • 無効にすると、フレーム単位で収集データを出力します。

コールバック行数:何行のデータが累積するごとにコールバック出力をトリガーするかを設定します。

調整説明

  • 収集しながらデータを処理したい場合、1 回あたりのコールバックデータ量を減らしたい場合、または処理のリアルタイム性を向上させたい場合は、このパラメータの有効化をお勧めします。

  • コールバック行数の設定値を小さくするほど、コールバックのトリガ頻度が高くなり、1 回あたりのデータ量は小さくなりますが、呼び出しのオーバーヘッドは高くなります。

  • コールバック行数の設定値を大きくするほど、コールバックのトリガ回数は少なくなり、1 回あたりのデータ量は大きくなります。これはリアルタイム性の要求は低いが、処理効率を重視するシーンに適しています。

2.5. 高速モード

パラメータ説明

このパラメータを有効にすると、データ取得速度を向上させることができますが、データ品質が低下する場合があります。

可視性

専門

オプション

高速モードを有効にする:

  • 有効にすると、データ取得速度が向上しますが、データ品質が低下する可能性があります。

  • 無効にすると、通常のデータ取得速度およびデータ品質に戻ります。

調整説明

  • 収集速度を重視する場合は、このパラメータを有効にしてください。

  • 有効にした後は、実際の取得結果に基づいて、プロファイルの完全性、ノイズ、およびエッジのディテールを確認することを推奨します。

  • 取得結果が要求を満たさない場合は、このパラメータを無効にするか、他の関連パラメータと組み合わせて再調整してください。

3. 関心領域(ROI)

パラメータ説明

関心領域を設定すると処理するデータ量を減少できるのでデータ伝送速度および最大スキャン速度をアップすることが可能です。

X-Z 平面で固定 ROI を設定するか、スキャン方向に沿って変化する動的 ROI を設定できます。

固定 ROI と動的 ROI の違いは以下のとおりです。

種類 説明 イメージ図

固定単一ウィンドウ ROI

スキャン中に ROI は変わりません。単一 Y 方向においては、ROI は Z 方向で 1つの領域です。

適用シーン:対象特徴が異なるスキャン位置において形状変化が小さく、かつ単一のレーザーライン位置で 1つの ROI 領域の設定のみが必要なシーンに適用されます。

width220

固定複数ウィンドウ ROI

スキャン中に ROI は変わりません。単一 Y 方向においては、ROI は Z 方向に沿う複数の不連続な領域で構成できます。

適用シーン:対象特徴が単一のレーザーライン位置において階段状または階層状に分布し、異なる Z 値範囲でそれぞれ ROI ウィンドウを設定して枠選択する必要があるシーンに適用されます。

fixed roi multi window

動的 ROI

Y 方向位置の変化にともなって変化します。異なるスキャン位置では、ROI の位置または範囲は動的に調整できます。

適用シーン:異なるスキャン位置において対象の高さまたは形状変化が大きいシーンに適用されます。

dynamic roi

可視性

初級、専門

オプション

  • 固定(初期値)

  • 動的

調整説明

  • スキャンモードでは固定 ROI を編集できません。固定 ROI を調整したい場合、プロファイルモードに切り替えてください。詳細な説明については、 固定 ROI をお読みください。

  • 動的 ROI を調整したい場合、ROI を編集の右の編集ボタンをクリックして動的 ROI ツールを開きます。詳細な説明については、動的 ROI の編集をお読みください。

4. 干渉抑制

このグループのパラメータは干渉を抑制し、データの品質と信頼性を向上させます。

4.1. マスク

パラメータ説明

マスクを使用して不要なデータ(ノイズ、多重反射によって生成されるレーザーライン)を排除します。

マスクは、固定マスクと動的マスクに分けられます。

  • 固定マスク:マスクの領域は変わりません。対象物の位置と干渉領域が安定しているシーンに適しています。

  • 動的マスク:マスクの領域がスキャンラインごとに変化し、干渉領域が移動に伴って変化するシーンに適しています。動的マスクはスキャンモードでのみ編集できます。

可視性

初級、専門

オプション

  • 固定(初期値)

  • 動的

マスクを使用ボタン:

  • オン:追加したマスクを適用する

  • オフ:適用しない

調整説明

  • 固定マスク:マスクを適用した後、マスクを編集の右の編集ボタンをクリックしてマスクツールウィンドウを開きます。詳細については、マスクツールの使用をご参照ください。

  • 動的マスク:マスクを適用した後、マスクを編集の右の編集ボタンをクリックし、動的マスクツールを開いて設定します。詳細な説明については動的マスクの編集をお読みください。

4.1.1. 動的マスクの編集

動的マスクツールを使用する前、スキャンモードで深度データを取得してください。

動的マスクツールを開いて以下の手順を実行します。

  1. 右のエリアリストで各動的エリアの行範囲を入力するか、画像でエリアのエッジをドラッグして調整します。

    動的エリアを追加したい場合、+ 追加をクリックします。削除したい場合は削除するエリアの右の削除をクリックします。
  2. 次へをクリックして動的マスク編集画面を開きます。

  3. 右のマスクリストから編集したい動的エリア(例えば動的エリア 1 元画像)を選択します。

  4. 左のツールバーから適切なマスクツールを選択して画像にマスクを追加します。

    マスクツールの使用方法については、マスクツールの使用をお読みください。
  5. 複数の動的エリアがある場合、手順 3~4 を繰り返します。

  6. 設定完了後、適用ボタンをクリックし、設定内容を保存してツールを終了します。

  7. スキャンモードで再度データを取得し、動的マスクの効果を確認します。プロジェクトの要件を満たさない場合、ツールを再度開いて調整します。

5. 動的最適化

パラメータ説明

対象物のスキャン方向における各領域の表面特性の差が大きい場合(例:黒色プラスチックや高反射金属などの異なる材質が同時に含まれる場合)、スキャン方向に複数の区間を設定し、それぞれにパラメータを設定することで、各領域の撮影要件に対応できます。

可視性

専門

設定範囲

初期値:無効

調整説明

動的最適化を有効化にした後、動的最適化領域の右の編集ボタンをクリックして動的最適化ウィンドウを開きます。このウィンドウで設定を行います。詳細な説明については、動的最適化領域の設定をご参照ください。

「動的最適化」を有効化にした場合、プレビューモードでは以下の機能は使用できません。

5.1. 動的最適化領域の設定

動的最適化ツールを使用する前、スキャンモードで深度データを取得してください。

動的最適化ツールウィンドウを開いて以下の手順を実行します。

  1. 右のエリアリストで各動的最適化の行範囲を入力するか、画像でエリアのエッジをドラッグして調整します。

    対象エリアを追加したい場合、+ 追加をクリックします。削除したい場合は削除するエリアの右の削除をクリックします。
  2. 次へ をクリックし、パラメータ設定画面を開きます。

  3. 左の動的最適化領域リストから設定したい領域(例:Area0)を選択します。

  4. 右のエリアパラメータを設定パネルで、動的マスクを表示するかを指定できます。これにより、現在表示されている領域におけるマスクの効果を確認できます。

    この領域の表面の特徴に応じて以下のパラメータを設定します。

  5. 複数のエリアがある場合、手順 3~4 を繰り返します。

    左の動的最適化領域リストのそばにある領域パラメータ設定dynamic optimization overview iconアイコンをクリックして全ての領域のパラメータを確認・編集できます。
  6. 設定完了後、適用ボタンをクリックして設定内容を保存します。ツールを終了します。

  7. スキャンモードで再度データを取得し、動的最適化の効果を確認します。要件を満たさない場合は、再度ツールを開いて調整します。

6. 解像度

スキャンデータの X 軸解像度と点群の Y 軸解像度を設定します。

6.1. X 軸解像度

パラメータ説明

スキャンデータの X 方向の解像度を設定します。これは、レーザーラインの方向に沿った隣接する 2 点間の距離です。

可視性

初級、専門

設定可能範囲

  • 範囲(μm):

    • LNX-7030:11μm(2~66μm)

    • LNX-7045:15μm(3~90μm)

    • LNX-7080:25μm(4~150μm)

    • LNX-7150:50μm(8~300μm)

    • LNX-7300:80μm(13~480μm)

    • LNX-7600:150μm(25~900μm)

  • 調整ステップサイズ:0.1μm

調整説明

  • X 軸解像度は、サンプリング方式を均等間隔に設定した時にのみ適用できます。

  • X 方向解像度パラメータ値はスキャンデータの Y 軸解像度と同じになった時に、スキャンデータにある物体のアスペクト比は実際と一致します。

  • スキャンデータの X 軸解像度と Y 軸解像度を一致させたい場合、トリガー信号カウントモードなどのパラメータで Y 軸解像度を調整できなければ、X 軸解像度を調整してください。

6.2. Y 軸解像度

パラメータ説明

Y 軸解像度の設定モードを選択します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 自動

  • 手動(初期値)

調整説明

  • 自動に設定すると、Y 軸解像度は現在のトリガー設定に基づいてシステムが自動的に計算し、表示します。

  • 手動に設定すると、Y 軸解像度を手動で入力できます。

  • 用途に応じて設定方法を選択してください。Y 軸解像度を固定する必要がある場合は手動を使用し、現在のトリガー条件に基づいてシステムに自動計算させる場合は自動を使用します。

ラインスキャンのトリガーソースを固定頻度に設定した時、自動モードは使用できません。

6.2.1. Y 軸解像度

パラメータ説明

スキャンデータの Y 方向の解像度を設定します。これは、対象物移動方向に沿った隣接する 2 点間の距離です。

可視性

初級、専門

調整説明

Y 軸解像度を自動に設定したとき、このパラメータは調整できません。計算方法は以下のとおりです。

  • ラインスキャントリガーソースを固定頻度に設定した時:

    Y 軸解像度(μm) = 移動速度(mm/s) ÷ トリガー頻度(Hz)× 1000

  • ラインスキャンのトリガーソースをエンコーダーに設定した時:

    Y 軸解像度(μm) = エンコーダー解像度(μm) × トリガー間隔÷トリガー信号カウントモード × 4

  • ラインスキャンのトリガーソースをエンコーダー A 相またはエンコーダー B 相に設定したとき:

    Y 軸解像度(μm) = エンコーダー解像度(μm) × トリガー間隔÷トリガー信号カウントモード × 2

6.2.2. Y 軸リサンプリング倍率

パラメータ説明

スキャンデータが Y 軸におけるリサンプリング倍率を設定します。

可視性

専門

オプション

  • 1×(初期値)

  • 2x

  • 3x

  • 4x

調整説明

例えば、2x に設定したとき、リサンプリングすることでデータ行数をもとの 2 倍にします。Y 軸方向のデータ密度を向上させるために使用できます。

7. 補正

このグループのパラメータは、プロファイルの高さと方向のずれを補正します。

運動方向補正を適用すると、傾き補正と高さ補正は使用できなくなります。

7.1. 傾き補正

パラメータ説明

プロファイルの傾きを補正します。この傾きは、Y 軸を中心としたインラインプロファイル測定器の回転によって引き起こされます。

可視性

初級、専門

設定範囲

傾き補正を使用:

  • オン:傾き補正の結果をプロファイルに適用する

  • オフ:傾き補正の結果をプロファイルに適用しない

傾き補正角度:

  • 値の範囲:-90.000°~90.000°

  • 初期値:0.000°

調整説明

詳細は傾き補正をご参照ください。

7.2. 高さ補正

パラメータ説明

プロファイルの高さの誤差を補正します。X 軸を中心としたインラインプロファイル測定器の回転によって引き起こされます。

可視性

初級、専門

設定範囲

高さ補正を使用:

  • オン:高さ補正の結果をプロファイルに適用する

  • オフ:高さ補正の結果をプロファイルに適用しない

高さ補正率:

  • 設定可能な範囲:0.5~2

  • 初期値:1.000

調整説明

詳細は高さ補正をご参照ください

7.3. 運動方向補正

パラメータ説明

測定器の実際の移動方向と座標軸方向の不一致によって発生する点群の歪みを補正します。運動方向は、運動方位角と移動俯仰角によって定義されます。

可視性

初級、専門

オプション

運動方向補正を有効にする:

  • 有効にすると、運動方向補正の結果を適用します。

  • 無効にすると、運動方向補正の結果を適用しません。

運動方位角:

  • 値の範囲:-180°~180°

  • 初期値:90°

運動俯仰角:

  • 値の範囲:0°~180°

  • 初期値:90°

調整説明

詳細は運動方向補正をご参照ください。

8. 点群最適化

このグループのパラメータは、生成した点群を改善します。調整してから右の適用ボタンをクリックして最適化効果を確認できます。

8.1. 法線フィルタリング

パラメータ説明

法線ベクトルに基づいて表面の点群をフィルタリングし、表面の起伏が大きい箇所や急峻なエッジで発生するノイズ点を除去します。

可視性

初級、専門

オプション

法線フィルタリングを有効にする:

  • 有効にすると法線フィルタリングを適用します。

  • 無効にすると法線フィルタリングを適用しません。

フィルタリング強度:

  • 設定可能範囲:非常に低い、低、中、高、カスタム

  • 初期値:非常に低い

調整説明

法線フィルタリング強度が高いほど、除去されるノイズ点が増えますが、より多くのディテールが失われる場合があります。カスタムを選択したとき、以下のパラメータを設定する必要があります。

8.1.1. カスタムパラメータ一覧

パラメータ名 パラメータ説明 設定可能範囲 デフォルト

法線ベクトルの最大角度

法線ベクトルと Z 軸のなす角度の上限を制限します。この角度を超える点は除外されます。

0°~360°

70°

法線ベクトルの最小角度

法線ベクトルと Z 軸との角度下限を設定します。この角度を下回る点は除外されます。

0°~70°

0°

法線ベクトルの投影後の最小角度

法線ベクトルを XY 平面へ投影した後、X 軸との角度下限を設定します。この角度を下回る点は除外されます。

0°~360°

0°

法線ベクトルの投影後の最大角度

法線ベクトルを XY 平面へ投影した後、X 軸との角度上限を設定します。この角度を超える点は除外されます。

0°~360°

360°

法線ベクトルを計算するためのコア半径

法線ベクトルを計算するための近傍半径を制限します。値が高いほど、より平滑な結果を得ることができます。

0~30

2

ノイズ除去レベル

法線ベクトルの計算時にノイズが生じる可能性があり、ノイズに対する許容度に基づいて除去レベルを選択する必要があります。レベルが高いほど、ノイズ除去効果が強くなります。

オフ、低、中、高

低

平滑化ウィンドウサイズ

均一な平滑化処理を実行するウィンドウのサイズ。法線ベクトルをフィルタリングする前にサーフェスデータに対して均一な平滑化処理を実行して、ノイズによる法線ベクトルの急激な変化を防ぎます。

1~99

3

他のパラメータを同じ値に設定した場合、法線フィルタリング使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

normal filtering off

normal filtering on

8.2. 連結ノイズ除去

パラメータ説明

点群から分離した小さなノイズ領域を除去します。

可視性

初級、専門

オプション

連結ノイズ除去を有効にする:

  • 有効にすると連結ノイズ除去設定を適用します。

  • 無効にすると連結ノイズ除去設定を適用しません。

ノイズ除去強度:

  • 設定可能範囲:非常に低い、低、中、高、非常に高い、カスタム

  • 初期値:低

調整説明

ノイズ点除去強度が高いほど、除去されるノイズ点が増えますが、より多くのディテールが失われる場合があります。カスタムを選択したとき、以下のパラメータを設定する必要があります。

8.2.1. カスタムパラメータ一覧

パラメータ名 パラメータ説明 設定可能範囲 デフォルト

深度類似度しきい値

深度類似度しきい値を設定します。2つの隣接点の深度差がこのしきい値以下の場合、類似点として判定し、同一領域に分類します。

0~600

0.36

近傍タイプ

ある点の周囲のどの点を隣接点とみなすかを設定します。隣接点の定義方法として、上下左右の 4 点を隣接点とする方法、または上下左右および斜め方向の 8 点を隣接点とする方法を選択できます。

  • 4 近傍

  • 8 近傍

8 近傍

ノイズ検出方式

ノイズ検出方式を設定します。小規模なノイズ領域の判定方法として、点数またはサイズによる判定を選択できます。

  • 点数

  • 寸法

点数

最大ノイズ領域点数

ノイズ領域と判定する最大点数を設定します。点数がこの値以下の場合、その領域はノイズ領域として判定され、除去されます。

このパラメータはノイズ検出方式を点の数に設定した場合にのみ有効です。

1~99999999

1000

X/Y/Z 方向最大サイズ

ノイズ領域と判定する最大寸法しきい値を、X、Y、Z方向ごとに設定します。

このパラメータはノイズ検出方式をサイズに設定した場合にのみ有効です。

X/Y:0~1000mm; Z:0~600mm

2.0mm

他のパラメータを同じ値に設定した場合、連結ノイズ除去使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

connected noise removal off

connected noise removal on

8.3. 表面ノイズ除去

パラメータ説明

点群の表面から外れたノイズ点を除去し、有効な表面構造をできる限り保持します。

可視性

初級、専門

オプション

表面ノイズ除去を有効にする:

  • 有効にすると、表面ノイズ除去設定を適用します。

  • 無効にすると、表面ノイズ除去設定を適用しません。

調整説明

有効にしたとき、以下のパラメータを設定する必要があります。

8.3.1. 表面タイプ

パラメータ説明

処理対象の点群に適用する想定表面タイプを選択します。このタイプは、表面ノイズ判定の基準として使用されます。

可視性

初級、専門

オプション

  • オプション:平面、曲面、階段面

  • 初期値:階段面

調整説明

対象物の主な表面形状に応じて適切なタイプを選択することで、より安定したノイズ判定結果を得ることができます。

平面検出厳密度

表面タイプを平面に設定したときにこのパラメータを設定する必要があります。

パラメータ説明

平面特徴に基づいてノイズを除去する際の厳密度を設定します。厳密度が高いほど、平面特徴に対する要求が高くなり、より平面に近い領域でのみノイズが除去されます。そのため、除去される点数は少なくなります。

可視性

初級、専門

オプション

  • 低、中、高

  • 初期値:高

調整説明

  • 低:厳密度が最も低く、除去される点数が最も多くなります。

  • 中:平面判定条件とノイズ除去効果のバランスを取ります。

  • 高:厳密度が最も高く、除去される点数が最も少なくなります。

8.3.2. ノイズ除去密度

パラメータ説明

表面ノイズ点除去の処理密度を設定します。密度が高いほどノイズ除去効果が高くなりますが、処理時間が長くなります。密度が低いほど処理速度は向上しますが、ノイズ除去効果が低下する場合があります。

可視性

初級、専門

オプション

  • 低、中、高

  • 初期値:高

調整説明

  • 低:処理密度が最も低く、処理速度が最も速くなります。ノイズ除去は控えめに行われます。

  • 中:ノイズ除去効果と処理速度のバランスを取ります。

  • 高:処理密度が最も高く、ノイズ除去効果が高くなりますが、処理時間が長くなります。

8.3.3. ノイズ除去許容値

パラメータ説明

表面ノイズ点を除去する際の許容度を設定します。値が大きいほど除去条件が緩和され、除去される点は少なくなります。

可視性

初級、専門

オプション

  • 設定可能な範囲:1~4

  • 初期値:3

調整説明

有効点が誤って除去される場合は、この値を大きくしてください。ノイズ点の残留が多い場合は、この値を小さくしてください。

8.3.4. 表面連続性制約

パラメータ説明

このパラメータを有効にすると、ノイズ点除去時に表面の連続性をできる限り維持し、表面の分断や欠損を低減します。

可視性

専門

オプション

初期値:有効

調整説明

連続性が求められる用途では有効にすることを推奨します。より強力にノイズ点を除去する場合は、無効状態との結果を比較して調整してください。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、表面ノイズ除去使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

surface noise removal off

surface noise removal on

8.4. 外れ値処理

パラメータ説明

点群内の異常点(飛び点、孤立ノイズ点、エッジノイズなど)を高速に除去し、欠損領域を補完します。

可視性

初級、専門

オプション

外れ値処理を有効にする:

  • 有効にすると、外れ値処理設定を適用します。

  • 無効にすると、外れ値処理設定を適用しません。

処理強度:

  • 設定可能な範囲:レベル 1~9

  • 初期値:レベル 5

調整説明

レベルが高いほど、ノイズ除去強度が強くなり、補完強度が弱くなります。レベルが低いほど、補完強度が強くなり、ノイズ除去強度が弱くなります。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、外れ値処理使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

outlier processing off

outlier processing on

8.5. エッジ反り抑制

このグループ内のパラメータは、スキャンデータの対象物エッジ付近で発生する点群の反りを抑制するために使用されます。

先端とはスキャン開始側の対象物エッジを指し、後端とはスキャン終了側の対象物エッジを指します。両端を個別に設定できます。

8.5.1. 先端反り抑制

パラメータ説明

このパラメータを有効にすると、スキャン開始時の先端領域における反りを検出して抑制します。

可視性

専門

オプション

先端反り抑制を有効にする:

  • 有効にすると、先端反り抑制設定を適用します。

  • 無効にすると、先端反り抑制設定を適用しません。

調整説明

有効にしたあと、下側の反り行数と反り方向を設定する必要があります。

8.5.2. 後端反り抑制

パラメータ説明

このパラメータを有効にすると、スキャン終了時の後端領域における反りを検出して抑制します。

可視性

専門

オプション

後端反り抑制を有効にする:

  • 有効にすると、後端反り抑制設定を適用します。

  • 無効にすると、後端反り抑制設定を適用しません。

調整説明

有効にしたあと、下側の反り行数と反り方向を設定する必要があります。

反り高さしきい値

先端反り抑制と後端反り抑制の共通パラメータです。

パラメータ説明

エッジ反りの高さしきい値を設定します。このしきい値は、点群内の最外点と対応する平面との高さ差として定義されます。このしきい値を超える凹凸は、エッジ反りとして判定されます。

可視性

専門

オプション

  • 設定可能な範囲:0.01~1000

  • 初期値:0.1

調整説明

しきい値が小さいほど判定が敏感になり、しきい値が大きいほど判定が緩やかになります。

反り行数

先端反り抑制と後端反り抑制に個別に反り行数パラメータを設定できます。

パラメータ説明

スキャンエッジから内側へ計算する行数範囲を設定します。この範囲内の点群が反りの識別と抑制に使用されます。

可視性

専門

オプション

  • 設定可能な範囲:2~32

  • 初期値:8

調整説明

値が大きいほど反り抑制の範囲が広がります。

反り方向

先端反り抑制と後端反り抑制に個別に反り方向パラメータを設定できます。

パラメータ説明

エッジ反りの幾何学的方向を指定し、より正確な抑制効果を実現します。

可視性

専門

オプション

  • 上向きの反り、下向きの反り

  • 初期値:下向きの反り

調整説明

  • 下向きの反り:エッジ点群全体が下方向に湾曲します。

  • 上向きの反り:エッジ点群全体が上方向に湾曲します。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、エッジ反り抑制使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

edge warping suppression off

edge warping suppression on

8.6. 均一な平滑化処理

パラメータ説明

点群表面に対して均一な平滑化処理を行い、全体的なノイズおよび深度の変動を低減します。

可視性

初級、専門

オプション

均一な平滑化処理を有効にする:

  • 有効にすると、均一な平滑化処理設定を適用します。

  • 無効にすると、均一な平滑化処理設定を適用しません。

X 方向平滑化強度:

  • 設定可能範囲:レベル 1~6、カスタム

  • 初期値:レベル 3

Y 方向平滑化強度:

  • 設定可能範囲:レベル 1~6、カスタム

  • 初期値:レベル 3

調整説明

レベルが高いほど平滑化効果が強くなりますが、ディテール保持性が低下します。
カスタムに設定したとき、X 方向ウィンドウサイズとY 方向ウィンドウサイズを設定する必要があります。ウィンドウサイズが大きいほど平滑化効果が強くなります。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、均一な平滑化処理使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

uniform smoothing off

uniform smoothing on

8.7. ノイズ除去平滑化

パラメータ説明

物体表面形状を良好に保ちながら、点群内のスパイクノイズを抑制します。

可視性

初級、専門

オプション

ノイズ除去平滑化を有効にする:

  • 有効にすると、ノイズ除去平滑化設定を適用します。

  • 無効にすると、ノイズ除去平滑化設定を適用しません。

X 方向平滑化強度:

  • 設定可能範囲:レベル 1~5、カスタム

  • 初期値:レベル 3

Y 方向平滑化強度:

  • 設定可能範囲:レベル 1~5、カスタム

  • 初期値:レベル 3

調整説明

高いレベルに設定すると、孤立したノイズ点の抑制効果が向上しますが、ディテールが失われるリスクが高くなります。

カスタムに設定したとき、X 方向ウィンドウサイズとY 方向ウィンドウサイズを設定する必要があります。サイズが高いほど、外れ値に対する抑制効果が向上しますが、ディテールが失われるリスクが高くなります。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、ノイズ除去平滑化使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

denoising smoothing off

denoising smoothing on

8.8. 点群補完

パラメータ説明

データ欠損によって発生した点群の欠損領域を補完し、点群の完全性を向上させます。

可視性

初級、専門

オプション

点群補完を有効にする:

  • 有効にすると、点群補完設定を適用します。

  • 無効にすると、点群補完設定を適用しません。

X/Y 方向補完ウィンドウサイズ:

  • 設定可能な範囲:0~99

  • 初期値:9

補完方式:

  • 設定可能範囲:Z最小値、Z最大値、線形補完

  • 初期値:線形補完

調整説明

  • X/Y 方向補完ウィンドウサイズ:X/Y 方向の補完計算に用いる近傍ウィンドウサイズを設定します。値が大きいほど広いギャップを補完できますが、より遠くの点のデータが取り込まれ、補完のずれが生じる場合があります。

  • 補完方式:ギャップを補完する方法を設定します。

    • Z最大値:ギャップの両側にある有効点のうち、Z最大値に基づいてギャップを補完します。

    • Z最小値:ギャップの両側にある有効点のうち、Z最小値に基づいてギャップを補完します。

    • 線形補完:ギャップの両側にある有効点に基づき、線形補完によってギャップを補完します。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、点群補完使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

不使用 使用

gap filling off

gap filling on

8.9. プロファイルアライメント

プロファイルの X、Z 方向のズレを補正します。

8.9.1. X 方向アライメント

パラメータ説明

プロファイルの X 方向のズレを補正する

可視性

専門

オプション

X 方向のアライメントを有効にする

  • オンにすると X 方向のアライメント設定を適用する

  • オフにすると適用しない

調整説明

データを取得してから編集ボタンをクリックしてツールを開きます。詳細は X 方向アライメントをご参照ください。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、X 方向アライメント使用・不使用の深度画像は以下のように異なります。

対象物 不使用 使用

x profile alignment object

x profile alignment off

x profile alignment on

8.9.2. Z 方向アライメント

パラメータ説明

プロファイルの Z 方向のズレを補正する

可視性

専門

設定範囲

Z 方向のアライメントを有効にする

  • オンにすると Z 方向のアライメント設定を適用する

  • オフにすると適用しない

調整説明

データを取得してから編集ボタンをクリックしてツールを開きます。詳細は Z 方向アライメントをご参照ください。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、Z 方向アライメント使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

対象物 不使用 使用

z profile alignment object

z profile alignment off

z profile alignment on

8.10. 死角フィルターを有効にする

対象物表面から反射されるレーザー光は遮られ、死角が出てきます。

プリント基板(PCB)など、表面に密集した凸凹がある対象物を処理する場合には、多重反射が発生する可能性があります。多重反射により、死角付近に間違ったデータが発生する恐れがあります。死角フィルター機能を使用することで間違ったデータを除去することができます。

パラメータ説明

後続の処理に影響が出ないように死角によって生じた間違ったデータを除去する

可視性

専門、グル

オプション

死角フィルターを有効にするボタン

  • オンにすると死角フィルター設定を適用する

  • オフにすると死角フィルター設定を適用しない

Y 軸解像度:スキャンデータの Y 軸解像度を表示する

フィルター強度:死角フィルターの強度を表示する

  • 低:強度が低い、処理速度が速い

  • 中:強度も処理速度も普通

  • 高:強度が高い、処理速度が遅くなる恐れがあります。

調整説明

データを取得してから編集ボタンをクリックしてツールを開きます。詳細死角フィルターをご参照ください。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、死角フィルターツール使用・不使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

対象物 不使用 使用

bga solder balls

blind spot filtering off

blind spot filtering medium

8.11. エッジ保持平滑化

パラメータ説明

点群表面のノイズおよび深度のばらつきを低減しながら、対象物のエッジディテールを最大限保持します。

可視性

初級、専門

オプション

エッジ保持平滑化を有効にする:

  • 有効にすると、エッジ保持平滑化設定を適用します。

  • 無効にすると、エッジ保持平滑化設定を適用しません。

平滑化強度:

  • 低、中、高

  • 初期値:中

調整説明

エッジ保持平滑化の強度を設定します。値を大きくすると、平滑化効果が強くなりますが、表面のディテールが失われる可能性があります。

他のパラメータを同じ値に設定した場合、平滑化の不使用、平滑化の使用、エッジ保持平滑化の使用、均一な平滑化処理の使用の場合に取得した点群は以下のように異なります。

平滑化の不使用 エッジ保持平滑化 均一な平滑化処理

edge preserving smoothing off

edge preserving smoothing on

compare with uniform smoothing on

均一平滑化は、すべての領域に同じ強度の平滑化処理を適用するため、対象物のエッジや形状ディテールが弱まる場合があります。エッジ保持平滑化は、表面ノイズを抑制しながらエッジ特徴を保持します。

9. データ出力設定

このグループのパラメータは、サンプリング方式やデータタイプ、画像強調などのデータ出力に関するパラメータを調整します。

9.1. サンプリング方式

パラメータ説明

データを出力する時のサンプリング方式を設定します。

可視性

初級、専門

オプション

  • 均等間隔(初期値)

  • 不均等間隔

調整説明

点が一定間隔のプロファイルデータを出力したい場合は、均等間隔を選択してください。元のサンプリング位置を保持したい場合は、不均等間隔を選択してください。

不均等間隔を選択すると深度画像を出力できません。

9.2. データの種類

パラメータ説明

出力データの種類を設定します。輝度画像または幅画像の出力を選択できるほか、出力しないことも選択できます。

可視性

初級、専門

オプション

  • 強度画像(初期値)

  • 幅画像

  • 出力しない

調整説明

実際のニーズに応じて出力するデータ種類を選択してください。

9.3. 画像強調

パラメータ説明

画像のコントラストを強化し、画像表示効果を改善します。このパラメータを有効にすると、画像強調効果が画像に適用されます。

可視性

初級、専門

オプション

画像強調を有効にする:

  • 有効にすると、画像強調効果を画像に適用します。

  • 無効にすると、画像に強調効果を適用しません。

調整説明

画像表示効果に要件がある場合は、このパラメータを有効にできます。有効化後、画像強調設定で強調パラメータを調整できます。

9.3.1. 画像強調の調整

画像強調を有効にすると、画像強調設定からグレースケールマッピング曲線と Gamma 補正値を調整できます。これにより、画像のコントラストと全体的な明暗を最適化できます。両者は単独で使用することも、同時に設定することも可能です。

以下の手順を実行してください。

  1. 画像強調の右にある編集をクリックすると、画像強調設定ウィンドウが開きます。

  2. グレースケールマッピング曲線を調整:変曲点をドラッグするか入力値と出力値を入力して、異なるグレースケールのマッピング関係を調整できます。

    コントラストの右リセットボタンをクリックして曲線の初期値に戻せます。
  3. Gamma 補正値の設定:Gamma 補正の値を調整し、画像全体の明暗を調整します。値が高いほど画像は暗くなり、値が低いほど画像は明るくなります。

  4. 期待する表示効果に調整した後、適用をクリックします。

10. I/O ポート設定

このグループのパラメータは、測定器 I/O ポートの入力・出力信号を設定します。

10.1. 設定可能 I/O 端子

入力または出力モードに設定可能な双方向ポートで、信号の方向に応じて対応する機能を選択します。

10.1.1. モード

パラメータ説明

設定可能 I/O の信号方向を設定します。

可視性

専門

オプション

  • 入力

  • 出力(初期値)

調整説明

  • 入力:外部デバイス(例:エンコーダー、PLC、センサーなど)から入力された信号を受信します。

  • 出力:外部デバイスに信号を出力します。

10.1.2. 機能

パラメータ説明

設定可能 I/O の機能を設定します。選択可能なオプションはモードの設定値によって異なります。

可視性

専門

オプション

モードを入力に設定したとき:

  • エンコーダー Z 相(初期値)

  • レーザー光の安全性

モードを出力に設定したとき:

  • 露出同期

調整説明

  • エンコーダー Z 相:設定可能 I/O をエンコーダー Z 相信号入力として使用します。エンコーダーの原点復帰などのシーンに使用されます。

  • レーザー光の安全性:外部入力信号によりレーザーのオン/オフを制御し、安全保護に使用します。

  • 露出同期:露出と同期した信号を出力し、外部デバイスが同期収集を実行するために使用します。

10.1.3. 極性反転

パラメータ説明

設定可能 I/O の信号方向を反転します。入力モードではトリガーエッジに影響し、出力モードでは出力レベルに影響します。

可視性

専門

オプション

極性反転を有効にする:

  • 有効にすると、信号ロジックが反転します。

  • 無効にすると、信号ロジックは元の設定を維持します。

調整説明

有効にすると、信号の極性が反転します。出力モードでは、ハイレベルとローレベルが入れ替わります。入力モードでは、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジが入れ替わります。

10.2. 出力 1 と出力 2

出力信号ポートの動作を設定します。これにはトリガイベントと信号極性が含まれます。

10.2.1. イベント

パラメータ説明

出力信号をトリガするイベントの種類を選択します。

可視性

専門

オプション

  • 露出同期(出力 1 初期値)

  • 収集準備完了

  • ライントリガー処理過負荷

  • フレームトリガー処理過負荷

  • カスタマ(出力 2 初期値)

10.2.2. 極性反転

パラメータ説明

有効にすると、出力信号のレベルロジックが反転し、ハイレベルはローレベルに、ローレベルはハイレベルになります。

可視性

専門

オプション

極性反転を有効にする:

  • 有効にすると、信号ロジックが反転します。

  • 無効にすると、信号ロジックは元の設定を維持します。

この情報は役に立ちましたか?

ご意見・ご要望がございましたら、以下よりお寄せください:

Mech-Mindは、お客様のプライバシーを重視しています

このサイトでは最高の体験を提供するために Cookie を使用しています。サイトの閲覧を続ける場合、Cookie の使用に同意したことになります。「拒否する」を選択すると、このサイトを訪れた際に追跡や記憶が行われないように単独の Cookie が使用されます。