インスタンスセグメンテーションモジュールと対象物検出モジュールの使い分け

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インスタンスセグメンテーションモジュールと対象物検出モジュールは、いずれも画像にある対象物を検出してそのカテゴリを判断することができますが、出力の形式と精度は異なります。ニーズに応じて選択してご利用ください。 対象物検出は、対象物の位置のカテゴリを認識し、対してインスタンスセグメンテーションはそれに加えて対象物の輪郭を抽出して鮮明なマスクを生成します。一般的な用途では以下のように使い分けてください。

形状・輪郭抽出の精度要求を確認する

形状がシンプル(長方形や円形、楕円形など)で精確な輪郭や把持点が要求されない場合に対象物検出モジュールを使用すればいいです。

対象物の形状が複雑、または後続の把持に精確な輪郭認識が必要な場合に、インスタンスセグメンテーションを使用してください。このモジュールでは、ピクセル単位の輪郭情報を出力して高精度な把持をサポートします。

対象物間の位置関係を確認する

密接や重なり合いがなければ(多少の遮断は構わない)、対象物検出を使用すればいいです。

密接や重なり合いが多い場合にインスタンスセグメンテーションを使用して対象物を分割して認識する必要があります。

対象物の縦横比を確認する

縦横比が小さい(正方形に近い)場合に対象物検出を使用してください。

細長い部品に対しては、特に整列して並べられた部品に対しては、精確に認識するためにインスタンスセグメンテーションを使用してください。

使い分けの例

  • 例1:磁気ハンドで形状がシンプルな対象物を把持するプロジェクトでは、対象物検出を使用します。

    simple shape
  • 例2:形状が複雑で重なり合いが多い部品を、二本指ハンドで把持するシーンでは、認識が難しくて高精度な把持点が必要なのでインスタンスセグメンテーションを使用してください。

    complicated shape
  • 例3:密接している細長い長方形部品に対しては、部品の輪郭を抽出するのは困難なのでインスタンスセグメンテーションを使用します。

    long work

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