データラベル付けルール
ラベル付けの品質はモデルの精度に多大な影響を与えます。現場のプロジェクトにおいて、ラベル付けの品質が悪いせいでモデルの精度が出ないケースが 90% 以上と見られます。したがって、モデルの精度が出ない場合、まずはラベル付けの品質をチェックします。本節では、異なるラベル付け方針及び標準的品質管理の要件を紹介します。
ラベル付けの方針を決める
-
上面の輪郭をマーク
-
適用対象物:平置きの段ボール箱、錠剤箱、長方形ワークなど、規則的な形のものに適します。
-
ラベル付けツール:長方形ツール、ポリゴンツール。
-
ラベル付け方法:対象物上面の矩形ボックスをラベル付けします。上面の輪郭に基づいて把持点を算出します。
-
-
完全な外輪郭をマーク
-
適用対象:袋物、様々な形の部品など。
-
ラベル付けツール:ポリゴンツール。
-
ラベル付け方法:対象物の完全な外輪郭をマークします。ほとんどの対象物に使用できます。
-
-
グルッパ―が必要、または特別な把持方法を使用する場合
-
ボトル
-
使用シーン:吸盤がボトルの首にぴったりと合うように把持します(高い精度が必要)。
-
ラベル付け方法:ボトルの首の輪郭だけをラベル付けます。
-
-
ローター
-
使用シーン:向きを識別して把持します。
-
ラベル付け方法:向きは真ん中の部分から判断するので、両端でなく、真ん中の部分だけにラベルを付けます。
-
-
金属部品
-
使用シーン:部品の中央位置を吸着するシーン。
-
ラベル付け方法:中央部分だけにラベルを付けます。
-
-