モデルの追加学習

モデルを使用して現場のニーズを満たさない場合、モデルの反復を行います。従来はデータセットを追加して再度トレーニングを行いますが、全体の正確度が落ちるほか、時間もかかります。「モデルの微調整」を使用して反復すると、全体の正確度を確保でき、時間の削減も可能です。

このステップは、「開発者モード」にのみ使用できます。

一般的なモデルの微調整

以下の方法で微調整します。

  1. モデルの認識効果がよくない画像を収集します。

  2. Mech-DLK でモデルの所属プロジェクトを開きます。

  3. 設定  オプション をクリックして「開発者モード」をチェックします。

  4. 認識の効果がよくない画像をトレーニングセットと検証セットに追加します。

  5. 追加された画像をラベル付けします。

  6. トレーニングパラメータパネルのトレーニングパラメータ設定  モデルの微調整微調整をチェックします。

  7. トレーニングパラメータパレットに、「学習率」の値を小さくします。「エポックの合計数」を 50~80 程度に設定します。

  8. 確認をクリックしてパラメータ設定を保存します。

  9. モデルをトレーニングしてエクスポートします。

ディープラーニングモデルの追加学習

ディープラーニングモデルは、Mech-Mind 独自開発した汎用モデルです。ディープラーニングモデルの詳細説明及び使用ガイドについては、ディープラーニングモデルの概要をお読みください。

以下の方法で微調整します。

  1. モデルの認識効果がよくない画像を収集します。

  2. Mech-DLK でプロジェクトを新規作成し、「インスタンスセグメンテーション」モジュールを追加します。

  3. 設定  オプション をクリックして「開発者モード」をチェックします。

  4. 認識の効果がよくない画像をトレーニングセットと検証セットに追加します。

  5. 追加された画像をラベル付けします。

  6. トレーニングパラメータパネルのトレーニングパラメータ設定  モデルの微調整微調整をチェックします。

  7. ディープラーニングモデル微調整をチェックしてからmodel iteration folderをクリックしてディープラーニングモデル(「.dlkmp」ファイル)を選択します。

  8. トレーニングパラメータパレットに、「学習率」の値を小さくします。「エポックの合計数」を 50~80 程度に設定します。

  9. モデルをトレーニングしてエクスポートします。

モジュール接続モデルの追加学習

モジュールパネルであるモジュールを選択して上記の操作で追加学習を行います。

前のモジュールのモデルが更新された場合、後のモジュールにデータを再度トレーニングしなければなりません。過検出や見逃しなどが発生した場合、該当するモジュールを追加学習させ、その後に配置されたモジュールに新規追加画像を使用して追加学習を行います。

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