Mech-Eye SDK 2.2.0 バージョンの更新説明
以下では、Mech-Eye SDK 2.2.0 バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。
新バージョンのハイライト
Mech-Eye SDK 2.2.0 は Mech-Eye 3D インラインプロファイル測定器の使用をサポートしており、以下の機能を追加しました。
インラインプロファイル測定器のパラメータ
インラインプロファイル測定器専用パラメータを調整することでデータの品質を向上させ、より多くの応用に対応することが可能です。
またパラメータパレットには以下のような容易に使える役立ちツールも追加しました。
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トリガー間隔計算機:エンコーダーによりスキャンをトリガーする場合、このツールでパラメータを調整するとスキャンデータの Y 軸解像度を X 軸と一致させることができます。
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HDR 露出設定:HDR 露出モードでの総計露出時間と各段階の露出時間の割合を調整します。
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マスク:マスクを作成して不要なデータを遮蔽することができます。
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傾き補正・高さ補正:かんたんにプロファイルの傾斜と高さの誤差を補正します。
測定ツール
測定ツールを使用してプロファイルの点-点距離、点-線距離、高さの差を測定できます。これによって対象物の形状の精度を検出できます。
外部デバイスとの通信(I/O)
インラインプロファイル測定器のコントローラーには、外部デバイスと通信するための入出力端子があります。外部デバイスによってデータ収集制御信号を提供することと外部デバイスにデータ収集状態の信号を出力することが可能です。
また、Mech-Eye SDK にはデータ収集制御信号ソースを選択するパラメータがあります。
コールバック関数を介してデータを取得する
Mech-Eye API にはコールバック関数を登録する方法があり、コールバック関数を介してインラインプロファイル測定器が収集したデータを取得することができます。
点群が同時に対象物表面特徴と深度変化を反映する
点群表示画面の左には色表現ドロップダウンメニューには Jet+強度を追加しました。Jet 色に対象物表面の強度情報を追加表示し、表面ディテール・深度のばらつきを把握できます。