Mech-Eye SDK 2.3.0 更新説明
以下では、Mech-Eye SDK 2.3.0 バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。
Mech-Eye Viewer
レーザーラインからプロファイルを抽出する位置を指定する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、プロファイルモードのプロファイル抽出クラスにエッジ選択パラメータが追加されます。このパラメータを使用すると、レーザーラインの上部エッジ、中心、下部エッジからプロファイルを抽出する位置を指定できます。より多くのシーンと対象物に適用できます。例えば、接着剤などの透明・半透明物体を扱うシーンでは上部エッジを使用します。
このクラスに最小シャープネスパラメータを追加します。迷光または多重反射によって生じた暗くてぼやけたレーザーラインを除去できます。
プロファイル抽出アルゴリズム能力向上により、手動で抽出点の強度範囲を設定する必要はなくなります。以前の抽出点の最低強度と抽出点の最高強度パラメータを削除します。ソフトウェアをアップグレードした後プロファイル抽出の効果に影響しません。 |
同じ X 値の点から保持する点を選択する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、プロファイルモードのプロファイル処理クラスにリサンプリングパラメータが追加されます。X 方向の同じ位置に Z 値が異なる点から、インラインプロファイル測定器にもっとも近い/遠い点を選択することができ、より多くのシーンと対象物に適用できます。例えば、必要となる特徴は対象物の底部(円柱形状容器の内底面など)にある場合、もっとも遠いを使用します。
リサンプリングエッジ保護パラメータを追加し、リサンプリングを実行する時の対象物エッジの保護程度を設定できます。
強度画像の輝度を調整する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、スキャンモードのスキャン設定クラスに輝度調整パラメータが追加され、強度画像の輝度を調整できます。
エンコーダー設定ツール
Mech-Eye Viewer 2.3.0 にはエンコーダー設定ツールを追加し、エンコーダーの値と動作方向を確認し、エンコーダー解像度を計算し、トリガー間隔パラメータの推奨値を取得することが可能です。
スキャンモードでは、ラインスキャントリガーソースパラメータをエンコーダーに設定してから、エンコーダー設定クラスの右の編集ボタンをクリックすればこのツールウィンドウが表示されます。
また、トリガー方向とトリガー信号カウントモード、トリガー間隔をエンコーダー設定クラスに移動しました。
IP アドレスによって接続・データ収集を制限する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、1 台の測定器にコンピュータを複数台接続することはできなくなり、外部干渉を回避します。同じコンピュータで以下のクライアントは同時に 1 台のインラインプロファイル測定器に接続できます:
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Mech-Eye Viewer
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Mech-Eye API プログラム
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Mech-Eye API を使用する第三者ビジョンソフトウェア
あるクライアントにより強度画像や深度画像、点群を収集する時、使用しているコンピュータでは別のクライアントを使用できません。データ収集時に干渉を回避できます。
スキャンモードでは 1 ラウンドのデータ収集が停止可能
Mech-Eye Viewer 2.3.0 バージョンでは、スキャンモードでボタンをクリックして 1 ラウンドのデータ収集を実行すると、停止したい場合に再度クリックすればいいです。プロファイル数で設定したライン数が完全に取得されるまで待つことなく、パラメータを調整したりすることができます。
仮想デバイスファイルを保存
Mech-Eye Viewer 2.3.0 バージョンでは、ファイルの仮想デバイスファイルを保存機能を使用すれば仮想デバイスファイルを保存できます。仮想デバイスは、データ収集を再現できます。
Mech-Eye Viewer は、インラインプロファイル測定器に保存された仮想デバイスファイルを読み込むことはできません。 ファイルは Mech-Eye API に使用できます。 |
Mech-Eye API
レーザーラインからプロファイルを抽出する位置を指定する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、エッジ選択パラメータが追加されます。このパラメータを使用すると、レーザーラインの上部エッジ、中心、下部エッジからプロファイルを抽出する位置を指定できます。より多くのシーンと対象物に適用できます。例えば、接着剤などの透明・半透明物体を扱うシーンでは TopEdge を使用します。
また、最小シャープネスパラメータも追加されます。迷光または多重反射によって生じた暗くてぼやけたレーザーラインを除去できます。
プロファイル抽出アルゴリズム能力向上により、手動で抽出点の強度範囲を設定する必要はなくなります。以前の抽出点の最低強度と抽出点の最高強度パラメータを削除しました。クライアント側のプログラムからこれらのパラメータに関するコードを削除してください。 |
X 方向にある点を選択する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、リサンプリングパラメータが追加されます。X 方向の同じ位置に Z 値が異なる点から、インラインプロファイル測定器にもっとも近い/遠い点を選択することができ、より多くのシーンと対象物に適用できます。例えば、必要となる特徴は対象物の底部(円柱形状容器の内底面など)にある場合、Farthest を使用します。
リサンプリングエッジ保護パラメータを追加し、リサンプリングを実行する時の対象物エッジの保護程度を設定できます。
強度画像の輝度を調整する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、輝度調整パラメータが追加され、強度画像の輝度を調整できます。
仮想デバイスファイルを保存・ロードする
Mech-Eye API 2.3.0 では、仮想デバイスファイルを保存・ロードすることが可能です。仮想デバイスは、データ収集を再現できます。
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以下のメソッドを使用してください:
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C++
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C#
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Python
ErrorStatus Profiler::saveVirtualDeviceFile(const ProfileBatch& data, const std::string& filePath);
ErrorStatus Profiler.SaveVirtualDeviceFile(ref ProfileBatch batch, string filePath);
Profiler.save_virtual_device_file(self, data, filePath)
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VirtualProfiler
とVirtualUserSet
クラスのメソッドを使用して仮想デバイスファイルをロードし、かつデータを確認することができます。サンプルプログラムは、インストールパスまたは GitHub から入手できます。 各言語の使用ガイドについては、サンプルプログラム使用ガイドをお読みください。
GenICam インターフェース
レーザーラインからプロファイルを抽出する位置を指定する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、エッジ選択パラメータが追加されます。このパラメータを使用すると、レーザーラインの上部エッジ、中心、下部エッジからプロファイルを抽出する位置を指定できます。より多くのシーンと対象物に適用できます。例えば、接着剤などの透明・半透明物体を扱うシーンでは TopEdge を使用します。
また、最小シャープネスパラメータも追加されます。迷光または多重反射によって生じた暗くてぼやけたレーザーラインを除去できます。
プロファイル抽出アルゴリズム能力向上により、手動で抽出点の強度範囲を設定する必要はなくなります。以前の抽出点の最低強度と抽出点の最高強度パラメータを削除しました。クライアント側のプログラムからこれらのパラメータに関するコードを削除してください。 |
強度画像の輝度を調整する
インラインプロファイル測定器ファームウェアを 2.3.0 バージョンにアップグレードすると、輝度調整パラメータが追加され、強度画像の輝度を調整できます。