深度画像のデータ損失

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事象

収集したデータに点群抜けが発生し、深度画像のデータ損失領域ツールでデータ損失領域を検出しました。

考えられる原因

  • 強い環境光や鏡面反射、不適切な露出設定による深度画像に露出オーバーが発生しました。

  • 暗い環境光や鏡面反射、不適切な露出設定による深度画像に露出アンダーが発生しました。

  • 鏡面反射や撮影角度、対象物の位置などによりその他のデータ損失が発生しました。

  • ROI と深度範囲のパラメータ設定により ROI 外または深度範囲外の領域のデータも取得しました。

解決法

「深度画像のデータ損失領域」ツールで検出したデータの損失領域に対して、以下の指示に従って解決してください。

露出オーバー領域

以下のように解決してください:

  1. 強い環境光に起因した点群抜けを参考して遮光装置を利用するか、以下のように 3D パラメータを調整します。

    1. 3D 露出時間の値を低くします。

    2. カメラのゲインの値を低くします。

    3. レーザー出力を低くする、プロジェクターの投光輝度を下げます。

    4. HDR 機能(カメラが対応可能な場合)を使用して時間が短い露出設定を追加します。

  2. 鏡面反射に起因した点群抜けを参考して調整します。

露出アンダー領域

カメラ投光範囲外にも露出アンダー領域が出てくるのは正常です。

以下のように解決してください:

  1. 環境光の輝度を上げます。

  2. 以下のように 3D パラメータを調整します。

    1. 3D 露出時間の値を高くします。

    2. カメラのゲインの値を高くします。

    3. レーザー出力を高くする、プロジェクターの投光輝度を上げます。

    4. HDR 機能(カメラが対応可能な場合)を使用して時間が長い露出設定を追加します。

    5. 縞コントラストしきい値を低くします(カメラが対応可能な場合)。

  3. カメラと対象物の配置位置を調整します。

  4. 鏡面反射に起因した点群抜けを参考して調整します。

その他のデータ損失領域

以下のように解決してください:

  1. 鏡面反射に起因した点群抜けを参考して調整します。

  2. 多重反射に起因した点群抜けを参考して調整します。

  3. カメラと対象物の配置位置を調整して多重反射を抑えます。

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