キャリブレーションボードの 2D 露出と 3D 露出を設定する

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本節では、ハンド・アイ・キャリブレーション及び内部パラメータチェックを実行する時に完全なキャリブレーションボードの 2D 画像と深度画像、点群を取得するために露出パラメータを設定する方法を紹介します。

以下の手順を実行します。

  1. お使いのカメラ型番に応じて 2D パラメータを調整します。

    型番 関連パラメータ

    DEEP と LSR S、LSR L、LSR XL

    2D 画像(深度ソース)露出モードTimed に設定する

    ほかの型番

    照明が安定している現場では露出モードTimed に設定する

    照明が安定しない現場では露出モードAuto に設定する

  2. データ収集エリアのsingle capをクリックしてデータを取得します。

  3. 2D 画像/2D 画像(深度ソース)を確認します。輝度が適切で、キャリブレーションボードの表面のディテールがはっきり見られるかを確認します。

    暗い画像 適切な明かるさ 明るい画像

    2d calibration underexposure

    2d calibration normal

    2d calibration overexposure

    キャリブレーションボードの 2D 画像/2D 画像(深度ソース)の品質を評価する時はピクセルのグレースケール値を参考できます。キャリブレーションボードのドットのグレースケール値が 180~220 の場合、画像の品質が良好と判断します。カラーカメラを使用する場合、第三者のツールで RGB 値をグレースケール値に変換できます。

    メニューバーのビューのクリックメニューで画像情報ボックスをチェックすればカーソルの位置のピクセルの RGB 値/グレースケール値を確認できます。

    • 画像が明るすぎた場合、暗い場合は手順 4 に進みます。

    • 画像の明るさが適切な場合、手順 5 に進みます。

  4. 下表の内容に従って 2D パラメータクラスのパラメータを調整して手順 2 と手順 3 を繰り返します。

    画像の輝度 露出モード 調整の手順

    明るすぎる

    Timed

    Auto

    最小グレースケール値を低くする

    暗すぎる

    Timed

    Auto

    最小グレースケール値を高くする

  5. 深度画像と点群を確認します。キャリブレーションボードの深度画像と点群が完全かを確認します。以下はキャリブレーションボードの点群を例として示します。

    完全な点群 不完全な点群 不完全な点群

    3d calibration normal

    3d calibration underexposure

    3d calibration overexposure

    画像の黒い部分は点群抜けです。

    • 深度画像と点群が完全な場合、パラメータ設定はこれで終わります。

    • 深度画像または点群にデータの損失が発生した場合、3D 露出設定を調整してください。

      キャリブレーションボードのデータを収集する時、露出回数を「1」に設定すれば完全な深度データが取得できます。

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