カメラ取扱説明書
安全上の注意
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使用環境上の注意
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設置上の注意
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使用上の注意
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アダプター/DIN レール電源使用上の注意
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レーザー光を安全に使うための注意
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認証
本製品は以下の標準と試験要求を満たしております。 認定ステータスは更新される場合がありますのでご注意ください。 さらに詳しい情報が必要な場合は、最寄りの営業担当者にご相談ください。
以下の標準と試験要求を満たしております。
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ヨーロッパにおける電磁両立性に関する規格
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アメリカ ANSI C63.4、47 CFR PART 15B、UL 61010-1
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カナダ ICES-003
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日本技術基準 VCCI-CISPR 32:2016
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韓国 KS C 9832 と KS C 9835 規格
CE

適合宣言の全文は、以下の URL にアクセスできます。 https://downloads.mech-mind.com/?tab=tab-eu-dec
ヨーロッパにおける電磁両立性に関する規格
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EN 55032:2015+A11:2020+A1:2020
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EN IEC 61000-3-2:2019+A1:2021
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EN 61000-3-3:2013+A1:2019+A2:2021
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EN 55035: 2017+A11: 2020

このマークが付いた製品は、電気電子機器廃棄物であり(WEEE 指令 2012/19/EU に基づく)、未分別の家庭ごみに混ぜてはなりません。 人の健康と環境を保護するために、政府または地方自治体によって指定された電気電子機器廃棄物リサイクルステーションに渡してください。 正しい処分とリサイクルは、環境と人間の健康に対する悪影響を未然に防止することに役立ちます。 リサイクルステーションの場所および利用規約の詳細については、地方自治体にお問い合わせください。
FCC

注記: この機器は試験されており、FCC 規則の Part 15 に従うクラス A のデジタルデバイスの制限に準拠していることが判明しました。 これらの制限は、居住用の設備または商業環境での使用時に有害な干渉から適切に保護するように設計されています。 この機器は、無線周波エネルギーを生成、使用、放射する可能性があり、指示に従って設置および使用しない場合、無線通信に有害な干渉を引き起こす可能性があります。 住宅地でこの機器を操作すると、有害な干渉が発生する可能性があります。その場合、ユーザーは自己の費用で干渉を修正する必要があります。
この機器は FCC 規則の Part 15に準拠しています。 操作は以下の 2つの条件に従う必要があります: (1) この機器が干渉を発生することはありません、そして (2) この機器は、望ましくない動作を引き起こす可能性のある干渉を含め、すべての干渉を受け入れる必要があります。
同梱品一覧
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M4 × 8 六角穴付ボルト、8 本 |
M5 × 8 六角穴付ボルト、8 本 |
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M8 × 20 六角穴付ボルト、2 本 |
M8 × 20 T型ボルト、2 本 |
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M8 ナット、2 個 |
M8 フランジナット、2 個 |
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M8 ガスケット、2 枚 |
Ø6 × 10 位置決めピン、4 本 |
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ケーブル固定部、1 個 |
結束バンド、50 本 |
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六角レンチ、3 本 |
キャリブレーションボード(UHP-140 の場合) |
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オプションアクセサリー
DIN レール電源 |
キャリブレーションボード(UHP-140 を除く) |
DIN レール電源、キャリブレーションボードの技術仕様を確認するには、DIN レール電源とキャリブレーションボードをお読みください。 |
各部名称と機能
DEEP、LSR S、LSR L、LSR XL、PRO S、PRO M、UHP-140

番号 |
名称 |
機能 |
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① |
DC 24V 電源ポート |
1: GND |
3: 24V DC |
2: GND |
4: 24V DC |
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② |
ETH ポート |
1: MD3_P |
5: MD1_P |
2: MD2_N |
6: MD0_N |
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3: MD2_P |
7: MD3_N |
||
4: MD0_P |
8: MD1_N |
||
③ |
PWR 表示灯 |
消灯:電源に接続されていない |
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緑色常時点灯:電圧正常 |
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黄色常時点灯:電圧は 16V 以下または 28V 以上 |
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赤色常時点灯:電圧は 12V 以下 |
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④ |
LINK 表示灯 |
消灯:ネットワークに接続されていない |
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緑色常時点灯/点滅:ネットワーク接続済み |
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⑤ |
SYS 表示灯 |
消灯:未起動 |
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緑色常時点灯:起動中 |
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緑色点滅:正常に作動している |
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黄色点滅:電圧不安定/温度異常 |
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赤色点滅:重大なエラー |
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⑥ |
SCAN 表示灯 |
緑色常時点灯:データ収集・処理している |
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消灯:データ収集・処理していない |
取り付け
以下の方法でカメラを取り付けます。
取り付け方式 | 要件 |
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ロボットフランジに取り付ける ![]() |
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カメラスタンドに取り付けて固定する ![]() |
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スライドレールに取り付ける ![]() |
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取付方式を選択してから以下の内容に従ってブラケットまたはネジ穴でカメラを取付平面に固定します。
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カメラブラケットを使用して取り付ける
ブラケットを使用すれば以下の平面に取り付け可能です。
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欧州規格の T スロットアルミニウムプロファイル
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取付穴が開いた平面
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欧州規格の T スロットアルミニウムプロファイルに取り付け
下図のように、M8 ガスケット 2 枚と M8 × 20 T 字型ボルト 2 本を置いてからレンチで 2つのフランジナットを締めます。12~13N·m の締め付けトルクを推奨します。
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DEEP と LSR S、LSR L、LSR XL、PRO S、PRO M、UHP-140:
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NANO:
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NANO ULTRA:
カメラ背面のねじ穴に取り付け
LSR S と NANO ULTRA をこの方法で取り付ける場合、カメラの裏を金属放熱プレートにしっかりと取り付けてください。 |
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六角レンチでカメラブラケットを取り外します。 LSR S と NANO ULTRA は、放熱プレートも取り外してください。
-
下図のように、六角穴付ボルトを取付穴に差し込み、六角レンチで順番に仮締めしてからネジを締めます。
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NANO ULTRA:M4 × 8 六角穴付ボルト(1.4~1.6N·m の締め付けトルクを推奨)
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その他の型番:M5 × 8 六角穴付ボルト(2.2~2.5N·m の締め付けトルクを推奨)
型番によって使用するボルトの数は異なります。
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DEEP と LSR S、LSR L、LSR XL、PRO S、PRO M、UHP-140:
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NANO:
-
NANO ULTRA:
接続

LAN ケーブルと DC 電源コード
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LAN ケーブル:LAN ケーブルの航空コネクタプラグをカメラの ETH ポートに挿入し、RJ45 コネクタを IPC のネットワークポートに差し込みます。
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DC 電源コード:下図に示すように、DC 電源コードの航空コネクタプラグをカメラの DC 24V 電源ポートに差し込みます。
LAN ケーブルと DC 電源コードを接続する:
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航空コネクタの突起を対応する穴に挿入します。
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ナットをしっかりと増し締めしてください。0.7N·m の締め付けトルクを推奨します。ナットを締めた後、約 2mm の隙間があります。
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DIN レール電源
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マイナスドライバーを使用して、DIN レール電源ポートのネジを緩めます。
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DC 電源コードの接続:2 本の +V ケーブルをそれぞれレール電源の +V 端子に接続し、2 本の ‐V ケーブルをそれぞれレール電源の ‐V 端子に接続し、1 本の PE ケーブルを接地端子に接続します(
)。
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AC 電源コードの接続:活線をレール電源の L 入力端子に、中性線を N 入力端子に、アース線を接地端子(
)に接続します。
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マイナスドライバーを使用して、端子のネジを締め付けます。
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ケーブルの型番選択と昇圧、DIN レール電源使用に関する注意事項は、カメラの付属品をお読みください。 |
使用
ウォームアップ
本製品によって収集されるデータの精度が技術仕様の公称値に達することを保証するために、ご使用前に本製品を使用して連続キャプチャすることでウォームアップしてください。
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推奨ウォームアップ時間:UHP-140 と LSR Sは 60 分、その他の型番は 30 分。
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推奨データ収集間隔については、実際に使用する時の収集間隔でウォームアップしてください。実際に使用する時の収集間隔が一定でない場合は、平均的な収集間隔でウォームアップすることをお勧めします。例えば、6~10 秒に一回収集する場合、ウォームアップは 8 秒に一回収集してください。
Mech-Eye SDK のダウンロード・インストール
本製品はソフトウェア Mech-Eye SDK によって制御されます。Mech-Mind ダウンロードセンターにアクセスして最新版の Mech-Eye SDK をダウンロード・インストールしてください。
Mech-Eye SDK の使用
Mech-Eye SDK を使用して本製品を接続・制御し、画像と点群データを取得することが可能です。 初めてご使用になる前に、製品の精度を確認するため Mech-Eye SDK を使用して内部パラメータをチェックすることを推奨します。
初めて Mech-Eye SDK に本製品を接続する時、場合によってはファームウェアをアップグレードする必要があります。 |
メンテナンス
定期点検
カメラは精密機器なので正常に動作するよう以下のように定期点検を行ってください。
外観検査
検査対象 | 対応策 | 推奨点検頻度 |
---|---|---|
外観の磨耗、傷、変形 |
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1日1回 |
レンズガラスに水滴や曇り |
テクニカルサポートに連絡して、Mech-Mind 返送修理を依頼してください。 |
ケーブル検査
検査対象 | 対応策 | 推奨点検頻度 |
---|---|---|
ケーブルとデバイスがしっかり接続されているか |
接続をしっかりにする |
1日1回 |
ケーブルが曲がったり、ねじれたりしているか |
配線を調整する。曲げ半径は、ケーブルの外径の 8 倍(8D)以上にしてください |
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老朽化、傷、磨耗 |
Mech-Mind に連絡してケーブルを交換する |
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ケーブルの焦げ臭さ |
Mech-Mind に連絡してケーブルを交換し、また焦げ臭い部分と発生原因を特定して再発生を防止する |
カメラブラケット検査
検査対象 | 対応策 | 推奨点検頻度 |
---|---|---|
カメラブラケットの揺れ、ネジの緩み |
ネジを締める |
2週間に1回 |
ブラケット変形 |
衝突が発生したかを確認するために、Mech-Eye SDKを使用して内部パラメータを検査する。内部パラメータが変化した時、カメラ使用を停止して Mech-Mind にご連絡ください |
カメラの内部パラメータ検査
検査対象 | 対応策 | 推奨点検頻度 |
---|---|---|
内部パラメータを修正します。補正しても内部パラメータの誤差が大きい場合に、Mech-Mind にご連絡ください |
六ヶ月に1回 |
清掃
本製品を清掃する前に、電源を切ってください。柔らかくてきれいな布でほこりを拭いてください。カバーガラスの汚れを落とすには、傷をつけないようにレンズクリーナー液またはガラスクリーナーを染みこませた糸くずの出ない柔らかい布で優しく拭き取ります。毎日一回清掃することを推奨します。
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保管
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LSR S:IP67 の保護等級です。粉じんや水の進入を防止できます。長時間水に浸したりしないでください。使用しない時は、室内の乾燥した風通しの良い場所に保管してください。保管温度:-20~60℃。
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LSR S 以外の型番:IP65 の保護等級です。粉じんや水の進入を防止できます。長時間水に浸したり、高温になる場所や屋外に放置したりしないでください。使用しない時は、室内の乾燥した風通しの良い場所に保管してください。保管温度:-20~60℃。
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トラブルシューティング
よく発せする故障とトラブルシューティング方法は、トラブルシューティングをお読みください。
免責事項
安全性、EMC 放射およびイミュニティ規格への準拠を確保するために、Mech-Mind が提供する電源およびケーブルを使用することをお勧めします。第三者の電源とケーブルの使用により生じた問題に対して、Mech-Mind は一切責任を負いません。
商標と法的声明
Mech-Mind、などの Mech-Mind の商標、ロゴは、Mech-Mind 株式会社又は関連会社、関係会社の登録商標と商標であり、法律によって保護され、商標権を侵害した者に対して法的責任を追及します。
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Mech-Mind の商標権を侵害した者に対し、Mech-Mind は法律に従って責任を追及します。
Mech-Mind はこの取扱説明書に対して一切の権利を有します。著作権に関する法律の規定によって、Mech-Mind による許可なしに、いかなる個人や組織はこの取扱説明書の一部若しくは全ての内容を複製、修正、発行することはできません。本製品を購入しかつ使用しているユーザーは、個人又は組織内部で使用するために対応する取扱説明書をダウンロード、プリントアウトすることができます。Mech-Mind の書面による同意なしに、この取扱説明書の内容を別の用途に使用することはできません。また、いかなる団体または個人も、この取扱説明書の内容の一部または全部を転載してはなりません。