耐火レンガの寸法測定

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ソリューションの概要

耐火レンガの加工精度を確保するためにその寸法を測定します。耐火レンガの寸法精度は、組み立ての密閉性、耐熱衝撃性、使用寿命に極めて重要です。寸法精度が低いと、レンガ同士の隙間が大きすぎたり小さすぎたりする恐れがあり、デバイス全体の耐熱性と耐摩耗性に影響します。そのため、製造工程ではロット品に対して厳格な寸法測定と品質確認を行わなければなりません。

測定項目

  • 耐火レンガ上面頂点の高さ

    レンガ上面の各頂点の高さを正確に測定することで上面の平面度を評価できます。測定した高さが許容範囲内にない場合組立時に接触が不均一になり、全体の安定性に影響します。

  • レンガ上面の辺長

    耐火レンガ上面の辺長を測定してレンガの寸法精度を確認することができます。寸法の誤差は、マッチングできない、隙間が過度に広いなど、組立時の問題を引き起こす可能性があります。

refractory bricks

本ソリューションが解決可能な課題

本ソリューションは、以下のような従来の検査課題を解決できます。

  • データ取得が難しい:測定中に大量の点群データが生成され、効率的なアルゴリズムを用いて不要なデータを除外し、かつ必要な幾何学的特徴を抽出します。

  • 高い測定精度が必要:耐火レンガ寸法は、わずかな誤差でも組立と耐熱性能に影響するため高精度な測定が要求されます。

  • 生産性低下:大量生産においては測定・検査効率が重要であり、高精度と高速を両立しなければなりません。

主要な技術仕様

主要な技術仕様は以下の通りです。

  • 繰り返し精度:50μm 以下。

  • タクト:2s 以内の測定時間。

主要な技術仕様はシーンによって異なります。

ソリューションの設計

現場のニーズに応じ、Mech-Eye 3D インラインプロファイル測定器のセンサーヘッドを耐火レンガの上方に固定します。センサーヘッドがレンガの上面に向くようにして、かつレンガ全体をスキャンできるようにヘッドの角度を調整します。

ソフトウェア・ハードウェア要件

  • Mech-Eye 3Dインラインプロファイル測定器 + Mech-Eye Viewer ソフトウェア

    迅速に対象物の表面をスキャンし、深度データと強度データを含むデータを生成します。

  • Mech-MSR ソフトウェア

    表面データを取得・処理し、レンガの高さと辺長を計算します。

設定手順

ソリューションを実装する前に、まず Mech-MSR のソリューションライブラリから耐火レンガの寸法測定ソリューションを取得します。ソリューションライブラリに関する操作をクリックしてこのソリューションの取得方法をお読みください。

以下のように本ソリューションを構築します。

operation workflow
  1. データ取得

    ソフトウェア・ハードウェアを設置し、画像データを取得して確認します。

  2. データ処理

    傾斜しているレンガを水平にし、上面の 4つの頂点を取得します。

  3. 測定

    レンガ上面の頂点の高さと辺長を計算します。

  4. 結果取得

    頂点の高さと辺長の合格範囲を設定して測定・検査の結果を取得します。


続いて、ソリューションを使用してみましょう。

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