コネクタピンの高さ測定

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ソリューションの概要

このソリューションは、コネクタピンの高さを精確に測定・検査し、回路基板またはコネクタへの取付・加工の精度を確保する精密製造向けのソリューションになります。コネクタピンの高さを正確に測定することにより、回路基板またはコネクタ内で正常に機能できることが保障されます。

検出項目

  • コネクタピンの高さ

    コネクタピンの高さとは、コネクタピンの先端から基準面(プリント基板など)までの距離です。コネクタピンの高さを精確に測定することで、コネクタピンが仕様に合致しているかを判断することができ、電気性能および部品接合の安定性が保障されます。

connector pins

本ソリューションが解決可能な課題

このソリューションは、以下の課題を解決できます。

  • データ取得が難しい:ピンの先端面積が非常に小さいため、従来の製品では高品質な点群データを取得できません。

  • 測定精度の要求が高い:高精度の測定が要求され、安定性と精確さを確保するためデータを前処理しなければなりません。

  • ソリューション設計:ピンが深く奥まっている箇所にあるため、撮影する時カメラの視界が周囲の構造に遮られ、画像鮮明度に影響を及ぼします。

主要な技術仕様

主要な技術仕様は以下の通りです。

  • 繰り返し精度:30μm 以下

  • タクトタイム:2秒以内で測定完了

主要な技術仕様はシーンによって異なります。場面において調整する必要があります。

ソリューションの設計

現場のニーズによって、Mech-Eye 3D インラインプロファイル測定器のセンサーヘッドをピンの上方に固定します。センサーヘッドがピンの先端に向くようにして、ワークスペースの制限によってヘッドの角度を調整し、ピン全体がスキャンエリアに入っているようにします。

ソフトウェア・ハードウェア要件

  • Mech-Eye3Dインラインプロファイル測定器 + Mech-Eye Viewerソフトウェア

    迅速に対象物の表面をスキャンし、深度データと強度データを含むサーフェイスデータを生成します。

  • Mech-MSRソフトウェア

    サーフェスデータを取得・処理し、ピンの高さを計算します。

設定手順

ソリューションを実装する前に、まず Mech-MSR のソリューションライブラリからコネクタピンの測定(高さ)ソリューションを取得します。ソリューションライブラリに関する操作をクリックして、このソリューションの取得方法をご覧ください。

本ソリューションの導入プロセスは以下の手順で実施します。

operation workflow
  1. データ取得

    ソフトウェア・ハードウェアを設置し、画像データを取得して確認します。

  2. データ処理

    サーフェイスデータを合わせてフィルタリングし、ピン先端のデータを取得します。

  3. 測定開始

    コネクタピン高さを測定する。

  4. 結果取得

    ピンの高さの合格範囲を設定し、測定・検査の結果を取得します。


続いては、当該ソリューションの実展開フェーズに移行します。

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